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「結婚相談所の紹介制度」の理想と現実

こんにちは、森とうです。千葉県柏市で結婚相談所を運営しています。

無料相談で「紹介はありますか?」というご質問をいただくことがあります。
広告などでは「あなたに素敵な人を紹介します」といった表現をよく目にすると思います。

ただし、結婚相談所における「紹介」は必ずしも「お見合いが成立する」という意味ではありません。
このページでは「紹介制度」の理想と現実について整理してみたいと思います。

目次

結婚相談所の「紹介」の実情

お見合い前提ではない

結婚相談所の中には「紹介」を掲げるところがあります。

結婚情報サービス会社も「月に何人紹介」という内容を盛り込んでいます。

あなたの結婚への希望条件
をお聞きします。”

”そこからあなたの希望に合致した
お相手をご紹介します。”

多くの方が「希望なら…」と次のような内容を要望します。

【女性の希望例】
できれば年収700万位以上で、
できれば大企業勤務で、
できれば身長175㎝以上で、
できれば非喫煙者で、
できれば一流大卒で、
できれば独暮らしで、
できればイケメンで、
できれば兄弟姉妹がいて、
できれば体育系…
 

IBJ結婚相談所の30代男性(30歳~39歳)は全国約18500人。(2025年9月現在)
上記条件に当てはまりそうな男性は全国約400名。全体の約2%

女性に「希望条件に沿った相手」をご紹介するのは男性50人に1人。
しかもその男性に「弊社女性会員と会ってくれるか」という状況が成立している必要があります。

理論上からもかなり難しいということです。

【男性の希望例】
できれば容姿端麗で、
できれば独り暮らしで、
できれば経済的に自立できる年収があり、
できれば介護の心配がない兄弟姉妹がいて、
できれば同じ県内で、
できれば趣味お金がかからない…

30代女性(30歳~39歳)は全国約18500人にます。

ただ、男性は「経済力で足切り」されてしまう可能性があります。

容姿端麗な女性ほど男性への希望は高い傾向はあります。

なぜ「紹介」という言葉を使うのか

相談所の昭和のスタイルは中小結婚相談所内の会員同士のお見合いが主流でした。

ある男性がある結婚相談所に入会すれば、その所内の女性の誰かに半ば「強引にでも」合わせる、というスタイルです。

結婚相談所の負のイメージである「無理やり合わせられる」「ごり押しされる」「断りにくい」はここからきているともいわれます。

今はIBJをはじめ、他の結婚相談所団体もそれぞれ「データベース」で会員情報を一元管理しています。

各相談所に所属する会員情報を共有することが出来るのです。

逆に希望のお相手が他社会員である場合は高く、相談所間のお見合い成立をごり押しするわけにもいきません。

紹介=お見合い前提にはよりならないことなります。

「紹介」が成立するとすれば、次のような条件の方。

●プロフィールの条件からお見合いが成立しにくく、また「もうだれとでも会って結婚したい」という方

相手からの「お見合い申し込み」を「紹介」ということも

別の方法で「紹介」というところもあります。

相手からのお見合い申し込みを「紹介」という言葉で表現する場合です。

この場合はすでに相手からお見合い希望があるので、「紹介」されたときに、あなたが会いたいと思えば、お見合い成立です。

つまり、「紹介された相手とお見合いが出来る」ということになります。

さあ、だんだん訳がわかなくなってきたかもしれません…

活動を始めれば、この「紹介」「お見合い申し込み」の違いなどが実感できますが、活動前はわかりにくいです。

そのため、無料相談の時に「紹介はありますよ」と相談所の下記の3つをご理解下さい。

  1. 希望条件にあった人を見せる=紹介はできる
  2. お相手からのお見合い希望をつなぐ=紹介することはできる
  3. 自社内の「お見合いが大変組みにくく、誰でも会うという会員」は紹介=紹介することはできる

まとめ

まとめると、結婚相談所で「紹介があります」という言葉は、必ずしも「会えること」や「結婚につながること」を保証するものではありません。

婚活は条件検索だけで進めるものではなく、仲人との関係性や活動の取り組み方によって結果が変わっていきます。

森とうマリッジデザインでは、この紹介制度の限界を補うために「お相手選びミーティング」という独自の仕組みを導入しています。
条件だけに頼らず、会員様の想いや背景を踏まえたうえで、一緒にお見合い相手を考えていくサポートです。

お相手選びミーティングの詳細はこちら

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