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複数交際で「後悔しない選択」をするにはどうすればいいのか

森とう(@MoritoYuko)です。こんにちわ。
千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。

IBJ日本結婚相談所連盟の婚活支援のひとつに「複数交際」というサービスがあります。

「複数交際」は一定期間(ほぼ2~3週間)、複数のお相手と同時に仮交際を並走することができます。
婚活の時間を最小限にし、結婚生活を最大限長くするためにルール化されています。

その間、結婚相談所の担当者に相談しながら「だれと真剣交際に進むのか」の選択と決断をしていくのです。

しかし、選択肢が多いゆえに選びきれず、結局、お相手をほかの方に取られたり、自分から幕を引いてしまい、ゼロにしてしまう方も多いです。

ここでは、なぜそうなるのか、どうすれば回避できるのかを解説します。

目次

選択肢が多いほど不幸になる

 

選択で悩む最大の理由は「最高の選択をしたい」からではないでしょうか。

「選択を科学する」理論を展開し、大ベストセラー著書『選択の科学』を持つコロンビア大学「シーナ・アイエンガー教授」の「ジャム屋の話」をご紹介してみましょう。

「ジャム屋の話」は、アイエンガー教授が、アメリカの高級スーパーマーケットを舞台に、1995年に行った実験です。

「豊富な選択肢は売り上げをあげる」というお店の方針を実証しようとするものでした。

ところが、結果は逆。
24種類のジャムを売り場に並べた時と、6種類のジャムを売り場に並べたときでは、前者は、後者の売り上げの10分の1しかなかったのです。

選択で後悔しないために

シーナ・アイエンガー教授は「幸せの選択を惑わすこと」として4つの現象を記しています。

【幸せな選択を惑わすこと】
①数値にこだわりすぎる
②自分のほしいものがわからない
③「幸せ」を過度に期待をする
④「分かっていても」間違った選択をして安心する

この4つを乗り越えていくには、どうしたらいいのでしょうか。
婚活になぞられて、対処法を考えてみます。

①数値にこだわりすぎる

わかりやすい数値に惑わされずに、直観を大切にすること。

相手の「年収」「学歴」といったスペック的な要素よりも、会った時の冷静な直感を信じる。

②自分のほしいものがわからない

人間の直観は残念ながら目の前の「誘惑」に惑わされやすい。
将来のことを冷静に考えられるのは「理性」だけ

目の前の誘惑。外見の美しさは大切ですが「誘惑」の要素もあります。
外見だけではなく、内面からにじみ出る「人柄」を交際中に冷静に見極めたいところです。

③幸せへの過度の期待

他者依存は非常に効率が悪く、自分が変わることが一番成果が見えやすく、そして確実である

「相手が悪と悪い」「相手に代わってほしい」と思うより、自分が変わったほうが早くて確実。

④分かっていても間違った選択をしてしまう

直感はいつも誘惑に負けやすく、誘惑によってなされた選択には、「明日からのことが考慮されていない」ということを認識しておく

一時の誘惑で選んだ選択は次の日からの「幸せの保証」には全くなっていない、ということ。

複数交際で幸せな選択をするには

アイエンガ―教授は「幸せな選択」をするには、理性を3つのステップで働かせること、と説いています。

①1年後、どのような状態でいたいのか。

②3年後、さらにどのような状態でいたいのか

③10年後、さらにどのような状態でありたいのか。

「将来像を考える」というと、自己の掘り下げに意識を向けやすく、つらいため、結局やらずじまいになることが多いようです。
そうならないためには「身近な人の状態を観察すること」も勧めています。

先に結婚した友人達、家族、両親。職場の上司はわかりやすい例かもしれません。

回りの人間関係をみて、自分の未来を創造してみる。
幻滅するか、希望が持てるかが予想できるようです。

まとめ

複数交際は「限られた時間の中で同時進行が出来て便利」と思われる反面、実際の様子をみていると、乗り切るのは大変難しいようです。

5人、6人と複数交際ができても、結果ゼロでは、時間の浪費といえなくもありません。

直観と同時に「冷静な理性」を働かて、積極的に「選択」をする。
複数交際のワナにはまらず、「幸せな選択」をするために「選択の科学」も参考のひとつにしてみて下さい。

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