森とうです。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所「森とうマリッジデザイン」を運営しています。
「お酒が飲めない男は、女性にモテないのでしょうか」
結婚相談所だけでなく、マッチングアプリで活動している男性にも気になる問題だと思います。
結論からいえば、お酒を飲まない男性は、飲む男性より成婚率が低いというデータがあります。
ただし、お酒が飲めないだけで女性から恋愛対象外にされるわけではありません。
体質的に飲めない男性も、あまりお酒が好きではない男性も成婚しています。反対に、お酒を飲めるからといって、婚活がうまくいくわけでもありません。
女性が見ているのは飲酒の可否だけではなく、お酒がなくても会話を楽しみ、相手との関係をつくれる男性なのかという点です。
お酒を飲む男性の方が成婚率は高い
2025年度版IBJ成婚白書では、男性の飲酒区分別に成婚率が発表されています。

男性の飲酒区分別での成婚率は「飲まない」28.7%、「付き合い程度」34.8%、「飲む」38.4%です。
「飲む」と「飲まない」では9.7ポイントの差があり、成婚率にすると「飲む」男性の方が約1.3倍高くなっています。
数字だけを見れば、お酒を飲む男性の方が成婚しやすい傾向はあります。この差を「お酒は婚活に関係ない」と片づけることはできません。
一方で、このデータは、お酒を飲むことによって成婚率が上がると証明したものではありません。
IBJの登録区分も「飲まない」であって、「体質的に飲めない」ではありません。アレルギーなどで飲めない人、飲めるけれど好きではない人、生活習慣として飲まない人が同じ区分に含まれています。
そのため、この数字だけで「お酒が飲めない男性はモテない」と結論づけることもできません。
女性は飲酒の可否だけで結婚相手を決めていない
一緒にお酒を楽しみたい女性であれば、飲める男性を希望することはあります。
マッチングアプリでも、飲酒習慣の項目を見て、自分とは生活の好みが合わないと判断する人はいるでしょう。
ただ、それは飲めない男性全体が恋愛対象外になるという意味ではありません。その女性が結婚生活に、配偶者と一緒にお酒を楽しむ時間を求めているということです。
実際の婚活で、お酒が関わる場面は限られています。
女性が結婚相手を見極めるときも、飲酒の可否だけを切り離して判断することは多くありません。
会話ができるか、
意思を伝えられるか、
相手の話を受け止められるかといった、
そういった、日々の関わり方を見ています。
お酒を飲めること自体が、男性としての魅力になるわけでもありません。
むしろ、お酒の勢いを借りなければ女性に自分の気持ちを伝えられないように見えれば、頼もしさに欠けるとすら受け取られることもあります。
お酒が飲めないからダメなのではなく、お酒がなくても相手と関係をつくれるかが大切です。
「飲めないから、女性が合わせてほしい」になると難しい
体質やアレルギーでお酒が飲めないことは、本人の努力で変える問題ではありません。婚活のために無理をして飲む必要もありません。
一方、嗜好として飲まない場合、そのことを強く主張すると、「否定することが多そう」と受け取られる可能性があります。
相手も同じようにお酒を飲まない女性であれば、問題はないように思えるかもしれません。しかし共通点があることと、居心地よく付き合えることは別です。
女性が「この交際は難しい」と感じるのは、お酒を飲めないことではありません。自分の事情を当然とする姿勢です。
お酒以外のことでも同様です。
「自分はできないから、相手が理解してくれ」と相手が理解するようであれば、結婚相手としては慎重になります。
配慮のつもりが、許可する言い方になっている
婚活中のデートでは、次のような言い方もよく聞かれます。
「自分はお酒を飲まないけど、飲んでもいいよ」
「お酒は好きじゃないけど、飲みたかったら飲んでいいよ」
本人は、相手の自由を認めているつもりなのでしょう。
しかし、言葉の形としては「自分は飲まない。それでも、あなたが飲むことは認める」と、相手に許可を与えています。
そんなつもりはなくても、受け手には、自分を基準にして相手へ例外を認めているように聞こえることがあります。
たとえば、
「僕は飲みませんが、お酒を飲む方と食事に行くこともありますし、一緒に楽しめます」
と伝えれば、自分は飲まないという事実と、飲む相手とも食事を楽しめるという事実も伝わります。
相手の選択を評価する言い方にもなりません。
本人は相手に配慮しているつもりなのに、なぜか交際が進まない。そのようなときは、何を伝えたかだけでなく、どのような言い方で伝えたのかも見直してよいのではないでしょうか。
お酒を飲めない男性も成婚している
弊社で成婚した男性の中にも、お酒を体質的に飲めない人や、あまり好きではない人はいます。
その男性たちは、婚活のためにお酒を飲めるようになったわけはありません。
女性との会話を楽しくしようとしたり、日々のコミュニケーションを丁寧に積み重ねたりすることで、成婚できる関係をつくりました。そして、その先の結婚生活へ進んでいます。
お酒が飲めないことを理由に女性へ合わせてもらおうとはせず、自分にできる関わり方を続けていたのです。
そのような男性にとって、飲酒習慣の違いは、結婚を妨げる決定的な問題にはなりませんでした。
本当に「お酒が飲めないから」断られたのか
婚活がうまく進まないとき、「自分はお酒が飲めないからモテないのだ」と考える男性もいます。
お相手から、お酒が飲めないことを理由として伝えられた人もいるかもしれません。
ただし、それが交際を断られた理由のすべてとは限りません。
お酒が飲めないことは、相手にとっても言葉にしやすい理由です。会話やコミュニケーション全体に違和感があったとしても、その中から説明しやすい一つの要素として伝えられることがあります。
お見合いや交際が何度も続かないのであれば、お酒が飲めないことだけで説明しない方がよいでしょう。
- 女性との会話を相手任せにしていなかったか。
- 自分の事情に合わせてもらうことを求めていなかったか。
- 相手の考えや嗜好を受け止めようとしていたか。
お酒以外の部分にも丁寧に向き合うことで、次の婚活で改善できることが見えてきます。
お酒が飲めないことだけで婚活は決まらない
IBJの成婚データだけを見ると、お酒を飲まないことが、婚活で多少不利に働く場面はあるでしょう。
しかし、女性が結婚相手を選ぶときに見ているのは、飲酒の可否だけではありません。
お酒がなくても会話を楽しみ、自分から関係をつくろうとするのか。その違いは、飲酒習慣そのものより強く伝わります。
お酒が飲めないという事実は、変えなくても構いません。
見直す必要があるのは、その事実を相手との関係の中でどのように扱っているかです。

