こんにちは、森とうです。千葉県柏市で結婚相談所を運営しています。
以前のブログ「モラハラ相手の特徴と対策」について解説しました。
しかし、婚活の現場ではモラハラな人よりも「地雷系」と言われるような人に出会ってしまう確率のほうが圧倒的に多い印象があります。
モラハラは法的、社会的に危害が発生するまで判断が難しいケースもある中で、地雷系は依存的、精神的不安定など、”客観的にみれば”出会いからすぐに違和感が出ているにもかかわらず、当の本人ほどは婚活独特の緊張感から思考停止に陥り、時間もメンタルも費やされてしまいます。
今回はその悩ましい「地雷系」と呼ばれる相手をどう見抜き、避けていくか。
結婚相談所での出会いから考察します。参考にしてください。

恋愛経験が少ない方が感じやすい婚活の不安
「人を見る目がない」
「どういう人がいいのかわからない」
婚活を始めるにも、始めてからも上記のように感じている方は、実はとても多いです。
特に恋愛経験があまりなかったり、異性に対し、自信が持てなかった方ほど、婚活の場面で自分に「迷い」を感じやすくなります。
そうした中で、自分に好意を寄せてくれる相手が現れると、思わずこう感じてしまうことがあります。
「やっと自分を受け入れてくれる人が現れた…!」
「すぐに出会いがあってよかった…!」
「私を“いい”と言ってくれるこの人を大切にしなくちゃ‥!」
ホッとする気持ちはとても自然です。
でも、それからの出会いに「違和感」が合ったら…
これは前回の「モラハラ」の記事の中でも書きましたが、危険信号は交際すぐに表れているのです。
でもそれをあえて「見ないふり」をしていく自分がいます。

“受け入れてくれる人”=”安心できる人”とは限らない
人は「好意」を向けられると心が動くのは当然です。
しかし、婚活の場ではその相手が本当に「安心して人生を共に歩める人」かどうかは、慎重に見極める必要があります。
実際の婚活現場では、結果的に“地雷系だった”と言われるエピソードをいくつか紹介します。
◆ 地雷系の特徴とよく聞かれるエピソード
■ 感情の起伏が激しい、そして開き直る
デートの日、仕事がうまくいかなかったという理由で終始不機嫌。
やっと笑ってくれたと思ったら
「ごめんね、私っていつもこうなの」

正常な感覚であれば「なぜそこ開き直れる?」とツッコミどころです
しかし、気持ちが弱くなっていると「本心を言ってくれてありがとう」などの感謝モードでヤバイ
■ 「自分は被害者」ストーリーが多い
「元カレが本当にひどくて」
「前の彼女がヤバイやつで」
「親が毒親で」



話の中で「誰かのせい」が続くときは要注意
■ 出会ってすぐに急速に距離を縮めようとする
まだ2回目デートなのに、「両親に紹介したい」と言われて戸惑う。



「人間であればだれでもいい」に近い現象です
■ 不安が強く、感情的な連絡が続く
忙しくて返信が遅れただけで、責めるようなLINEがくる。
送信取り消しLINEの連打も‥



これはメンヘラ
気持ちが乱高下する人は
結婚生活でも基本的に変わらないです
■ 周囲の意見をシャットアウトさせるような言動
「友人に会ってもらいたいんだけど」というと「私よりも優先するの?」と孤立させようとする。



「親紹介」などの時に揉めてくるのはこのケースです
見極めポイント5つ
次の状況に少しでも思い当たることがあれば、一度立ち止まってみてください。
- デートのあとはいつも気疲れ
- LINEのやり取りが“義務”のように感じられる
- 周囲の声に対して「でも…」と弁解ばかりしている自分がいる
- 相手の気分に合わせることが日常になっている
- なぜか他の人と比べることに罪悪感を持ってしまう
婚活疲れが判断力を鈍らせるときも
婚活を続けていく中で、「出会いすぎて分からなくなる」「誰が合うのか分からなくなってきた」そんな声もよく聞きます。
そして、心が弱っていると「もうこの人でいいや」と感じてしまうことも。
でも、それは婚活が終わることではなく、自分で自分の人生を投げやりにさせる行為です。
「何か不安」と思う時こそ、一度立ち止まってほしいのです。 そして他の方ともお見合いをしてみてください。 それでも「やっぱりこの人だな」と思えるのなら、その気持ちは本物に近いものかもしれません。


見極める力は“自分軸”から生まれる
これまで何度もお伝えしてきましたが、結婚はだれかに合わせることではなく 、そして「結婚」さえすれば幸せになれる、ということも残念ながらありません。
相手選びの前に「自分はどんな結婚生活を送りたいのか」 「自分はどんな人生を生きたいのか」という自分軸を持つこと。



自分軸がないと、結婚生活は「状況に翻弄」されつづけ、
「相手から苦労ばかりさせられる」と感じます
相手の熱量や言葉、交際時間に押し流されるのではなく、自分が“どう感じるか”を大切にしてください。
そして、違和感に気づいたとき、相手と距離を取るのは決してわがままではなく「自己防衛」です。 あなたの未来を守る、大事な判断です。


最後に
地雷系の相手というのは、意外にも「気持ちが弱っている人」や「どこかに引け目を感じている人」に近づいてくる傾向があります。


不安や迷いを抱えている時ほど相手の態度や言動に振りまわされ、自分の本当の気持ちを後回しにしていきます。
いつも相手のことを考えてしまう‥
それは相手に夢中、恋愛に夢中というよりも、何かの違和感を打ち消そうとするシグナルかもしれません。
一度立ち止まり、この出会いがなかったら、自分はどうなるか、を考えてみてください。
婚活は単に相手選びの活動だけでなく、「違和感に気づける力」「自分を守る力」を育てることができます。
「成長している自分」を信じて、穏やかに過ごせる相手をぜひ見つけてください。応援しています。

