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結婚相談所が2回目にならないために|3つの落とし穴と成功の秘訣

森とうです。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。

近年、結婚相談所の認知が格段に増し、20代から結婚相談所で婚活をしようという方達が増えてきました。

そのこと自体はとても良いことだと私は思います。

しかし、まだ30代早々にもかかわらず「実は相談所はもう2社目なんです」という方からのご相談も増えてきています。

婚活は本来、一度きりで終わらせたい大切な挑戦です。

お話をお聞きすると、ある一定の共通点や誤解があります。

そして、その方たちが特殊ということではなく、誰でも「2回目の婚活者」になる可能性があります。

この記事では、「そうならないための備え方」をお伝えします。

幸せになるための婚活に自分を消耗させないために、参考にしてください。

目次

結婚相談所を1回で終わらせない「3つの落とし穴」

婚活がうまくいかなかった方の中には、「自分はもっと評価されてもいいはず」という思いから、婚活の落とし穴といわれる症状を起こしています。その典型的な例を3つご紹介します。 

【落とし穴1】自分への思い入れが強すぎた

自己評価と他者評価は、残念ながらほぼ「一致しない」です。
実は私もこの話に近い体験しています。不動産会社を経営している友人に自分の持ち家の査定を”軽く”相談してみたのです。「これくらいはいけるだろう」と。そうしたら重くピシャリと次の言葉に言われました。

売り手は自己査定が甘い
買い手は徹底的にリサーチしてくる
もっとシビアに価値を見てくるよ

友人との会話とはいえ、自己認識の甘さに反省しました。

自分の過去や背景に思い入れがあるのは当然ですが、他者にも別の視点があります。自分視点にこだわりすぎると思いが一方通行になり、結果として「婚活の長期化」という辛い道のりを歩まなければならないのです。

【落とし穴2】 他人と比較しすぎて自分を見失う

すでに結婚している友人達と自分を比較し、「自分も彼らと同じレベルの相手と結婚できるはず」と時間軸がアップデートされていないのです。 他人の結婚はその当時の環境やタイミングによるもの。 本当に比べるべきは、「今の自分と似た状況の人」が、「どのような相手と結婚しているか」なのです。

「過去の理想」に憑りつかれたままだと、2回目の結婚相談所になっても、同じことにもなります。

【落とし穴3】焦りから相手を妄信

せっかく「成婚」まで頑張ったのに退会後破局、というご相談も頂くようになりました。「成婚退会後に相手の態度が豹変」「成婚退会後に後出しじゃんけんのような話を持ち出された」などです。ベテラン仲人といわれる私でさえ、ため息が出てしまうような話もあります。

ご本人はとても辛い出来事だったと思います。 しかし、よくよくお聞きすると、「交際中から相手のメンタルに不安があった」「なんとなく違和感はあった」とのこと。

それでも、「結婚相談所にいる人だから、結婚には本気のはず。成婚すればきっとうまくいく」と信じてしまったようです。 いずれの話も焦りや思い込みから相手を妄信してしまった結果であることは否めません。

注意:結婚相談所との関係が希薄だと婚活は難しくなる

しかしながら、これらのケースをお聞きするたびに、相談所の存在が非常に希薄であることも気になりました。 結婚相談所はわざわざ「相談」と名のつく場所です。

私は会員様達に「結婚相談所は相談するところ」と「呪文」のようにお伝えしています。 「相談」しないのであれば「結婚所」でいいのです。そして無料で使える婚活アプリで十分。

IBJが正式に公表している「成婚率」は30~40%程度です。IBJのデータベースは非常に精巧に設計されていますが、このシステムを使っただけで結婚できるほど「婚活は甘くないと婚活現場にいる私は感じます。

結婚相談所1回で成婚する人が必ず持つ3つの力

私の経験から、結婚相談所で成婚していく人には、次の3つの要素があります。

  1. 年齢を冷静にとらえる力
  2. 決断する力
  3. コミュニケーション力

「年齢」を冷静にとらえる力がある

「年齢を冷静にとらえる」というのは年齢に楽観も悲観もしないということです。

若ければ婚活成功というわけでもありません。 若さゆえの浅はかな判断もしやすく、結果的に「2回目の結婚相談所」になることは前述のとおり。

少なくとも私の相談所で成婚していく方達は等身大の自分を受け入れる力=客観視する力が、あります。

決断する力がある

結婚相談所の婚活は「決断の連続」です。 本当に結婚するぞ、という覚悟がなければ、その決断に踏み切ることはとてもできないのです。 

ある40代女性会員様は結婚相談所こそ弊社が初めてだったのですが、それまで親からのお見合い話、友人からの紹介などがあったものの、ご縁に至りませんでした。
それでも「やっぱり結婚したい」と必死な思いで活動し、1年半で成婚されました。途中、私は落ち込んだ彼女の姿も見てきましたし、交際中の赤裸々な不安な思いも聞いています。

どなたもスイスイ楽々で成婚という方はいません。

真剣に悩み、必死で決断を繰り返す覚悟がないと、成婚は到底手に入れられないのです。

コミュニケーション力こそ婚活最大の武器

盛り上げ上手である必要はありませんが、人を不快にさせない会話力は婚活最大の武器になります。
 
「テレワークで人と話す機会がない」
「職場は同性ばかりで」
「人見知りで」
…・というセリフはよく聞きます。

それが結婚相談所での活動理由にはなっても、残念ながらお相手にとっての理由にはならないのです。

 婚活は条件がいいから成婚できるのではなく、「会話力がある人こそ、成婚しています。

普段の生活から少しずつ「コミュニケーション力=対話力」を鍛えておくことをお勧めします。
コンビニでも食堂でも、今まで無言でやり過ごしていた場面に「ありがとう」と一言伝えてみる。

この小さな変化こそ、何かを動かし始めるきっかけだと思います。

■ まとめ

婚活は、一度きりで終わらせたい大切な挑戦です。

2回目の婚活は、時間もお金も、そして心のエネルギーも確実に減っていきます。
だからこそ、これから始めるあなたには「事前準備」を万全にしていただきたい。

もし「自分の立ち位置や進め方を整理してから始めたい」と思ったら、スタート前にプロと一度話しておくのも有効です。
当相談所では、入会前の方を対象にした単発相談も行っています。

あなたの「最初の一歩」を、最後の婚活にするために。
準備をしてから走り出すことが、結局はいちばんの近道です。

「誰かと一緒に、今の状況を整理してみたい」と思われたときに、ご活用いただければ幸いです。

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