こんにちは。森とうです。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。
結婚相談所に入れば、きっと結婚できる
…そう信じて婚活を始められる方は少なくありません。
けれど実際には、
「お見合いもして、仮交際にも進んでいるのに、なぜか前に進まない」と悩まれる方が、わたしの「婚活リカバリー相談」にもよくいらっしゃいます。
多くの方がその原因を「自分の努力不足」だと考えてしまいます。
でも、よくお話を伺うと、実は「相談所選び」の段階で、すでに方向性にズレが生じていたケースは少なくないのです。
相談所選びが「婚活の8割を左右」する理由
結婚相談所は、同じ結婚相談所団体に加盟していても、サポート方針や体制は驚くほど違います。
「たくさん申込みをすればチャンスが広がる」と考える相談所もあれば、「一人ひとりを丁寧に見て、少人数でしっかり伴走する」ことを重視する相談所もあります。
残念ながら、婚活は、ただプロフィールを登録すれば進むものではありません。
仲人の姿勢や経験によって、活動の方向性や質は大きく変わります。
だからこそ、「どんな相談所を選ぶか」で、その後の成果の8割が決まってしまうのです。
想定外のズレが起きると、どうなるか
- もっと相談にのってくれるのだと思っていた
- 入会時以来、担当者と会っていない
- 返ってくるのは、テンプレ的なアドバイスばかり
こうした想定外の「ズレ」は、活動が進むほど大きなストレスになり、モチベーションや自己肯定感を削ってしまいます。
しかし、頑張っているのにうまくいかないのではなく、「環境が合っていなかっただけ」ということもあるのです。
いい相談所を見極める3つの視点
- 担当者の経験と姿勢
実績や人数ではなく、「どう向き合ってくれるか」を見てみましょう。 - 活動中のサポート体制
定期的な振り返りや、気軽に相談できる体制があるか。 - 言いにくいことも伝えてくれるか
「頑張りましょう!」だけで終わらず、必要な指摘をきちんと伝えてくれるかどうか。
婚活は、前向きさや熱意と同時に、冷静な視点も必要です。
だからこそ、「伴走してくれる相談所かどうか」がとても大切なのです。
わたし自身の経験から
わたし自身、かつて8年ほど夫の海外赴任に同行し、その間は専業主婦として過ごしました。
帰国後、大手結婚相談所のカウンセラーとして現場に立ち、多くの婚活者の悩みや迷いに触れました。
その中で強く感じたのは、「結婚は条件だけで決まるものではない」ということ。
人はそれぞれ、それまで生きてきた背景やさまざまな感情を抱えながら、結婚という大きな決断に向かっています。
だからこそ、婚活には「誰かと一緒に考え、立ち止まり、また進むというプロセスがもっと必要だと思い、2016年に独立して現在に至ります。
わたしが大切にしているのは、プロフィールの条件や数値を超えて、その人に合った婚活の形を一緒につくることです。

婚活は「婚活だけ」「交際だけ」「相手だけ」を考えても、うまくいかないのです
結婚相手を選ぶのと同じくらい大事な「相談所選び」
「良い相談所」とは、必ずしも派手な実績や豪華な演出がある場所ではありません。
- 目の前の婚活者をしっかり見てくれる
- 必要なときに立ち止まらせてくれる
- 言いにくいことも、きちんと伝えてくれる
そうした相談所に出会えれば、婚活はもっと納得感のあるものになります。
逆にそこからズレてしまうと、「自分がダメなのでは」と、無用な自己否定に陥ってしまうこともあります。
だからこそ、相談所選びは結婚相手選びと同じくらい大切なのです。
ここまで読んでくださったあなたへ
すでにあなたは、婚活を始めるための基本的な視点をしっかり押さえています。
あとは、実際に一歩を踏み出すだけです。
婚活を始める前に、次の3つを自分に問いかけてみてください。
- 結婚したい理由を、自分の言葉で言えますか?
- 相談所選びの軸を、2つ以上挙げられますか?
- 婚活に「いつから動くか」という期限を決めていますか?
一つでも「まだはっきりしていない」と感じた方は、一度整理する機会を持つことが大切です。
ご希望の方へ
▶ 婚活をこれから始めたい方🔰には
▶ すでに活動中で行き詰まりを感じている方には
婚活は、知識を読むだけでは進みません。
でも、それは「努力が足りない」からではなく、ただ一歩を踏み出していないだけかもしれません。
今日、その一歩を一緒に考えてみませんか。
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婚活スタートガイドシリーズ
- 第1回:結婚相談所と婚活アプリの違い
- 第2回:向いている人・向かない人
- 第3回:怖い・不安に感じる理由とその解説
- 第4回:結婚相談所が2回目にならないために
- 第5回:婚活アプリから相談所へ切り替えて成功する人
- 第6回:いまここ👈