森とう(@MoritoYuko)です。
こんにちは。千葉県(柏市)で結婚相談所を経営しています。
仮交際中の婚活男性から次のような質問を大変多く受けます。

仮交際が思うように進みません。
女性の気持ちがわからないです…



結婚相談所だから女性の方が積極的なのかと思っていました。
でも、思いのほか受け身で、交際が進まないです…



いつ頃、結婚観など具体的な話をしていいのでしょうか…
実は仮交際から真剣交際に進むのは確率15%という狭き門。
なぜ仮交際の多くがダメになってしまうのでしょうか。



主な理由は男女の気持ちの高まりのミスマッチ。
一方の女性は一歩一歩「階段を上がるように」ゆっくり自分の気持ちを高めていく傾向があります。
男性が仮交際を上手に進めるコツは女性の「心配な気持ち」に丁寧に寄り添うペーシングが大切です。
- 男性はお見合い直後に「わ!かわいい!」という感情曲線のピークが起こります。


ファーストコールも初デートも「腹八分目」から
ファーストコールも初デートも、女性が疲れない程度の腹八分目な短時間が大切です。



女性はまだ「お見合いで会っただけの男性」に不安や警戒心は大きくあります。
ファーストコールから「交際成立がうれしくて、つい長話してしまった」や、初デートから「一日がかりで僕は頑張りましたよ!」は、男性の独りよがりが大変多いです。
この時期は交際進展への嬉しさはまず抑えて、「長居は無用」くらいがお勧めです。


1回で長時間より短時間を複数回
むしろ増やしてほしいのはお会いする回数。
会う頻度が上がることで女性の警戒心が徐々に和らぎます。
プロフィール以上の個人情報や話題も増えてくることでしょう。



初デートまもなくから男性から「敬語やめていい?」や「名前で呼び合おうよ」という提案は「馴れ馴れしい」と嫌がられるケースが多いです。
仮交際デート3日目を超えられると、女性の気持ちにも余裕が生まれ、単なる興味から好意に変わるとされます。
会う頻度を増やせれば、先のグラフのように加点ポイントも増えていく構図になります。
一方、「回数会う」という結果だけを急ぎ、急き立てるように会おうとすると、これも逆効果。
仮交際は「週1出会う」でも充分。あくまでお相手を想う気持ちは大切です。


仮交際4,5回の頃にゆっくり結婚観などの確認
何度もデートをして、1か月~2カ月するとコミニケーションも深まり、真剣交際が視野に入ります。
この時期に女性に「結婚を前提にした、少し踏み込んだ話」をすることが大切です。
- 働き方のスタイル:正社員継続か、パートか、専業主婦か
- 具体的に住みたい場所:こだわらないのか、女性の親の実家近くか
- 子ども:人数は何人か、こどもの教育方針は?
- ローン:奨学金、車などのローンがあるのか
- 家族事情:家庭内に介護の人がいるか、親が宗教を信仰しているのか
- 病気:言われていない持病はないか
全部を初デートまもなくに聞いてしまうと、女性は気持ちが追いつかないために、単純に嫌われます。
一方、「真剣交際に入ってから」では、知らされた事実によっては交際終了になるケースもあります。



仮交際中に「確認すべきことを聞く」。
これはお互いの本気度を確認することになります。


まとめ
男性はお見合い直後から徐々に感情が落ち着いてくる傾向がありますが、成婚までたどり着く男性は女性のペースに辛抱強く合わせる方達が多いです。
うまくいかない男性の多くは「結婚相談所で出会ったのだから、結婚までドンドン進むべき」と思う傾向が強く、察する能力が高い女性にはその思いが伝わり、フル前に交際終了を告げられています。
結婚相談所は「ただ異性とデートする」ための時間ではありません。
「一生のパートナー(結婚相手)を見極める時間」であり、互いに相手のペースにどれだけ合わせられるかを見極める
とても真剣な時間です。
この記事では「男性から女性への配慮」を中心に書きましたが、もちろん女性から男性への配慮も大切です。
相互に思いやりある交際を進めることで、感情曲線が一つに合い、真剣交際に進めるのではないでしょうか。