森とうです。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。
無料相談で「紹介はありますか?」というご質問を頂くことがあります。
実際に婚活を誘う広告にはたくさんの「あなたに素敵な人を紹介します」という言葉もたくさん目にすると思います
弊社は次の言葉で回答しています。
「紹介」はできます。しかし、「相談所からの紹介」というものは実際にお見合いが出来るということではありません。
「紹介」は友人に「彼女が欲しいから、だれか紹介して」というイメージがあります。
この場合は「会えることが前提」です。
そこで、結婚相談所でも「結婚相手を紹介して」となります。
ただ、この記事では「紹介=お見合い前提ではない」理由を解説します。
結婚相談所の「紹介」の実情
お見合い前提ではない
結婚相談所の中には「紹介」を掲げるところがあります。
結婚情報サービス会社も「月に何人紹介」という内容を盛り込んでいます。
”あなたの結婚への希望条件
をお聞きします。”
”そこからあなたの希望に合致した
お相手をご紹介します。”
多くの方が「希望なら…」と次のような内容を要望します。
できれば年収700万位以上で、
できれば大企業勤務で、
できれば身長175㎝以上で、
できれば非喫煙者で、
できれば一流大卒で、
できれば独暮らしで、
できればイケメンで、
できれば兄弟姉妹がいて、
できれば体育系…
IBJ結婚相談所の30代男性(30歳~39歳)は全国約7,300人。(2019年12月29日現在)
上記条件に当てはまりそうな男性は全国約100名。全体の1.3%
女性に「希望条件に沿った相手」をご紹介するのは男性100人に1人。
しかもその男性に「弊社女性会員と会ってくれるか」という状況が成立している必要があります。
理論上からほぼ不可能ということです。
できれば容姿端麗で、
できれば独り暮らしで、
できれば経済的に自立できる年収があり、
できれば介護の心配がない兄弟姉妹がいて、
できれば同じ県内で、
できれば趣味お金がかからない…
30代女性(30歳~39歳)は全国約12,000人にます。
男性人数の約1.6倍です。
ただ、男性は「経済力で足切り」される可能性があります。
容姿端麗な女性ほど男性への希望は高い傾向はあります。
なぜ「紹介」という言葉を使うのか
相談所の昭和のスタイルは中小結婚相談所内の会員同士のお見合いが主流でした。
ある男性がある結婚相談所に入会すれば、その所内の女性の誰かに半ば「強引にでも」合わせる、というスタイルです。
結婚相談所の負のイメージである「無理やり合わせられる」「ごり押しされる」「断りにくい」はここからきているともいわれます。
今はIBJをはじめ、他の結婚相談所団体もそれぞれ「データベース」で会員情報を一元管理しています。
各相談所に所属する会員情報を共有することが出来るのです。
逆に希望のお相手が他社会員である場合は高く、相談所間のお見合い成立をごり押しするわけにもいきません。
紹介=お見合い前提にはよりならないことなります。
「紹介」が成立するとすれば、次のような条件の方。
相手からの「お見合い申し込み」を「紹介」ということも
別の方法で「紹介」というところもあります。
相手からのお見合い申し込みを「紹介」という言葉で表現する場合です。
この場合はすでに相手からお見合い希望があるので、「紹介」されたときに、あなたが会いたいと思えば、お見合い成立です。
つまり、「紹介された相手とお見合いが出来る」ということになります。
さあ、だんだん訳がわかなくなってきたかもしれません…
活動を始めれば、この「紹介」「お見合い申し込み」の違いなどが実感できますが、活動前はわかりにくいです。
そのため、無料相談の時に「紹介はありますよ」と相談所の下記の3つをご理解下さい。
- 希望条件にあった人を見せる=紹介はできる
- お相手からのお見合い希望をつなぐ=紹介することはできる
- 自社内の「お見合いが大変組みにくく、誰でも会うという会員」は紹介=紹介することはできる
まとめ
24時間稼働のIBJ婚活のシステムで理想の条件に合った人をお見合い前提に「紹介」はほぼありません。
あなたが「会いたい」と思う人は結婚相談所でもモテる人です。
結婚相談所のシステムがわかりにくい故ですが、結婚相談所もより説明努力をしなければならないと感じています。
なによりも、わからないまま「勢いで入会」はやめましょう。
あなたの貴重な時間を使う婚活です。
始める前にしっかり説明してもらい、落ち着いた気持ちで活動を始めて頂ければと思います。