森とうです。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所を運営しています。
結婚相談所への入会を検討している男性から、
「自分の職業は婚活で不利ですか?」
「結婚しやすい職業はありますか?」
と聞かれることがあります。
IBJが公表している職業別の成婚率を見ると、男性は職業によって成婚率に差があります。
ただし、このランキングを見て、「上位の職業に就いていれば結婚しやすい」「下位の職業では結婚できない」と判断することはできません。
男性の場合、職業だけでなく、年収、年齢、雇用形態、仕事の継続性、働き方なども一緒に見られるからです。
今回は、IBJが2026年に公表した最新の職業別成婚率TOP5と、IBJ成婚白書2024年度版の詳細データをもとに、男性の職業と結婚しやすさの関係を見ていきます。
IBJの成婚率とは
この記事で扱う成婚率は、IBJが次の方法で算出したものです。
成婚率=成婚者数 ÷ 成婚者数と中途退会者数の合計
この数字は、成婚して退会した人と、成婚せずに中途で退会した人を対象に算出した割合です。現在活動中の会員は含まれていません。
また、職業ごとの年齢や年収の構成は示されていないため、それらの影響を職業そのものの影響と切り分けることはできません。
職業別成婚率は、その職業に就けば同じ確率で結婚できることを示す指標ではなく、各職業に属する男性の退会結果を集計したものとして見る必要があります。
2026年最新 男性の成婚率TOP5
2026年にIBJ結婚みらい研究所が公表した2025年度成婚白書では、男性の成婚率TOP5は次の結果でした。

このランキングは、対象者が100人以上いる職業を対象としています。公務員は地方公務員として集計されています。
金融、コンサルタント、ITなど、比較的専門性があり、仕事内容を想像しやすい職業が上位に入っています。
一方で、この結果だけを見て「IT関連職なら婚活に有利」「金融系なら結婚しやすい」と判断することはできません。
同じ職業でも、年齢や年収、雇用形態、仕事内容は異なるからです。
男性の職業別成婚率一覧
職業全体の詳細は、IBJ成婚白書2024年度版で公表されています。

2024年度の成婚率は、弁護士が59.7%で最も高く、次に航空業界関連職が58.3%、公認会計士が54.9%、国家公務員が53.1%、各種コンサルタントが52.3%と続きます。
IT関連職は51.7%、大学教授・准教授は50.0%でした。
一方、経営者・会社役員は33.7%、会社員(その他)は26.8%、自営業は25.4%となっています。
なお、この一覧では、成婚者または全体における会員構成割合が0.5%に満たない職業は省略されています。
結婚しやすい職業は毎年変わる
2024年度の上位は、「弁護士」「航空業界関連職」「公認会計士」でした。
2025年度のTOP5では、「その他金融系職種」「各種コンサルタント」「銀行・証券関連職」が上位に入っています。
たとえば、2025年度に1位となったその他金融系職種は、2024年度の一覧では14番目でした。両年度では集計条件が異なるため、単純な順位比較はできません。
過去の成婚白書を複数年見ても、上位の職業は固定されていません。各職業に属する男性の人数、年齢、年収などの構成が変われば、成婚率も動きます。
そのため、順位の変動を見て「この職業の人気が上がった」「女性から選ばれなくなった」と判断することはできません。
職業別成婚率は、特定の職業に対する女性の人気ランキングではないからです。
男性は職業だけでなく年収も一緒に見られる
男性の職業別成婚率を読む際に、切り離せないのが年収です。
2025年度、2024年度ともに、上位には専門性があり、比較的高収入とされる職業が多く入っています。
一方、会社員(その他)は、2024年度の成婚率が26.8%でした。会社員であること自体が、婚活で有利になるわけではありません。
会社員(その他)という職業区分だけでは、仕事内容や収入水準を推測しにくい面もあります。
IT関連職も同様です。
職業別成婚率では上位ですが、IT関連職であれば年収にかかわらずお見合いが成立するわけではありません。
私が男性会員の活動を見ていても、同じIT関連職でお見合いの成立状況が一様になるわけではありません。
男性の職業別成婚率には、職業そのものの影響だけでなく、その職業に属する男性の年収や年齢が重なっていると考える必要があります。
男性の年収と成婚しやすさについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
職業名から仕事の見通しを持てるか
職業が婚活に影響する理由は、年収だけではありません。
弁護士、税理士、医師などは、高収入であることに加え、職業名から仕事内容を比較的容易に想像できます。
現在どのような仕事をしているのか、今後も同じ分野で働き続けられそうなのかを判断しやすい職業です。
一方、会社員(その他)、自営業、その他の職業では、職業欄だけを見ても仕事内容が分かりません。
現在十分な収入があっても、何をして収入を得ているのか、仕事を継続できるのか、結婚後にどのような生活になるのかが見えなければ、女性は結婚後の生活を判断しにくくなります。
男性の婚活では、年収額だけでなく、仕事と生活の見通しを女性が持てるかどうかも重要です。
自営業男性は仕事内容を伝える必要がある
IBJ成婚白書2024年度版では、経営者・会社役員の成婚率は33.7%、自営業は25.4%でした。
IBJは、この結果から、「安定した職業であることも婚活では重要な要素になる」と分析しています。
ただし、自営業だから結婚できないという意味ではありません。
弁護士や税理士も、独立していれば自営業者です。それでも資格や職業名から仕事内容を理解しやすく、将来の見通しを持ちやすい面があります。
一方、自営業という情報だけでは、女性は事業の内容や収入の継続性を判断できません。
そのため、私が自営業男性を支援する際は、年収額だけでなく、事業の内容や継続年数、今後の働き方までプロフィールで整理します。
本人にとっては日常の仕事でも、初めてプロフィールを見る女性には、その説明がなければ結婚後の生活を想像しにくいからです。
年収証明書が示すのは過去の収入額です。
事業の継続性や今後の働き方まで分かるものではありません。
結婚後の生活を考える女性にとっては、現在の年収だけでなく、今後の収入や働き方も判断材料になります。
自営業に限らず、職業名だけでは仕事の実態が伝わりにくい場合は、相手が判断するための情報をプロフィールで十分に補う必要があります。
男性の結婚しやすさは職業だけでは決まらない
職業別成婚率は、個人の結婚可能性を決めるものではありません。
ランキングが上位の職業でも、同じ職業の男性が全員同じ年収、年齢、働き方で活動しているわけでもないからです。
また、お見合いの成立には、次のような要素も関係します。
- 自分の年齢
- 年収
- 居住地域
- 希望する女性の条件
- プロフィールの内容
- 申し込み人数
- お見合いや交際でのコミュニケーション
職業名だけでは伝わりにくい仕事であれば、仕事内容や今後の働き方をプロフィールで補う。
お見合いが成立しなければ、年齢や年収、希望する女性の範囲も含めて活動を見直す必要があります。
職業ランキングは、自分の有利不利を決める表ではありません。
現在の仕事が相手からどのように見えるのか、女性が「会いたい」と判断するために足りない情報は何かを確認するための資料です。
関連記事



