こんにちは、森とうです。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。
今回は「見極めシリーズ」第2弾です。
前回は、交際が始まった後に悩む男性に向けて、女性との関係性から見極め方をお伝えしました。
今回はもう一歩踏み込んで、「なぜ、そもそも見極めにくい相手と出会ってしまうのか?」について考えてみます。
このブログでは「条件が悪いから」といった単純な話ではありませんので、ぜひ最後までぜひ読んでみてください。

「いい人だけど、何か違う」が続いてしまう構造
仮交際に進んだ男性たちから、よく聞くのが次の声です。
- 「いい人なんですけど、なんかピンと来ない」
- 「気を使ってくれるけど、なんかテンションが上がらない」
- 「何人か会ってもなんか『この人だ』と思えない」

こうした状況は、あなたの見る目が足りないのではなく、そもそも「見極めるべき相手と出会っていない」可能性があります。
代表的な3つの視点から、この構造を解説します。
①「会ってから判断」の男の受け身
IBJのマッチングシステムでは、「条件検索」「女性からの申込み」「相談所の紹介」など、出会いのチャンスは豊富です。
しかしその分、次のような温度感の低い出会いが発生しやすくなります。
- 「とりあえず、会ってみるか」
- 「せっかく申し込まれたし…」
このようなスタンスで会ってしまうと、“本気で見極めたくなる相手”と出会えないまま時間が過ぎてしまうのです。
※補足:よくある誤解に「相談所は女余りだから、どうにかなる」という思い込みがありますが、実際には人気のある女性には申込みが集中しています。「男の受け身体制」ではそうした女性とは最初から出会えないのが現実です。

②自分のプロット不足
「会うだけでなんとかなる」と思ってしまう男性は少なくありません。
しかし、見極めに本当に必要なのは、会話の中での「適切な質問力」です。
「会っていればそのうちに相手のことがわかるだろう」という期待が先行してしまい、何を聞くべきか、何を知りたいのかを準備していない男性も多くいます。
つまりそれは、
「自分の中に相手に何を求めているか、というプロットが存在していない」ということ。

自分にプロットがなければ、誰と会っても見極めはできません
ところが多くの婚活男性は、「素の自分で勝負したい」という謎のキラキラ信仰を心の支えに、婚活のカオスに突入していくのです。


現実には、何年も交際して結婚したのに、すぐに離婚してしまうカップルも存在します。その原因の多くは「ただ一緒に過ごしていただけ」=プロット無装備のままだったからなのです。



ちなみに女性は用意周到にプロット設計しています!
③「大量申込み」で女性の眼力に耐えられない
なかなか会いたい人に出会えないと、焦りから大量申込みに走る男性もいます。
しかしこれは、その後の難易度を上げる「悪手」になりやすいのです。
お見合いが成立しても、誰に申し込んだかを把握できていなかったり、仮交際に進んでも気持ちが乗らないまま関係が始まってしまう…。
しかし、女性のほうは真剣なので、しっかり質問をしてきます。
その「まなざし」や「本気度」に自分のあいまいさが露呈してしまう。



結果として、見極め以前に、「自分が見極められている」ことにすら気づけず、交際は中途半端なまま終わっていくのです。
女性は事前決済、男性は現場決済
恋愛・結婚市場において、男女の「意思決定のプロセス」はまるで違います。
というよりも、種族が違うといっても過言ではありません。同じ地球上にいても、思考回路は別物なのです。


女性は、男性のプロフィールを事前に隅々まで読みこんでいます。それは「男性に会うこと自体が不安」だから。
だからこそ、「会ってもいい」と判断するには、十分に事前情報が必要なのです。
つまり、自分のプロフィールに書いてあることが「ズレている」と出会う相手自体もズレてしまうのです。
一方で男性は、「会ってから結婚相手として考えられるかどうかを決める」スタンスになりがち。
この順番の違いが、すれ違いの根本原因です。
見極めに悩みたくない人の改善策
答えはシンプルです。まずは自分自身の「看板=プロフィール」を見直すこと。



