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【仮交際】「交際が進まない」「結婚話ができない」時の男女の心理

森とうです。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。

「仮交際中の男性から具体的な結婚観の話が出来ないのですが」というご相談を最近、よく頂くようになりました。

これまでは結婚相談所の男性はガツガツ男子と言われ「女性の気持ちが追い付かない」ということが多かったのです。

女性は「気持ちが追いつかない」とは言え、ただ「受け身」女性今はほとんど見かけません。

このブログは女性が「色々アプローチをがんばっている」のに、「男性とデートしている」のに,具体的な結婚話がない、というケースのための記事です。

結論から言えば、男性の場合、結婚相談所のシステムを理解していない時は交際の改善余地あり。

そのほかのケースに該当する場合は、厳しい言葉にはなりますが、「本当にその人でないといけないのか」と考えて頂きたいです。
とはいえ、相手の気持ちや様子を知りたい、納得したい、と思う気持ちもわかります。
この記事では5つの観点から女性が戸惑う「男性の具体的な話をしてこない」場合の男性心理と対応策もご紹介します。

森とうゆうこ

実は、男性からみた女性心理にも当てはまります

今後の参考にしてください。

目次

ケース① 相談所の活動を理解していない

最近、最もよく目にするようになったケースです。
男性は「結婚相談所に入ったものの、その後の進め方がわからない。どうしたらいいのだろう」と思考停止になっているケース。

男性もご自身の相談所に確認すればいいものを相談所と関係性が構築できていない場合も多く、「めんどくさい」「聞くまでもないかな」などとなり、自己流に進めてしまうようです。

「自己流婚活のよくある流れ」
    ⇩
結婚相談所の交際についてのメソッド、ルールを理解していない(できない)
    ⇩
「これでいいのかな‥?」と疑問に思いながらも、これまでのデートを繰り返してしまう
    ⇩
相手が不安になる

対応策「相談所との関係を聞く」

「相談所とのやりとり」をなにげなく聞いてみるといいかもしれません。

森とうゆうこ

注意点として「活動中に相手の相談所の屋号を聞くはNGです

男性から「良くわかっていない」となると、そのままにせず、女性から「交際(IBJの場合)には期限があるみたいです」とそれとなく説明してみると良いです。

男性は「そうだったのですか!不安にさせてしまってすみません」と交際が進むケースはよくあります。

森とうゆうこ

その際、相手相談所の悪口は言わないこと。確実に後味が悪くなります。

二人の関係を進める事が大事です。

ケース② 婚活への「動機」があいまいだった

恋活アプリと同じ

婚活アプリの普及に伴い、結婚相談所への入会ハードルも低くなっているようですが、悪い意味で「最後の砦の入会」ではない人もいるようです。
つまり「なんとなくいい子(恋人)がみつかればいいかな~」程度。入会金などに困らない余裕あるハイスぺな方達に見られます。

この場合はデートもスマートにこなし、毎週デートもするため、女性は期待が膨らみ、その後のショックは大きくなります。

対応策


まずはご自身の相談所に交際状況をつたえてみて下さい。相談所のフィードバックで不安が的中するかもしれませんが、仕方ないです。また相談所経由でお相手の気持ちを確認することができます。ただ、何回もデートをしていながら相手の気持ちを相談所経由で探る、という関係は疑問です。

過去の恋人が忘れられない

長く付き合っていた恋人と別れた、婚約破棄になった、離婚した「ばかり」という方に見られるケース。女性も一部見られますが、多くは男性によくみられます。

新しい一方を踏み出そう、気持ちを切り替えようと思い、結婚相談所に入会するも、まだ過去の世界に生きています。

対応策

離婚歴がある方には離婚した時期を聞いてみるといいかもしれません。
男性は離婚後、何年も引きずる方が多いです。1年以内に別れたばかりでは立ち直れていないかもしれません。

森とうゆうこ

一方の「女性の立ち直り」は大変たくましいです。
すぐ記憶が上書きされます。

「私が過去の女を忘れさせる」と勢いづく女性もいますが、また相手の気持ちを変えるのは至難の業。
マンガや映画、ましてやSNSの世界と現実は違うので、「本当にその人でないといけないのか」と考えて頂きたいです。

