こんにちは。森とうです。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。
婚活をしていると、誰もが一度はぶつかる壁があります。
「結婚相談所に入ったのに、会いたい人に会えない」

そんな風に感じたことはありませんか?

あぁ、それ系の話って「妥協しろ」って話でしょ~



妥協しろで済むなら、妥協すればいいだけ
そんな簡単な話じゃないです
「会いたい人に会えない」は「あなたの魅力がない”から」でもなく「相手があなたを見る目がない」でもないと思います。
婚活は「大人の活動」だからこそ、それまでの人生経験や知恵が交錯し「わけ分からなくなる」のもまた婚活です。
結論をいえば「会いたい人に会えない」のは自分の心にどこかウソをついているから。
そのあたりを少し、ひも解いてみたいと思います。
だれもが持つ「認知のゆがみ」
「会いたい人に会えない」という状況の背景にには「認知のゆがみ」があります。
認知のゆがみはだれにでも多かれ少なかれあります。
たとえば、ちょっとした会話のすれ違いや誤解も認知のゆがみの一種。
そして職場での「自分はもっと評価されるべきだ」という思いも同じ。
私たちは自分の目線から世界を見ています。 だからこそ、自分が見たいように世界を解釈してしまいがちなのです。それが「ゆがみ」です。
人は見たいように見、
聞きたいように聞き、
信じたいように信じるんです!
~「リーガルハイ2第9話の弁護士小美門(堺雅人)名言より」~


だれでも「自分はもっと評価されていい」と思っている
人は誰しも、自分をある程度「特別な存在」だと信じています。
「自分のことを理解してくれる人がどこかにいるはず」 「きっと出会えていないだけで、合う人はいる」 「私(僕)は、実際に会えば魅力が伝わるタイプだから」
こうした考え方は自尊心を守るための“健全な防衛反応”とも言えます。
でもそれが過剰になると婚活のブレーキになってしまうのです。


モテない理由は直視できない
私が何年も婚活のサポートをしてきて実感するのは「婚活が難航する人には難航する理由がある」という厳しい現実です。
もちろん、これは人格を否定することではありません。
「清潔感がない」「笑顔が少ない」「話が短(長)すぎる」「自己肯定感が低(高)すぎる」…
こうしたほんの小さな「ズレ」が積み重なり「選ばれにくさ」を生んでしまっているのです。
そして厄介なのは、それを自覚できる人が少ないということ。 人は、自分の欠点には目を向けたがりません。
…だからつまずくのです。
クラスの人気者に申し込んでしまう心理
結婚相談所に入ったからといって、すぐに理想の相手と交際できるわけではありません。
それでも、これでも「交際」に自信がない人ほど、最初に申し込むのは「クラスの人気者」のような目立った存在の人。中学や高校の頃、みんなが憧れていたあの子。 いま婚活市場においても、その「クラスの人気者」は健在です。
倍率が高い相手にフラれ続けると「やっぱり自分はダメなんだ」 「こんなに頑張っているのに、なぜ…」 と極端な結論に至ってしまいます。
なぜそのような相手に申し込んでしまうのか。
それはどこかで「一発逆転」を夢見ているからかもしれません。 今までの自分の評価を一気に覆したい、周りに「すごい」と認められたい。アイツを見返したい…。
…その気持ちは痛いほどよくわかります。でもそれは「恨み」です。その先に幸せはない。
むしろ思い出してほしいのです。
学生時代やこれまでの生活であなたが「話しやすかった人」「安心して自然体でいられた人」はどんな人だったでしょうか?


婚活でも同じです。 自分が無理をせず、自然に笑える相手こそが、幸せな結婚につながるパートナーだと思います。
まずは「人と会う」ことから始める
この悪循環を断ち切るためには、視点を変える必要があります。
「理想の人と会う」ではなく、 「人と会うことそのものに意味がある」と捉える。
たとえ「条件」通りでなくても、実際に会って、会話し、相手の「リアルな空気」を感じる。 そのことに気づいていく中で、自分の世界は確実に広がります。
「自分の選ばれなさ」と向き合うのは、確かに苦しいです。
でも、それを受け止めたとき、初めて「選ばれる人」への扉が開きます。
そして、それは“妥協”ではありません。 世界を広げる大切なステップだと思います。
ちゃんと向き合えば、婚活は変わる
婚活はただ相手を探す作業ではなく、自分の見方、考え方、他人への向き合い方を見直す、 いわば「人生の軌道修正」のような時間です。


「どうせまた断られる」 「この人は理想と違う」…そんなふうに心がチクリとした時は「認知のゆがみ」のサインかもしれません。
婚活は時に厳しい現実を突きつけてきます。 でも、だからこそ、自分を変えるチャンスでもあるのです。
私はこれまで何百人もの婚活者と向き合ってきました。
「こんな自分でも結婚できるのかな‥」と不安を抱えていた方たちが、 きちんと現実と向き合い、自分の「思い込み」変えていく中で「出会い」を自ら作り出し、温めていく姿をたくさん見ています。
「会いたい人に会えない」
それは自分を否定することではなく「自分の良さを取り戻そう」と伝える心のサインのように思います。