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【仮交際の不安】察しすぎる女性、察せない男性

―想像力のバランスが、婚活を左右する理由―

こんにちは、森とうです。千葉県柏市で結婚相談所「森とうマリッジデザイン」を運営しています。

今回は、婚活を進める上でとても重要な「想像力」の話です。

想像力と聞くと「夢を描く力」のように思われがちですが、婚活で問われる想像力とはもっと現実的で、実務的な力です。

それは、相手の立場に立って行動できる力であり、「お互いの婚活時間をリスペクトする姿勢」でもあります。

そしてこの「想像力」は、男女でも使い方に差があるようにも感じます。

今回は、特に結婚相談所でよく見られる「察しすぎる女性」と「察しない男性」のすれ違いやそしてそれがご縁を遠ざけてしまう理由についてお話しします。参考にしてください。

目次

想像力のバランスが崩れると、婚活はこじれはじめる

まず前提として、婚活においての想像力とは「相手を思いやり、自分の心のバランスもとる力」です。

これが適切に働いていれば、コミュニケーションはスムーズに進み、誤解も減ります。

しかし、この想像力が暴走したり欠如すると、関係の歯車がうまく噛み合わなくなってしまうのです。

優しさが暴走する「察する女性」

女性に多く見られるのは、「相手の気持ちを察しすぎて、自分を追い込んでしまう」タイプです。

たとえば仮交際で次の状況はよく見られます。

  • 「ファーストコール」が数時間遅れただけで、
    「私は軽んじられているのかも」と、どんどんネガティブな方向にか想像を膨らませてしまう…。
  • デートの日程をなかなか提示してくれない男性に対して
    「自分に乗り気じゃないのかも」
    ‥とひとり傷つく。

これはいわば、想像力が暴走してしまった状態。

本来は相手を「思いやる優しい気持ち」が、「察して傷つく」という形で、自分を消耗させているのです。

でも、そのほとんどは“確証のない予測”であり、まだ何も起きていない段階です。

察せない男という「もったいなさ」

一方、男性側に多いのは「想像力の不足」です。

  • ファーストコールもしたし、あとは結婚相談所だし、女性も結婚の意思もあるはずだから、自然に進むだろう。
  • LINE交換もしたし、とりあえず日程も決まったし、女性の気持ちは「俺と同じように」もう安心しているだろう
森とうゆうこ

‥と「そうそう!」と思った男性は自爆直前です

でも実際は、女性はファーストコールのタイミング、初デートの日時決め、場所決め、当日の服装、当日の到着時間、食事内容、そして支払いの様子まで…男性のひとつひとつの所作を通して「自分にちゃんと向き合ってくれているか」を確認しています。

つまり、「伝えなければ伝わらない場面」で、「あとひとこと」が出てこない男性は、知らないうちに女性を不安にさせてしまうのです。

たとえば「今日は楽しかったです」の一言、次回のデートにつながる「また会いたいと思ってます」の一言。
この「たった一言」があるかないかで、婚活は天と地ほどの差が生まれます。

森とうゆうこ

初デート後に「なぜか振られた」という時は、ほぼ「あとひとこと」のもったいない路線で終わっています。

想像力が一番試されるのは「初デートまでの時間」

多くの方が勘違いしがちですが、想像力がもっとも問われるのは、お見合いではありません。

実は、仮交際に入ってからの「最初の数日間」こそ、想像力の見せどころなのです。

たとえば次のようなことを考えてみて下さい。

  • ファーストコールはルール通りにできたか?(仮交際成立した日の夜20時頃)
  • LINE交換は丁寧にできたか。
  • 初デートの日程や場所選びはお相手の都合や配慮ができたか
  • デート内容は自ら提案ができたか

こういった細やかな気づきは、すべて“想像力”によって支えられています。

結婚相談所では、最初の出会いをセッティングするのはカウンセラーです。

しかし、仮交際に入ったあとは、お互いの力、つまりお互いの適切な想像力で関係を育てていくしかありません。

想像力とは「婚活時間へのリスペクト」にも

婚活中の誰もが、自分の時間を削って、お金をかけて、勇気を出して活動しています。

だからこそ、想像力を持って行動することは、「相手の婚活時間を大切にする」というリスペクトの姿勢でもあるのです。

  • 返信を早めに出す
  • 返信内容にひとこと感情ワードを添える
  • 次のデートの提案も自ら、早めに、行う

こうした小さな配慮があるだけで、「この人はちゃんと向き合ってくれている」と感じられるのです。

想像力の偏りに気づくことから始めよう

婚活がうまくいかないとき、「いい人がいない」「タイミングが悪い」と外的要因を挙げたくなる気持ちはよくわかります。

でも、ご自身の想像力の“配分”を見直すことで、関係性がガラリと変わることもあります。

  • 勝手に相手の様子を「~のはず」と想像していないか
  • 勝手に「自分と同じ」と思っていないか
  • 相手の婚活時間の貴重さも想像できているか

最後に

婚活は、「誰と出会うか」と同じくらい、「その出会いをどう育てるか」が問われる行動と時間です。

そのために重要なのが想像力。
この力は二人の関係を育てる大きな力として影響します。

・相手のことを思いすぎて自分が苦しんでいないか。
・「自分と同じはず」と想像を怠っていないか。

そして、その先にある「あとひとこと」の勇気が、それぞれの誤解を無くし、未来をつなぐきっかけになります。

そんな視点を、あなたのこれからの婚活にも加えてみてはいかがでしょうか。

あなたの不安が一つでも解消できますように。

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