そして目的が「過去の女との対決」になりやすく、目標達成後、いわゆる「蛙化現象」に陥らないように気を付けて頂きたいです。

森とうゆうこ

蛙化現象とは近年ネットで話題の表現です。

グリム童話「かえるの王様」から「片思いから両想いになった途端にその男性を気持ち悪いと感じる女性心理」のたとえです。

ケース③「実は」結婚したくない



「実家が便利」な実家暮らし

実家暮らしの方でも結婚していく人はたくさんいます。そして事情があり、実家暮らしをしなければならない方もいらっしゃいます。

ただ、それ以外の方。つまり「実家は便利」で婚活の動機が「親から言われて」「世間体」というきっかけの方とお付き合いすると、交際は進みにくくなります。

交際が進むと「実家を出なければならない=不便になる=不安」からです。

「実家は便利」な人のブレーキの度合い

結婚話が進む
 ⇩
実家を出る
 ⇩
不便になる
 ⇩
二の足を踏む

対応策

「実家暮らし以上の魅力をアピール」です。

言い換えれば、「実家暮らしより、結婚の方がメリットある」と相手に感じてもらう必要があります。

ただ、これは「買う気のない人に熱心に売り込む営業マン」にならないよう、ご自身が交際期間最長6カ月など悠長なことを言わず、「期限を決めて」進める必要はあると思います。
そもそも相手の本気度を他人が育てる必要はないと思います。

「親の不仲」「毒親かも」で結婚が怖い

SNSの世界では「自分の親は毒親」と宣言する人もいるくらい知名度が上がっている「毒親問題」
毒親育ち(=機能不全家庭)で苦しんだ方達は結婚を目の前にすると、二の足を踏んでしまう傾向があります。

ご本人にはとてもつらい状況です。「大人なんだからもう親とは別だろう」という意見は少し乱暴です。
理屈ではそうですが、子供にとって親の存在は自己の存在感に直結します。
少し丁寧に考えたいところです。

「親の不仲」を長年見てきた方達も同様です。
いざ「結婚」がみえてくると二の足を踏んでしまう方は多いです。

一件、普通にふるまっているようでも潜在的に不安が大きいため、見守る必要があります。
不用意な「アドバイス」はさらにつらい状況に追い詰めることにもなり、慎重に考えて下さい。


対応策

実に難しい点です。メンタルケアのプロでも対応がかなり難しいとされる領域のため、「素人」である「あなた」が簡単に対応できるものではないと認識する必要があります。
ご本人の意識を変えてもらう必要があります。ご本人の意識が本気でも、長期にわたる心の葛藤は続くので、その人を30年、40年と丸ごと抱える勇気があるかも考える必要はあります。

そして、「本当にその人でなければ結婚したくないのか」は冷静に考える必要はあると思います。

ケース④ 「仕事」に不安を感じている

男性は「仕事」が順調または安定していないと結婚へはどうしても先に進めないようです。

  • 仕事のプレッシャー
  • 部署異動(転職)したばかり
  • 転職を考えている

対応策

交際中に上記3つがあると、交際は進みにくいです。

今までは男性によく見られましたが、最近は女性も「自分の仕事の安定」は結婚を決めるのに重要なファクターになりつつあります。

男性からの「共働き」のニーズも高いですからね

女性が交際を進めたいからと「自分が男性を支えたい」と励ましても、なかなか男性のプライドが許さず、「仕事をまずやりたい」と交際は終了になることが多いです。

婚活には3つの余裕が必要

交際の中で仕事の話をした時こそ、相手の様子に次の3つがあるかを確認下さい。

  • 仕事の余裕(仕事が落ち着いてる)
  • 時間の余裕(時間が追われていない)
  • 経済的余裕(切迫していない)


お相手にこの3つに該当しないような場合は「タイミングが合わなかった相手」と考えたほうがよさそうです。

ケース⑤ 「伝えていない秘密」がある

「奨学金」「離婚理由」「持病」「実親との同居希望」などの何かの事情を伝えられなまま、交際を続けている方もいます。
毎回「話さければ」と思いつつも、先送り。結果的に「言えなかった」を繰り返します。「何かを決められない」という優柔不断な方によく見られます。

対応策

会話のテクニック的な要素がありますが、「自分の秘密を開示(自己開示)して相手の秘密を引き出す」という方法があります。

ただし、「決断ができない人」は結婚生活に入っても変わらないので、「結婚後も続く」と覚悟する必要はあります。

交際が進まない時の考え方

結婚相談所なのに「考え直した方がいい」という言葉の羅列に驚かれたかもしれません。
結婚は大変だからです。どなたと結婚しても「大変」の多少はあります。

ただ、結婚相談所で出会った相手だからこそ、その「大変さ」を自分自身が乗り越えられるのか、を冷静に考えて頂きたいです。
結婚して破綻するのは相手に依存する事。
結婚したら相手が変わってくれるだろう、相手が守ってくれるだろう…という「テイク」を期待すると、いつまでもテイクは来ないです。

まじめな方ほど、献身の意味を誤解しています。
本当にその人ではないといけないのか、本当にその人だと自分の「ギブ」が生きるのか、自分が心地よく毎日が過ごせるのか。
今一度、この記事に打ちひしがれるだけで終わらず、自身の頑張りをより「やりがいのある方向」に向けて頂きたいです。

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