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「恋愛と結婚は違う」を誤解すると、婚活も結婚もうまくいかない

こんにちは、森とうです。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。

「恋愛と結婚は違う、と言われますが、私はやっぱり好きな人と結婚したいです。ダメですか?」

そんなご相談をよくいただきます。今回はこのテーマについて、お話します。


目次

恋愛と結婚の違いは「感情の扱い方」にある

「恋愛と結婚は違う」──たしかによく聞く言葉ですよね。

でもこの言葉を「感情を抑えて条件だけで選ぶこと」と誤解してしまう方が多いようです。

最近は「ドライに婚活を進めることがクール(かっこいい)」といった空気もあります。

でも、結婚はビジネスのような「契約」ではなく、心と心の共同生活。

冷静さは大切ですが、それだけでは安心感は育たちません。

なにより、感情を丁寧に扱う人ほど、結婚後も穏やかな関係を築ける。
それが私の現場での実感です。

婚活は感情を「確かめる時間」

私は相談所を運営している立場でも、

「感情を抑えて理性で選ぶ」という考え方には、やはり違和感があります。

女性が持つ感情の豊かさは、決して婚活の邪魔ではありません。
むしろ、結婚生活を温めていくための大切なエネルギー。

なにより婚活は、感情を捨てる時間ではなく、自分の感情を確かめる時間です。

出会いの中で、うれしさや不安、時に傷つくこともある。
そうした揺れの中で、「どんな人と一緒にいると、心が穏やかでいられるのか」を実感していく時間ではないでしょうか。

そのために、婚活には「期限」や「枠組み」がその行動を下支えするのだと思います。

「期限」があるからこそ「感情」が確かめられる

IBJ婚活では、交際期間が原則3か月(最長6か月)と決められています。
「そんな短期間で気持ちが固まるの?」と驚かれる方もいます。

でも、期限があるからこそ、人は「気持ち」に整理もつきます

「この人を逃したくない」
「やっぱりこの人といたい」

そんな感情が芽生えるのは、期限=交際期間というリミットがあるからこそ。

この作用は、人を焦らせるためではなく、自分の気持ちに向き合うきっかけなのです。

駆け引き・テクニックからは結婚は続かない

婚活では「相手を沼らせる」などの、「テクニック」重視の考え方はあります。

しかし、そうした「仕掛け」で作られた関係は、結婚生活に入ると長くは続きません。

なぜなら、「自分が相手をコントロールした」という記憶は、やがて「相手も私をコントロールしているのではないか」という疑心に変わるからです。

本当に安定する関係は、お互いが力まず意思を確認し合えること。

・ちょっと確認したいときに、確認できる。
・ちょっと聞いてみたいときに、聞ける。

そのために必要なのは、相手を動かすことではなく、自分の感情をまっすぐに伝える勇気です。

この人でいいのかは自然な感情

婚活の途中で「この人でいいのかな」と迷うのは、誰にでもある思いです。
むしろ、実際に「この人でいいのかな」と悩んだ末に、自分の価値観に気づき、結婚を決めた方も多くいらっしゃいます。

まとめー感情に責任をもつことが、本当の婚活

恋愛と結婚の違いは、感情を切り捨てることではないです。
でも、感情に責任は持ってほしい。

ドキドキした、ドキドキしない。それもそれぞれ理由が「自分の心」にあります。
その自分の感情に寄り添うことが本当のパートナー探しになると私は思います。

感情を抑えるのではなく、丁寧に確かめていく。
それこそが、婚活という限られた時間を、最も誠実に活用する姿勢だと、私は思います。

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