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結婚相談所では「お酒が飲めない人」はモテないの?

森とうです。こんにちわ。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。

忘年会、クリスマスパーティーの季節になりました。

この時期になると「アルコールが飲めないと、婚活ではモテないって聞くのですが…」というご相談を受けます。

アルコールも嗜好品の一種です。

単純に好き嫌いもあるとは思います。アレルギーの方もいます。

それでも、「酒を飲む男は男らしい」というイメージはまだ一部にはあるようです(?!)

結論からも申し上げると、「婚活ではできればアルコールは飲めた方がいい」です。

「お酒を飲めない人は寂しい」「お酒が飲めなくてもいい」と、様々な意見があります。

この記事では主に成婚データと国の飲酒調査をもとに解説します。
ご参考ください。

目次

飲酒できないと成婚しにくいの?

IBJ成婚白書に「成婚しやすさと飲酒」の関係のデータがあります。

【飲酒と成婚しやすさ】

飲酒習慣 男性 女性
飲む 125.7% 95.4%
付き合い程度 99.1% 105.4%
飲まない 70.5% 81.2%

(出典元:IBJ成婚白書2018年)

男性はアルコールを「飲む」方が成婚しやすいようです。

女性は「付き合い程度」に飲む方が成婚しやすいようです。

男女ともに「アルコールを飲まない」方は「成婚しにくい」とあります

「アルコールを飲まない」は多数派?少数派?

「アルコールを飲まない」方達が成婚しにくい傾向だとわかりました。

では、IBJ会員は「酒豪ぞろい」なのでしょうか。

実際の活動会員の「飲酒の習慣」の構成比は次の通りです。

【IBJ男性会員の飲酒習慣(構成比)】

男性 20代 30代 40代 50代 平均値
飲む 17.1% 18.0% 17.8% 17.2% 17.5%
付き合い程度 68.9% 68.9% 69.6% 69.9% 69.3%
飲まない 14.0% 13.1% 12.6% 12.9% 13.2%

男性はどの年代も「飲む」「付き合い程度」「飲まない」のカテゴリー別ではほぼ同じ割合です。

成婚しやすいとされる「飲む」習慣の方は5人に1人。(成婚しやすさ125.7%)

一方、7割の方が飲酒は「付き合い程度」。成婚しやすさは99.1%。

成婚しにくいとされる「飲まない」は約10人に1人。(成婚しやすさ70.5%)

女性の構成比は下記の通りです。

【IBJ女性会員の飲酒習慣(構成比)】

女性 20代 30代 40代 50代 平均値
飲む 7.5% 7.1% 6.9% 4.9% 6.5%
付き合い程度 74.1% 74.8% 73.2% 70.0% 73.8%
飲まない 18.5% 18.1% 19.9% 25.0% 19.7%

女性は「飲む方」がさらに減り、「付き合い程度」「飲まない」にシフトしています。

女性ではアルコールは「飲む」方も逆の「飲まない」方も成婚しやすさが100%以下。

男性は次のような感想で、とっつきにくさを感じるようです。

女性の酒好きはウンチク好きそう
・女の酒飲みは生活が乱れていそう
・飲まない人は場の緊張感をほぐすのに大変そう
・きまじめそう

◎男性は「飲まない方」が少数派
◎女性は「飲む方」が少数派

日本社会との飲酒習慣の比較

IBJ活動会員の中では「飲めない」は少数派でした。

日常生活や職場ではアルコールを「飲めない」方はもっと多いように感じる方もいるかもしれません。

厚生労働省「平成28年国民生活基礎調査の概況」に「日本人の飲酒の習慣」についての統計データがあります。

IBJデータに沿い、再編集したものが下表です。

日本人男性の飲酒習慣】

男性 20代 30代 40代 50代 平均値
飲む 14.5% 33.2% 44.0% 52.3% 36.0%
付き合い程度 58.6% 41.3% 33.0% 26.9% 40.0%
飲まない 26.9% 25.5% 23.0% 20.7% 24.0%

【データ出典元:厚生労働省「平成28年国民生活基礎調査の概況」】

一般社会では男性は「年代が上がるにつれ、飲酒の習慣が増えている」ことがわかります。

各世代の平均値は「飲む36%」「付き合い程度40%」「飲まない24%」
飲む方が多いことがわかります。

日本人女性の飲酒習慣】

女性 20代 30代 40代 50代 平均値
飲む 7.5% 7.1% 6.9% 4.9% 6.6%
付き合い程度 74.1% 74.8% 73.2% 70.0% 73.0%
飲まない 18.5% 18.1% 19.9% 25.0% 20.4%

女性はIBJ女性会員との違いはあまりありません。
ほぼ同じ数値。

男性IBJ会員の方が一般社会よりも「飲む方」が少ないということがわかりました。

なぜ婚活だと「飲まない」がモテないのか

日本社会よりもIBJ男性会員の方が「飲める」方が少ないことはわかりました。

一方、「飲めない」方は一般社会よりも少ないようです。

「飲めない・飲まない比率」

IBJ男性会員 13.2%
一般男性 25.0%

ここで一つの仮説が成り立ちます。

「飲めない人がモテない(成婚しにくい)」のは、「飲酒しない」と強く主張している点かもしれません。

体質的にアレルギーの場合は話は別です。

でも、「~しない、できない、やりたくない」といった否定ニュアンスのある表現は目立ちます。

プロフィールの中で「この人は○○しない、イヤだといっている。それならば、○○できる、という人の方を選ぼう」と比較検討されたときにふるい落とされている可能性があるのです。

まとめ

同じ嗜好品でも、タバコとは違い、アルコールは飲み過ぎなければ、周りに迷惑もかけません。

でも、「~ができない」「~しない」という表現は、他者と比較検討をされる時、デメリットになりやすい点は意識したほうがよさそうです。

婚活では「モテる」という言葉は刺激的。

でも、結婚相手はたった一人です。

そのお相手に「飲まない」ことがデメリットではないと感じてもらうことが重要。

つまり、
あなたと一緒にいるとアルコールの力なんて借りなくても、楽しい」といってもらえるように、どうしたらいいのかを考えることです。

「聞き上手」「包容力」「清潔感」…といった婚活の基本を守ることに尽きます。

さらに具体的なアドバイスが必要でしたら、ブログでもご紹介しています。

読んでみてくださいね。

応援しています。

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