森とうです。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。
真剣交際が進むと、住む場所、お金、子ども、親紹介など、「結婚後の生活」の話が増えてきます。
ただ実際には、成婚退会後に、「こんなはずじゃなかった」となるケースもあります。
理由は、成婚退会後に人格が豹変したといった話ではなく、実際は「結婚前の話し合い不足」。
恋愛感情がある時期ほど、聞きづらい話を後回しにしやすいからです。
今回は、真剣交際中に確認しておきたい「お金」「子ども」「家族との距離感」について、婚活現場で実際に多いケースをもとに整理します。
最も聞きづらく、最も重要なのは「お金の話」
真剣交際では、「好き」という感情だけではなく、結婚後の生活についての話し合いも増えてきます。
その中でも、最も聞きづらく、そして後回しにされやすいのが「お金の話」です。
「奨学金の有無」「結婚式をする・しない」「ギャンブルをする・しない。」
こうした「ある・なし」は比較的話しやすいかもしれません。
ただ実際に結婚後のズレになりやすいのは、
「何にお金を使いたい人なのか」
「何を大事にしているのか」
という価値観の部分です。
本人は、「大したことではないから言わなかった」であっても、
相手にとっては、「事前に知っておきたかった」ということはあります。
離婚理由でも、お金に関する問題は常に上位です。
だからこそ、「聞きづらいから後回し」ではなく、真剣交際中に少しずつ話していくことが大切です。
いきなり切り出しにくい場合は、ファイナンシャルセミナーやライフプラン系の話題をきっかけにする方法もあります。
一度話し始めると、お互いに話しやすくなるケースも多いです。
金銭感覚の確認は「自己開示」から
お金の話は、聞き方次第で、相手を警戒させてしまうこともあります。
だからこそ、まずは「自分はどう考えているか」から話すこと。
そのうえで、相手の価値観を少しずつ聞いていく方が自然です。
また、一度に全部確認しようとすると、どうしても尋問になってしまいます。
結婚前に確認したいのは、正解ではなく、「どんな考え方をする人なのか」です。
例えば、こんな話題があります。
- 生活の中で一番お金をかけたいもの
- 逆に節約したいもの
- 最近、「高いなぁ」と感じた買い物
- 貯金の考え方
- ローンや借入への感覚
- 親族・友人から借金を頼まれた時の考え方
- 仕送りの有無
- ギャンブルへの考え方
金額そのものより、「どう考える人なのか」を知ることが大切です。
結婚式や指輪で価値観が見えることもある
普段は倹約型でも、結婚式場や宝石店に行くと、急にお金の使い方が変わる人もいます。
特に男性側は、「周りに格好をつけたい」「自慢したい」という意識が強く出ることもあります。
逆に女性側も、結婚式や指輪への理想が強い場合があります。
どちらが正しいという話ではなく、「何に価値を感じるか」の違いです。
結婚後は、日常の積み重ねになります。
だからこそ、イベント時のお金の使い方も、価値観を見るヒントになります。
子どもについて
真剣交際では、子どもの話も避けて通れません。
「結婚したら自然に子どもができる」という感覚のまま進んでしまうと、後から大きな感覚のズレが生じることもあります。
特に30代以降の婚活では、妊活を含め、現実的な話し合いも必要になるケースは少なくありません。
また、プロフィール上では「子ども希望」と書いていても、実際には迷いや事情を抱えている方もいます。
妊娠・出産は、女性の身体に大きく関わる問題です。
だからこそ、「女性だから子どもが欲しいはず」「結婚したら子どもを持つべき」と決めつけず、まずは丁寧に話し合うこと。
ここを避けないことが、結婚後の信頼関係につながります。
家族・親戚・友人関係について
真剣交際では、ふたりの関係性に意識が向きやすくなります。
ただ、実際に結婚後の生活へ影響しやすいのは、家族・親戚・友人との距離感です。
ここで見ておきたいのは、主に次の3つ。
- 親との距離感
- 家族内の役割
- 結婚後に夫婦が尊重される環境か
もちろん、どのご家庭にも事情はあります。
ただ、結婚後に気持ちのズレにつながりやすいのは、「聞いていなかった」「そんな話だと思わなかった」というケースです。
大切なのは、「問題がある家庭か」ではなく、「その人が家族とどう関わっているか」を見ることです。
また、親紹介では、相手の親そのものより、「交際相手が親の前でどう変わるか」を見ることも大切です。
- 急に親優先になる
- 自分で決められなくなる
- 夫婦の話を親へ委ねる
こうした傾向は、結婚後にもつながることがあります。
逆に、親を大切にしながらも、夫婦としての自立していく意識がある人は、結婚後も安定しやすいです。
家族や親戚の話は、聞きづらいテーマでもあります。
だからこそ、一方的に探るのではなく、まずは自分から話すこと。
そのうえで、少しずつ価値観を確認していくことが大切です。
まとめ
成婚退会は、大変だった婚活に一区切りがつく瞬間です。
でも、結婚生活はそこから始まります。
そして、結婚生活の方が圧倒的に長い。
聞きにくいことを聞いて雰囲気が悪くなるのであれば、それはそういう関係だった、ということでもあります。
むしろ「聞き方が悪かったのかな」と悩む人ほど、相手に配慮しながら慎重に質問しています。
それ以前に、「聞きにくいことを話せない関係」のまま結婚へ進むことの方が不自然です。
「こんなはずじゃなかった」
を防ぐために大切なのは、相手を疑うことではなく、現実を一緒に確認していくこと。
真剣交際中の話し合いは、結婚後の安心につながっていくからです。
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