特に注意したいのが「年収」の表記です。
一時的な残業や家賃補助、相続などを盛り込んで見せても、女性は敏感に察知します。誠実さを損なう原因になりやすく、お勧めしません。
プロフィールのコモディティ化から脱却
今の婚活市場はまさに激戦時代です。なんとなく、当たり障りなく書かれたプロフィールでは、もはや選ばれません。
「料理できます」
「ジム通ってます」
「周りからは『優しい』といわれます」
こうした「良かれアピール」はすでに大量に出回っています。
結果、どれも似たり寄ったりに見え、個性が埋もれてしまうのです。
むしろ、こんな具体性のある内容のほうが、女性の目に留まりやすくなります。
- 「家で植物を育てています」
- 「自作の家計簿アプリを開発中です」
- 「ジオラマ作成にハマっています」
一瞬「ちょっと変わってる」と思われるかもしれません。でもそれでもいいのです。
「少し変わっているけど面白そう」と思ってもらえるプロフが「印象に残る=刺さる」のです。



あなたの個性を、相手に「届く形」で伝えること。
それが、見極められる相手と出会う第一歩です。
未来を「具体的」に描く
「会話が楽しい家庭を築きたい」…
このような表現は、もはや「政党スローガン」のようなもの。誰にも刺さらない。


たとえば、
- 「休日は近所のカフェでふたりで読書したい」
- 「仕事帰りに待ち合わせて食事をして帰ってくるような日もうれしい」
- 「たまには星空を眺めに家族ででかけたい」
こうした少し先の未来を「具体的に」描く言葉の方が、女性にとっては想像しやすく、「この人と一緒なら安心できそう」と感じてもらえます。
女性の不安に配慮した一言を添える
前述のとおり、女性にって「初対面の男性に会うこと」は不安を伴います。
だからこそ、プロフィールの中に相手を安心させる一言を添えていることが大切です。
- 「少しずつお互いを知っていけたら嬉しいです」
- 「緊張しやすいけれど、徐々に打ち解けられるタイプです」
こうした一言があるだけで、女性は「お互い様だよね」と感じ、安心感をもってお見合いに臨めるようになります。
見極めの基本は「仮説」という戦略を持つこと
「戦略」と聞くと、少し大げさに思えるかもしれません。でも、実際に成婚した男性たちは、プロフィールを何度も見直し、軌道修正を繰り返しています。
最終的には、こうした姿勢が「見極めの精度」に直結します。
・どんな相手と
・どんな未来を築きたいか
この2つを自分の中で明確にし、それを相手に伝えるプロフィールの中に整えていく。
それが、「誰と出会うか」の質を根本から変える力になります。


今はうまくいっていなくても、「誰と会うか」が変われば、結果は大きく変わります。
見極められなかったのではなく、「見極めにくい相手」とばかりと会っていただけです。



婚活はここから巻き返せます。
見極め力は設計力
森とうマリッジデザインでは、見極めに悩む男性のために、「個性が伝わるプロフィール設計」をしっかりサポートしています。
誰と出会うかが変われば、迷いや不安も変わります。
そしてそれは、「結婚できるかどうか」だけでなく、「自分らしい人生を選び取れるかどうか」にもつながっていきます。
あなたの強みを言語化し、その魅力がきちんと伝わるように整えていく。
その第一歩を、私たちと一緒に踏み出してみませんか?
そして、さらに見極めの際に感じる「違和感」については次のブログも参考にしてください。


……
婚活には、それぞれの状況に応じた“立て直し”や“方向づけ”が必要なタイミングがあります。
現在,弊社では二つのプランをご用意しています。
どちらも60分の個別相談です。後日フィードバックシートをお渡ししています。
- 活動中の方には「婚活リカバリー相談」
- これから検討している方には「婚活診断ミーティング」
「誰かと一緒に、今の状況を整理してみたい」と思われたときに、ご活用いただければ幸いです。
(すでに婚活中の方向け)
婚活リカバリー相談(60分・5,000円)
現在の婚活ストップポイントに寄り添い、客観的視点でアドバイスいたします(後日フィードバックシートあり)
※ご希望の方は、contact@morito-yuko.com まで件名『婚活リカバリー相談希望』としてご連絡ください」
最終受付時間:18時30分(火曜定休のぞく)
(婚活初めての方向け)
婚活診断ミーティング(60分・3,000円)
婚活診断シートをもとに、客観的な課題整理と今後の方向性を設計します。
「まず状況を整えたい方」にもご利用いただけます。(後日フィードバックシートあり)
最終受付時間:18時30分(火曜定休のぞく)