森とう(@MoritoYuko)です。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。
婚活中の方から、次のご質問をたびたび頂きます。

「10人以上にお見合い申込みしているのに、なかなかOK返事が来ません。何か原因があるのでしょうか…」
不成立が続くと、まるで自分が否定されたような気になってしまいますよね。



女性にはまず伝えたいことがあります。
結婚相談所では男性が少ないため、女性は、どなたも男性に比べ、NGされる回数は高いです。





めげないことが大事なんですね。



はい。昔から結婚相談所は女性が多いです。
理由は下記ブログも確認下さい。
めげないことです!





男でもうまくいかないんですど。



おそらく「プロフィールに女性が嫌がる文章」を入れていますね…
原因は様々ですが、今回は代表的な要因5つと、その改善ポイントをご紹介します。
そもそも「お見合い申し込みって10人も必要なの?」と驚かれた方はこちらのブログもご参考ください。


不成立が続くお見合い申し込みの特徴とは
①新規会員の目立つ人にばかり申し込んている
IBJ会員検索リストは「標準」「年齢順」「登録順」の3つの並べ替えができます。
デフォルトは「標準」モード。
「標準」で一通り見た後は「新しい人は入っていないかな?」と「登録順」を見ることになります。
そこに「新規入会&条件の良い人」は大変目立ちます。50人、100人と申し込みがある方も多いです。
自分に振り向いてくれる確率は50~100人分の1の確率、つまりお見合い成立率は1~2%。
あなたの申し込みは埋没してしまう可能性があります。


②仮交際が進んでいる方に申し込んでいる
相談所から見ても正直、ハイスペックな人ではないと思われる人に申し込みをしていないのにお断り連続という場合もあります。
すでに仮交際が進んでいる(=真剣交際直前)人に申し込みをしている可能性があります。



このケースは大変多いです。
ある意味仕方がないです、割り切りましょう!
③ダメもと…申し込みばかりをしている
本人は「このくらいは普通」「せめてこれくらいは…」と思う条件が、結婚相談所では高倍率な状況にあります。
2021年度現在の成婚者は9,982人。総会員数は約70,000人。
結婚相談所での結婚は全く簡単ではありません。


「自分が会いたい人」には最低10人のライバルがいて、その中からあなたは抜きん出て「会いたい」と思わせる理由が必要です。
婚活アプリと同様に「どうせダメもと」40人、50人と申し込む方はいますが、お見合い平均成立率は7%
この数字はあくまで平均値。
IBJ成婚者が最も多い30代半ばの方は10%以上で推移しています。



「ダメもと申し込み」はやっはりダメです。


④自分のプロフィールに理由がある
婚活の世界では「喫煙者」「親と同居」「宗教」は避けられる傾向があります。



親と同居は事情がある場合は可能な範囲でプロフィールに書いておくと良いです
- 男女共通…喫煙、持病、宗教
- 男性…低年収、低身長、学歴差、家庭の状況、親との同居
- 女性…年齢、見た目(特に肥満)、家庭の状況、婚姻歴
その他には「雑なプロフィール」の方も避けられます。
改善方法を間違えやすいので、こちらも参考にしてください。




⑤共通点がなく、印象に残らない
プロフィールに共通点を感じない方からの申込みは放置されてしまう傾向にあります。
ダメもと申し込みをする方に多い傾向です。
たくさんの申し込みを受けるモテる人ほど相手に「なぜ自分に申し込みをしたのか」という明確な根拠を望んでます。
「写真をよくしてお見合いまで持ち込めば、どうにかなる」と考える方も一部にはいるようです。
ただ、現実はお見合いに現れた人物と写真との差が大きいと、相手(特に男性)は「裏切られた」と感じ、不成立になることが大変多いです。
お見合いOK率を上げるにはどうしたらよいのか
ここからは「これだけは押さえたい」というポイントを3つご紹介します。
Ⅰ.「お相手への希望」から外れない
お相手への希望欄に「お相手への希望、年齢、地域、子どもの有無、親同居」が表示されている部分があります。
「年齢」について、「20代、30代」と希望される方に40代の方が申し込みをしても、叶わないということです。
また、お相手は「猫アレルギー」と書いてあるのに、ご自分は「犬猫を飼いたい!」では、お相手は困ります。
自分の「お相手への希望」も相手にどのような印象を与えるかも再確認です。
空欄もNG。「誰でも良い」という印象を与えています。



「お相手への希望欄」に記入が多い人は敬遠される傾向にあります。


Ⅱ.自分と同じ項目がある相手に申し込む
なるべく自分との生い立ちや生活環境に近い方に申し込みをする。
具体的には「居住地、出身地、家族構成、学歴、家族の状況」などです。



年齢差はより同学年、同世代になっています。
10歳以上の年の差婚を望む男性もいますが、女性はとてもとてもとても同世代の男性との結婚を強く望んでいます


Ⅲ.成婚データを把握する
IBJから年度ごとに発表されている成婚者の分析データ「成婚白書2021年度」(上記参照)
結婚相談所の成婚者のリアルを紹介しています。
結婚相談所で成婚を獲得するには「成婚データ」を把握し、それに沿った行動をすることです。



恋愛テクニックや引き寄せの術、占いを信じることは自由です。
ただ、お相手に通用するかは疑問。結婚相談所は成婚するための正確な数字を把握して行動できる人が成功しています。
Ⅳ.トライ&エラーを続ける
数件お断りが続くと、すぐに消極的になってしまう方がいます。
自分の状況を見つめるのはどなたも不安です。



困難な活動でもあきめず、地道にPDCAサイクルを回した女性の活動はとても参考になります。


まとめ
お見合い不成立が続くのは、「お相手の要望とミスマッチ」です。
自分が会いたいと思っても、お相手もおなじ気持ちにならなければ、残念ながら駄々っ子と同じです。


多くの方は「会いたい、会いたい」の一方的な売り込みという呪いの道を歩いています。


以前は「男性が上、女性が下」と言われるような女性からの上昇婚が多くみられました。
ただ、職場婚が廃れ、「婚活」が普及するにつれ、同類婚、同年齢婚が大変増えています。



自分にとって同じような人、を探すことが難しい場合はぜひ相談所のフィードバックを受けてみてください。



相談所からは「妥協しろ」とか「高望みだ」と言われませんか?



自分ですでにそのように思っているのであれば、まずは自分でやり方を変えてみてはいかがでしょうか。
試行錯誤は恥ずかしいことでもありません。
相談所は相談する人がいる婚活です。相談して恥ずかしいと思うより、「旅の恥はかき捨て」の精神を持っていただきたいです。
相談所でたくさん試行錯誤して、人生のバージョンを挙げて、見事成婚。そして素知らぬ顔して結婚生活を営めれば、相談所を充分活用したことになるのではないでしょうか。
何度も言います。
相談所に居るからこそ、たくさん試行錯誤をしてほしいです。