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なぜ結婚相談所で40代婚活は迷走するのか「すれ違う男女の意識」

森とう(@MoritoYuko)です。こんにちわ。柏市で結婚相談所を経営しています。

40代女性から「40代男性と結婚したいのに、お見合いを申し込んでも不成立ばかり」という声が大変多く聞かれます。

一方の40代男性からは「お見合いが成立しない」」という声も。

IBJは結婚相談所の数多くの「連盟・連合」の中でも比較的「若い」と言われていますが、年齢別でみると40代は多く、40代男性は最も多く活動されています。

IBJ年齢別会員数(2017年IBJデータより抜粋)

女性はどの年代も「同世代婚」を望み、活動されている方が多いです。
各年代の男女比を見てみましょう。

【IBJ結婚相談所の男女比率】
30代前半 
30代後半 3.56.5
40代前半 4.65.4
40代後半 

40代の男女比率は30代ほど大きくありません。
それでは同世代婚も叶い、成婚率も高いと想像したいところです。
実際のIBJ成婚データで見てみましょう。

【成婚できる可能性】
40代前半
男性 108%
女性    71%
【成婚できる可能性】
40代後半
男性   70%
女性   43%

40代女性は厳しい婚活の様子が見られます。

一方の40代前半男性は「俺、ダイジョウブじゃん!」と思われた方もいるかもしれません。
では、女性が男性に求める項目No.1の「経済力」についても見てみましょう。
実際にどのくらいの年収の方が「結婚」できているのでしょうか。

【40代男性・成婚者年収】

40代前半 年収 600万 以上
40代後半 年収 800万 以上

目次

40代女性は同世代に高年収を望む

結婚相談所の女性は男性の経済力に「ある願望」のようなものがあります。

30代前半なら、500万以上
30代後半なら、600万以上
40代前半なら、700万以上
40代後半なら、800万以上

「職場の男性達の給与がこれくらいだから…」とのことのようです。

大企業にお勤めの女性達なのかしれません。
それにしても課長クラス以上の給与を求められている40代男性。
「ハイスペック」といえる立派な高年収ぶりですが、男性が少ない結婚相談所で競争は激しそうです。
実際、どのくらいの競争率になるのかを見ていきましょう。

「40代前半男性」にお見合いを申し込む女性は「30代後半~40代前半女性」と仮定。

30代後半(6,091名)+40代前半(4,352名)=合計 10,443
(2019年6月末会員数から算出)

40代前半男性

(年収600万以上)2,138名 競争率  5倍
(年収700万以上)1,377名 競争率  8倍

さらに「条件」を加えると…

40代前半男性
大卒以上
168㎝以上
初婚・再婚(子なし)

(年収600万以上)1,313名  競争率   8倍
(年収700万以上)   881名  競争率    12倍

40代男性は30歳女性に「ボクは”平気”です」

結婚相談所の婚活男性は女性には「若さ」を求めます。
30代男性が20代女性を望むばかりでなく、50代男性も20代女性にお見合い申し込みをします。

「お子さんが欲しい」という思いと、「若い子を連れ歩きたい」「若い子の方が素直」ということのようです。
ただ、これは「結婚相談所にいる男性だから」でもなさそうなデータがあります。

男性は自分よりも年下の結婚相手を希望し、女性の半数以上は自分と同年齢層を希望している様子がわかります。

すれ違う40代男女はどうしたら結婚が出来るのか

登録人数が多いからとはいえ、40代ハイスペック男性の競争率の高さは30代と変わらず激戦。
そもそもその方達は40代女性よりも5歳から10歳年下の「若い女性達」を望んでいる。

「婚活しないほうがいいのではないだろうか」と考える方もいるかと思います。
下記の目的で行うのであらば、成婚は難しいかもしれません。

●女性は同世代男性に「経済力」を依存する。
●男性は若い女性に「人生」を依存する。

日本はついに国から「年金だけでは2千万以上足らない」と言われてしまいました。
このままの消費活動では「老後破綻が7割」も言われているようです。
独りで生きていくには不透明感が漂います。

でも、「ひとり口は食えぬがふたり口は食える」という言葉があります。
「誰かと一緒に生きる」は人生100年時代と言われるこれからの時代により必要になるのではないでしょうか。

「40代後半で結婚、パパにもなれました」という話もたくさんあります。

子供を大卒まで育てるには一人当たり「3.800万円必要」と試算するデータもあります。

40歳から婚活は「20代、30代の婚活を遅れてする」という意識ではなく、時間的・資金的に諸処の事情が間に合うかの検証をしながら進む必要はあります。

IBJ40代成婚者の最も多い年齢差は4~5歳差

40代は自分の性格も生活スタイルも確立し、「他人とプライベートを協調させる」ことが難しくなる世代と言われています。
そのなかで、協調の最たる行為である結婚をなぜ選ぶのか。

40代婚活は「老後」とされる年代に近く、とはいえ、折り合いを見つける接点も少ない。
意識のすれ違いも顕著です。

女性は「独りで生きていける」ほどの経済的自立と、いざとなったら男性を支えられるほどの強いメンタルは必要かもしれません。

美人とかカワイイ、家庭的訴求では、若い世代の前で霞んでしてしまいます。

男性も子供が欲しいならハイスペックと言われる潤沢な経済力が必要です。

人生100年と言われ、時代はこれから「空前絶後の変化をしていく」と言われているようです。

40代は老後は20代に比べれば近いですが、人生そのものは折り返しにも来ていません。

「40代婚活は迷走する」とこれまでは言われてきました。

これからの未開の時代をいきるあなた。
「可能性」を開拓するのもあなた次第。
柔軟性と新しい発想と少しのガッツで幸せを手にして頂けたら、と思います。

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