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結婚相談所でお見合い20回以上しても成婚するための3つの秘訣

森とうです。こんにちわ。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。

婚活中の方から次のような質問を頂くことがあります。

「お見合いを数多くしました。でも一向にこの人!と思える人と出会えない。会うほどにわからなくなってしまって、どうしたらいいかわからない…」

はいすぺお

婚活の世界では「たくさんの人と会いましょう」「出会う中で理想の人と出会えます!」
このような「お見合いは数」という声はとても多くあります。

一方、「数打てば当たる婚活は消耗する」という声もあります。

一体どちらを選択したらいいのでしょうか。

結論から申し上げると、「場慣れと比較を経験するために複数回お見合いは必要。でも数打つ必要はない」というのが私の見解です。

IBJ成婚白書データによると、成婚者お見合い回数の最頻値は男女ともに5回~9回

お見合い20回すれば結婚できる理由とは

「結婚相談所ではお見合い20回すれば結婚できる」と言われています。

ネットやSNSでは100人、200人と会ったという話もたくさんあります。
婚活の世界は飛躍した話題が注目を浴びやすいですが、あくまでも個人の体験談に過ぎないと考えます。
それよりも「成婚者の実績データ」が正確です。

成婚者像のお見合い回数(最頻値)は5回~9回と冒頭でお伝えしました。
平均値では「お見合い20回」前後であることがわかります。

お見合い回数(平均値)
年齢 男性 成婚しやすさ 女性 成婚しやすさ
25~29   9.8回
142.1% 11.3回 173.3%
30~34 15.2回 172.9% 13.9回 134.5%
35~39 18.2回 143.6% 15.4回 110.6%
40~44 22.7回 101.5% 15.9回   68.6%
45~49 24.2回   72.3% 14.1回
  50.0%

【データ参照元:IBJ成婚白書2019年度版】

お見合いを20回以上繰り返してしまう方にはお見合いそのものに強い思い込みや勘違いをしている傾向があります。
今回はその代表的な3つの要素をご紹介し、どうしたらこれからの婚活を進めて行けるかを考察します。

お見合いの勘違い①「たくさん行動する」

「お見合いを20回できる」方はモテることに間違いはありません。入会時だけでも100人、200人と申し込みがある方もいます。

その中から「手あたり次第に会う」となると、20名は簡単に突破します。

そして「合えば会うほどわからなくなる」という状況に陥ります。

この状態はある経済の法則に当てはまります。

気になるデータ
「限界 効用 低減(げんかい こうよう ていげん)の法則」
人は「良い」と感じるものを繰り返し追加されるにつれるにつれ、最初に感じた満足度が減っていくという経済的現象

何回もお見合いをしてきた人が「最初に出会った頃の人が良かった」と言う時は、この現象が当てはまります。

選択の決め手は自分自身によるところが大きく、解決策は自分で自分の基準を研ぎ澄ますしかないのです。

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お見合いの勘違い②「運命的な出会いがある」

「6カ月程度で成婚退会」ということを聞くと、「たまたま運命の人と出会ったのだろう」という言う方がいます。

「たまたま」出会える方が「成婚者最頻値」になるほど存在するでしょうか。

運命の出会いを求めて、お見合いの数を重ねるほど、限界効用逓減の法則は効き、その「出会い」にすら気づけない方が多いのではないでしょうか。

成婚者の方達はお見合いでは「何となくいい人だった」程度から交際を始め、紆余曲折しながら成婚へコマを進めています。

交際3カ月ルールという期限の制約も効果を発揮します。

この期間の中で、問題を先送りすることはできません。
そして、それぞれの「結婚生活への想い」という「手持ちのカード」を互いに見せ合い、カードが揃えば、次のカードを出す…というプロセスを繰り返す中で「この人とだったら結婚生活を進めて行ける」と結婚の意志を固めていきます。

ビビビ婚(…ちょっと古いですが)では何のカードも見せ合うことなく、いきなり結婚生活に入るようなものです。
成婚退会後に破局しないために「真剣交際中に確認しておきたい」5つのこと

お見合いの勘違い③「恋愛と結婚は別」

結婚相談所で「相手が好きになれない」と交際に悩む方がいます。

好きになれない要因は様々です。
でも、「恋愛結婚がじゃないとダメ」または「恋愛と結婚は別だから」いう思い込みに強く影響されている方も多いです。

興味深い研究をご紹介します。

気になるデータ
調査「取り決め婚と恋愛結婚のどちらが幸せか」
対象者:結婚期間1年~20年の夫婦50組
(内訳:恋愛結婚 25組/取り決め婚*25組)
調査元:インド ラージャスターン大学

結婚形態 結婚期間
1年以内 10年経過
恋愛結婚 70点 40点(▼30点)
取り決め結婚 58点 68点 (△10点)

*取り決め婚とは…親同士が勝手に結婚相手を決める結婚形態。当人の選択権はない。
出典元:選択の科学:シーナ・アイエンガー著 

このデータが「恋愛結婚よりも取り決め結婚(≒お見合い結婚)のほうがいい」と示しているわけではありません。

著者は次のように結論付けています。

結局のところ結婚という制度は親や文化といった社会背景が強く影響を及ぼしている 
どちらの方が幸せになれるとは一概に言えない

結婚は相手への恋愛感情だけではまとまらない深遠なもの
究極の幸せは、選択を行うことではなく、義務を果たすことで得られる

夫としての義務。妻としての義務。父としての義務。母としての義務。

義務というと堅苦しい言葉に聞こえます。
でも結婚は自分一人のためではなく、みんなの幸せのために愛情を尽くすこと、ということを伝えたいのではないでしょうか。

「お見合い結婚だから条件」「結婚相談所でも恋愛感情がないと」という自己都合が強くなるほど、「相手に愛情を尽くす」感覚は見えにくくなり、相手との気持ちもすれ違うことになります。

お見合いの勘違いから脱却するには

会っていくうちに自然と自分に合う人がわかる」という言葉もありますが、私は別の考えがあります。

このセリフは「経験を重ねるほど良い結果になる」という風に聞こえますが、結局、「過去の誰かと比較して」という条件があり、そこには常にネガティブチェックが付きまとうのです。

お見合いを繰り返している人は「相手に自分を満たしてもらいたい」と期待する方が多いように感じます。

でも人生を満たすのは自分自身でしかないです。

ではどうしたらいいいのか。
なぜお見合いを繰り返してしまったのかという過去を悔やむのではなく、未来の自分について掘り下げることです。

  • 自分はどのような人生を過ごしていきたいのか
  • そのためには結婚生活はどのように過ごしたいのか
  • そのためには自分はどうしたらいいのか
…自分の思いを自分で掘り起こすこと。自分を見つめることが何より重要です。

相手探しよりもまずは自分探し。

「なぜ」という言葉を自分に問いかけてみて下さい。
すると自分のこれまでの思いが「思い入れ」ではなく「思い込み」だったかもしれません。

「これまでがんばってきたんだからこだわってやり続ける」も美徳ではありません。

勘違いだったら訂正して再出発。
婚活こそ軌道修正しながら進む。それが成功の秘訣だと思います。