森とうです。こんにちは。
千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。
真剣交際が進み、プロポーズ前の一大イベントは「親紹介」
いつ会うか、どこで会うか、より大事なのは「男親、女親のどちらから先に会うか」です。

結論から言うと、男性の「女性の親に先に会う」は危険です。
男性は「女性のお父さん=怖い」と想像される方もまだいるようですが、多くの場合、女性の父親が結婚を反対するのは少数です。
それよりも、「女性が男性側の親(特に母親)に先に会う」ことを大変勧めます。



「会える方から会えばいい」と思っていました。
僕の親は「お前の好きにすればいい」といった感じなので。



私も両親は賛成してくれると思います…。
でも、彼のお母様は実はとても気になっています…
この記事では親紹介がなぜ女性が男性の親から会う必要があるのか、を解説します。
お相手の実家が遠方の場合も対策方法をご紹介しています。参考にしてください。
女性の「男性親がイヤだ」の解決は難しい
女性の両親に先に会い、結果的に破談になった一例をご紹介します。このケースはとてもよくあります。



順調に二人の結婚話も進み、女性の両親のほうが首都圏に住んでいたので、先に親挨拶をしました。
そのあとに、僕の両親に親紹介し、その日は終わりました。
でも、僕の親にあった後から、彼女の様子が変になっていき、結局交際終了になってしまいました…。
親紹介後から僕の「母親」への文句が一気に出てきました。
「なんかマウントされているみたい」
「子育てに口を出してきそう」
「将来同居したいみたいな感じがする」など…
すべて「~しそう」という思い込みばかり。
いろいろ話し合いましたが、結局またもとに戻ってしまうので、もうダメだと思い、終わりにしました。
やっと成婚退会できると思ったのに、こんなことになるなら、先に僕の両親に会わせておけばよかったです…





「オンナ同士」は男性には理解できない感覚があります。
もし成婚退会前に婚約指輪を購入していたら、悲惨です。



キャンセルできないし、男は悲惨ですよね‥





指輪は無事に成婚退会を乗り越え、関係が安定してから、ふたりでしっかり選ぶことをお勧めします
リアルで会えない場合もビデオ通話
遠方の両親(特に地方在住)にはリアルで会えないというケースもまだあります。



「会える親だけ会う」はいろいろ検討した結果の「やむを得ず」です。
LINEやzoomなどのビデオ電話にトライするなど、可能な限り、映像で会うことをお勧めします。
「自分の親はガラケーしか使っていない」というケースはせめて「電話で話す」はできます。
そして、「女性が先に男性親と会う(話す)」を心がけてください。
肉声でのやりとりは、会う合わない、文句が出てくる、などはわかります。
男性が女性親に反対されるケースもある
ここまでは「男性は女性親挨拶はことなく終わることが多い」と話をしてきました。
ただしこれは「父親との関係」の場合。
最近は女性側の母親が「男性を反対する」ケースが以前よりも増してきたように感じます。
父親は娘の人生設計の観点から結婚を認めようとします。
一方、母親、特に専業主婦で生きてきた母親は社会性の乏しさが災います。



息子に対してもつれてきた女性に対し、陰で「もっと良い女性はいないの?」など口出ししてくる母親もいます
現代社会の「結婚の難しさ」「婚活の厳しさ」を理解していないことが父親よりも多く、女性が連れてきた男性に「もっといい男性はいないの?」と反対するのです。


共依存やアダルトチルドレンな母親の場合もあり、「一見、歓迎しているようで実は反対だった」という厄介なケースが後々わかることもあります。



どちらにしても、母親対策は慎重にという感じですね…



女性の言動に「母親」が必要以上に大きくないか、交際中から確認しておくことは重要です
それでも男性は「どうにかなるだろう」と、楽観視してしまう方は多いです。
その場はやり過ごせても、結婚後、新婚生活に介入してくる覚悟は必要です。


女性は真剣交際中こそ気持ちがジェットコースター
真剣交際に入ると、仮交際中は元気だった女性が急に元気がなくなる場合もあります。



プレ・マリッジブルーといわれる現象です。交際が進むのを避ける傾向があります。


親紹介が「もっと交際してから」と先延ばししてくるときは女性が不安になっていることが多いです。



「これでいいのかな」と急に不安に感じてしまって



真剣交際に入った途端に、男性が急にイロイロ詰めてくる感じがして、事務的で…
この時は男性は少し結婚への進め方をゆっくりにすることが肝心です。
結婚への決めごとを休み、ゆっくりデートを楽しむような日々を過ごすことで、女性の緊張感もほぐれ、また前向きになることは大変多いです。
潜在的な問題点が現れるのが親紹介
親紹介は必ず「女性が姑に先に会わせないと絶対ダメだ」というわけではありません。
用意周到に「姑に先に会わせた」」としても、あくまで親紹介は一つの通過点。
潜在的な問題が顕在化する機会とも言えます。



どうにかなるだろう、がどうにもならないのが義理親問題。
真剣交際から成婚に進むのは約60%といわれています。
親紹介には様々な事情があると思いますが、少子化になり、サラリーマン家庭でも親が子供の人生により関心を寄せることが増え、同時に親が原因で破談も以前よりも増えています。
最後まで丁寧に進めて頂きたいです。そして成婚する前に「家問題が顕在化した方がよほど良い」ということも伝えておきます。
参考になれば、幸いです。