森とうです。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。
婚活中の方から次のご質問を頂きました。

お見合いから仮交際に進める確率はどのくらいですか?
その時は次のようにお答えしています。
確率的には約30~40%



お見合い3回お会いして、1人と仮交際成立という計算になります。



なかなか難しいですね。



お互いに真剣ですからね。
男女や年齢によってお見合い成立率も変わります。
今回は年齢から見た「仮交際成立率」と「お断り理由の男女の違い」から「仮交際成立のコツ」を解説します。
参考にしてください。


年齢が増すほど仮交際成立の確率は下がる
下記の表は年齢による交際成立の確率を示しています。



20代の仮交際成立率の高さは同じ年、または1~2歳差のお見合いが強く影響しています。
「緊張せずに話ができた」「同世代だから話題があった」という理由です。


ただし、年齢が上がるにつれ、仮交際成立率は低くなっています。


男女で違う「交際お断り理由」
男性と女性のお断り理由には特徴があります。
男性は「見た目重視」、女性は「コミュニケーション力重視」
- 男性
「女性が写真と別人のようだった」「写真から想像する(明るい)イメージと違った」 - 女性
- 「プロフィールを読んでいないようだった」「一方的に自分語り」「上から目線」


男性のお断り「女性が写真と違った」は女性本人に伝わらない…



お見合いは予想以上に多く成立して、お見合いもそれなりに楽しく会話しているのですが、「お断り」されてきた理由がすこしわかりました…。



男性は女性が写真と違うとなると、まず「だまされた」と思い、その後の会話が上の空になる方もいます。



男だって写真と違う人ばっかりですけど!



女性はお見合いで「コミュケーション力、マナー、実際の見た目、清潔感、経済力」など多項目を確認する方は多いです。
男性はそうではない方が多いようです…
さらに、男性は回答理由に「女性が写真と違かった」とは報告しずらいようです。



「顔で選んでいる」と相談所に知られるのも抵抗があって、価値観が違うとかでごまかしてしまうこともあります
改善ポイントはあるの?
写真との違いを解消するために、男性は「公式プロフィール写真」より「会員のカジュアル写真」を重視する傾向にあります。



カジュアル写真を掲載している女性はお見合い・交際成立率、両方高い傾向にあります。
大人になるとあまり自分の写真がないから、という方も多いです。
社会情勢的に「お出かけ写真」が少ないとは思いますが、とにかく用意されることをお勧めします。





プロフィールに一言説明文を書いておくといいですね
男性はリアル訴求。
プロフィール写真がキレイなのはもちろんですが、生活の様子がわかると、さらに好感度は高いです。
男性も同じです。
プロフィール写真は鮮度が命。
もし半年以上同じ写真を使っているのであれば、思い切って「撮り直し」も有効です。



その場合は「別の撮影スタジオ」で!


男性はツタンカーメンに注意
お見合いの場で空気が冷えた時こそ挽回策は「笑顔」です



日頃、「笑顔」になること、があまりない男性はツタンカーメン=無表情に注意です。





にこやかな雰囲気にしているつもりですが…



伝わっていなければ意味がないです
緊張で目を合わせられない、うつむきがち、という方はいるようです。
マスクで無表情に安住していると、声のトーンも悪くなります。


女性の話をしっかり聞こうとしているうちに表情が置いてけぼりにならないように。
ため口は地雷
また、男性の「タメ口」は女性から全く評判が良くありません。「上から目線」「馴れ馴れしい」「こちらをナメている」と散々です。
お見合いは「敬語」が基本です。


まとめ
やっと成立したお見合いでも仮交際へ進める確率は30%~40%。
交際が成立するためには男女の考えの違いを想像することが基本です。
婚活がうまくいかない人は「他者目線」を忘れています。
お見合い後の交際不成立が続く場合は「他人からどう見られているか」をどうしても考える必要があります。
結婚は「相手」があってこそ成立します。
婚活を成功させるためには、自分目線、相手目線のバランスをとること。
婚活にひとり勝ちはなく、相手との歩調を合わせられる人だけが「成婚」しているように感じます。

