初回相談の中で次のお話を受けることが増えてきました。
- 婚活はアプリを少し使ってみたのですが、なかなかうまくいかなくて
- 出会いはありましたが、なかなか結婚につながらなくて…
この「なかなか…」から始まる気持ちは手軽に始められる婚活アプリゆえ、なのかもしれません。
今回はそんな方に向けて、結婚相談所に切り替えて、前に進みやすい人の傾向や、つまずきやすいパターンを整理してお伝えします。自分の立ち位置を見つめなおすヒントとしてお読みいただけたら嬉しいです。
アプリで感じるつまずきの背景とは?
婚活アプリが思うように進まなかった方からは、次のようなお声を伺います。
- 「いいね」は来るけど、相手が本気じゃない気がする
- メッセージのやりとりに虚しさを感じてしまった
- 結局、自然消滅ばかりになってしまう
こうした背景には、主に次のような要因があるように見受けられます。
- 気軽な出会いには、気軽な離脱はつきもの
- 結婚への真剣度が見えづらい仕組み
- 自分の婚活軸が定まらないまま進んでしまう

女性編:前に進みやすい方・つまずきやすい傾向
◯ ご自身で出会いに向き合う姿勢がある方
- 自分からお見合いを申し込むことに抵抗がない
- 「結婚するならこういう人」とある程度軸を持っている
- 出会いの数よりも、相手の質や姿勢を重視できる

△ 受け身のスタイルが続きやすい方
- アプリと同じ感覚で「申し込まれるのを待つ」ことが多い
- 「選ばれる」ことに意識が向きすぎて、自分からの行動が少なくなる
- 婚活系SNSや動画を見すぎて、情報に振り回されてしまう
男性編:前に進めやすい方・つまずきやすい傾向
◯ 不器用でも誠実に向き合うとする方
- 丁寧なやりとりや、相手を思いやる視点がある
- 相談所の仕組みを理解し、少しずつでも実行に移せる
- 担当者のアドバイスに素直に耳を傾けられる

△ 自分のスタイルを変えづらいままの方
- 「相談所は女余りだから、選べる立場にいる」と思ってしまう
- お相手の意思や慎重さを軽視してしまう
- 「なぜうまくいかなかったのか」に向き合いづらい

「うまくいかなかった」を別の角度から見てみる
婚活アプリでうまくいかなかった…という声の多くには、「自分には合っていなかったのかもしれない」という思いも含まれています。
実際、婚活のスタイルは人それぞれです。
その違いを少しイメージしやすくするために、「旅」にたとえた図を下にご紹介します。

婚活アプリは、いわばすべて自分で予約して手配する、ひとり旅のようなもの。
スケジュールもペースも自分次第。けれど、迷ったときや予想外のことが起きたときは、誰にも相談できないこともあります。
一方で、結婚相談所は添乗員付きのパッケージツアーに近い存在。
行き先や手順には一定のルールがありますが、出発からゴールまで、伴走してくれる人がいる安心感があります。
もしかしたら、アプリで疲れてしまった理由は、「ひとり旅で道に迷った」ような感覚だったのかもしれません。
どちらが良い・悪いという話ではなく、「いまの自分が安心して進めるスタイルはどちらか?」を考えることが、次の一歩につながります。
最後に:ここまでの経験は大切な助走期間
婚活アプリで結果が出ていたら、もっと早く進めたかもしれません。
でも、うまくいかなかったからといって、それが「失敗」とは限りません。
あなたにとって必要な「助走の期間」だったのだと、今はとらえてみてください。

私は人生に無駄なこと、無駄な時間はないと思っています。
当初想像していたものより少し遠回りのように感じるかもしれませんが、そのぶん、足元はきっと確かになっているはずです。
関連記事|婚活スタートガイドシリーズ
婚活は、理解と行動を重ねることで深まっていきます。ここから一歩ずつ、自分のペースで見直してみてください。
- 第1回:結婚相談所と婚活アプリの違い
- 第2回:向いている人・向かない人
- 第3回:怖い・不安に感じる理由とその解説
- 第4回:結婚相談所が2回目にならないために
- 第5回:本記事(👈いまここ)
- 第6回:結婚相談所の選び方とNG相談所(近日公開)
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