森とうです。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。
今回は交際相手との「スキンシップ」についてです。
IBJ結婚相談所は男女間のトラブルを回避のため、スキンシップについて下記の規定があります。
「外泊を伴う旅行や宿泊、同棲、婚前交渉、結婚」の口約束は成婚とみなす

つまりボディタッチやキスはOK。
セッ〇スはダメということです。
IBJ結婚相談所の婚活はスピード感があります。
仮交際デートを4~5回終えれば、「真剣交際」に進む決断を迫られます。
そこではじめてモヤモヤした相手への違和感が「スキンシップ」にあり、最終的に交際終了になった女性の話を例に、結婚相談所での交際とスキンシップのあり方を考えます。



特に女性は「条件」もさることながら、そもそも「その人とキスできそうか?」というシンプルな気持ちを大切にして下さい。
「真剣交際の申し出」で気づいた違和感
真剣交際の申し出を受けたばかりの女性会員の方から電話がありました。



やっぱり交際終了したいです…(涙声)



何かあったのですか?



カレに触れられて、どうしても『ダメだ』と思ってしまったんです…


「条件」はあっても、心の盛りあがりが感じられない
男性は全体的に平均的で「女性が結婚したい”普通の男性”」というプロフィールの方でした。
デートも4回、5回と進み、交際報告には常に「順調です」という言葉が。



ただ、その言葉以外に「一緒にいて楽しい」「一緒にいてラク」といった感情表現がないのが大変気がかりでした。
一般的に「女性の交際報告」は感情表現がとても豊かです。
絵文字や擬音語がちりばめられ、文面は華やか。



感情の浮き沈みがそのままが文面に反映される、とも言えます。
彼女には、その「感情」の部分があまり書かれていませんでした。
「楽しい」も「うれしい」も「一緒にいて楽」という言葉もありません。
ただあるのは「良い人だと思います」


婚活は「頭」で考えても破局する
女性は結局、男性から「煮え切らない態度が不安」と交際終了を告げられてしまいました。
女性は「前から違和感がありました。自分で我慢すれば乗り越えられると思っていたのですが」とのこと。



「自分がガマンすれば」は何の解決にもならず、結論の先送りになり、むしろストレスをためていく傾向があります。
「その人」とキスできる?
女性はどうしてもお相手の男性のニオイを受け入れることが出来ませんでした。
男性にも同様のケースはあります。
男性も女性もニオイという生理的現象は避けられない話題です。



生理的な感覚って慣れたら大丈夫なのでは?



汗臭など一時的なものはそうかもしれません。ただ、慣れるか、という点では難しいようです。
担当の女性カウンセラーさんは「ニオイですか‥。面談時は不潔感もなく、気になりませんでした」とのこと。
女性も男性に見た目に不潔感は感じていなかったとのことでした。余計に男性はショックだったようです。



何度も言いますが、「その人とキスできるか」という自然な感覚は本当に大事です。
ニオイについて興味深い実験がありますので、ご紹介します。
スイスの動物学者、ヴェーデキント博士によっておこなれた「Tシャツのテスト」とよばれる実験。
人間は恋愛遺伝子(HLA遺伝子)の型が自分とちがう異性に強く惹かれる傾向があるという説。







思春期の女性が「お父さん臭い!」と父親のニオイを嫌うのは「近親相姦」を避ける遺伝子行動だそうです…


まとめ
結婚相談所はスピード感があるため、価値観のすり合わせや結婚感ばかりに目が行き、肌のふれあいやちょっとしたスキンシップをないがしろにしてしまっていた、という話はあります。
合理性や条件だけで結婚生活が豊かになることはありません。
「生理的にウエルカム」という感覚は大事にしていただきたいです。
異性を受け入れられない要因は単に匂いがいやだといったものばかりでもありません。
「育った家庭環境」「両親の夫婦関係」「親の支配」「過去のトラウマ」が心にブレーキをかけていることもあります。
スキンシップに悩むのは女性ばかりではなく、男性も同じです。





潔癖症も心のゆがみとも言われています。
相談所は様々なケースを聞いています。恥ずかしがらず、相談所に話をしてみていください。
人に話すことは自分の気持ちが整理されます。
自分の気持ちを俯瞰してみることが自己理解と未来へのステップになるのではないでしょうか。