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【タイミング】「宗教、持病、借金・転職・転勤」いつ切り出したらいいの?

森とうです。こんにちは。
千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。

今回は「切り出しにくい話題を伝えるタイミング」について解説します。

近年、結婚相談所の婚活で個人情報保護の観点からプロフィールの表記に変化があります。
「個人のデリケートな問題(機微情報)に触れるため」とされるためです。

2020年2月からIBJではプロフィールから「宗教」の項目が削除されました。

宗教の他にも「プロフィールには記載がはばかられる内容」はあります。
持病、借金、また転職や転勤も考える方もいます。

森とうゆうこ

必ず相談所に入会前に相談しておくことをお勧めします。

すでに活動を始めてしまった場合は「交際相手に伝える時期」は下記2点で考えてほしいです。

  • 「変えられない話題」→初デートまでには伝える
  • 「変えられる話題」→二人の関係性次第

切り出しにくい話題こそ、相手にとっても重要な話題。
前向きかつ現実的に向き合う必要があります。参考になれば幸いです。

目次

「変えられない話題」とは

「変えられない話題」とは「宗教、持病、大きな借金、負債」などをさします。
「すでに決まっている転勤、1年後には確実にある転勤」も「変えられない話題」に属します。

こんかつお

最初から伝えたら、断られないでしょうか

このように考える方も多いです。
ただ「変えられない要素」はお相手からは「前提と違う=想定外」
「想定外」の話が突然でてくると「ほかにもっと隠していることがないの?」という不信感を生み、結果的に交際終了になること多いです。

森とうゆうこ

「お見合い」もしくは「初デート」など。
おそくても仮交際デート2回目には伝えるべきと考えます。

こんかつこ

私は真剣交際中に「実は‥」と言われて、他のご縁をすべて切っていたので、どうしようもなく疑心暗鬼になりました…

森とうゆうこ

真剣交際間際での相手からの「告白」は婚活相手へ人間不信という大きな時間的損失を与えます。

「変えられない話題」に対策はあるの?

「宗教や持病、多額のローンあり」は相談所間のみ表示される「お問い合わせ項目」で対応することも可能です。
お見合い申し込み、申し受け時点で相談所経由でお相手に表明する機能です。

お問い合わせ項目とは

相談所間のみに表示される「備考欄」的な機能。会員のプロフィール欄には表示されない。具体的情報は所属相談所に相手相談所が直接説明、または問い合わせする。

森とうゆうこ

ただし、お見合い成立はかなり困難を要します。活動は「決して容易ではない」という覚悟は必要です。

宗教について


宗派により「相手に与える印象」も変わります。

信仰の自由は憲法で保障されています。
ただし実際は新興宗教というだけで一発アウトになる可能性は大変高いです。

また、「自分は信仰しているが、相手には強要しない」というセリフも聞かれます。この言葉も相手に理解してもらうのは難しいです。「一緒に生活していたら、無理でしょ」という声は大変根強いです。
お相手が充分納得する説明責任は必要です。

繰り返しますが、信仰は個人の自由であり、基本的人権として保障もされています。
それでも、結婚相談所という「無信仰者がほぼ9割」の世界で出会いを模索するより、「同じ宗派での出会い」を検討する必要は充分あると思います。

「隠す」「後で言う」は自分が信じる宗教にも無宗教信者のお相手にも失礼だと思います。

持病について

持病の治療内容や対処方法次第、ということは多いです。
「宗教」同様にお相手が納得・安心する説明責任はあります。

ただし、「心療内科に通っている」は日本ではまだ市民権を得られていないような状況ですが、婚活の世界でもお相手に理解してもらうのはまだ難しい状況にあります。

借金・ローンについて

多額の負債やローンはかなり難しいです。奨学金も高額残債は同様です。

「返済していると歳をとって婚活が不利になってしまう」と考える方もいます。
年齢が婚活に影響することは否定できませんが、結婚前の借金は「結婚相手には関係のない」という現実も受け止める必要があります。

支払いのめどが立ち、結婚生活の見通しができてから婚活は始めるべきと考えます。

「変えられる要素」とは

変えられる要素、また未確定要素の場合です。
いつか転職したい、将来転勤があるかも、などです。

森とうゆうこ

相手にとって年収が上がるといった明るい希望の持てる内容であれば、いつ伝えてもいいと思います。

ただ、条件が悪くなると想定される場合は「変えられない話題」同様に少しでも早めに伝えるべきです。

「転職したい」も状況次第

「いつか転職したい」の場合、年収が下がることが想定される場合は最初に伝えるべきです。
記載年収とは違う話場合は今後の生活設計など「前提条件が違う」となるためです。

女性がプロフィールでは共働きと表明していても「実は仕事を辞めたい」という場合も同様です。
男性の多くは「男性年収」よりも「妻と自分合わせての世帯年収」で結婚後の生活設計を考える方が多いためです。

「転勤がある」も状況次第

いつ起こるかわからない問題は柔軟に考える要素はあります。
ただ、「年内、もしくは数年後必ず転勤」が想定される場合は最初から伝えるべきだと考えます。
お相手のキャリアプランも再考しなければならないからです。

まとめ


それでも「なかなか伝えられない」という声もあります。伝える時期を後にすることは正直、個人の自由です。
ただし、結婚相談所の場合は「3か月で結婚を決める」というルールの下で、どなたも活動しています。

お相手にとって前提の違う相手を理解し、受け入れることは相手への負荷が高くなり、「より安心できる別の人を探そう」という相手の行為を非難することはできません。

森とうゆうこ

間違っても成婚退会後に秘密の暴露をしないこと。

訴訟問題になる場合もあります。


切り出しにくい話題を最初に伝えると、お見合い回数が減ると心配する方は確かにいます。
でも、大切なことは相手から信頼されること。信頼感がないと、関係はあっという間に崩れます。

ただ、一人で考えても堂々巡りになってしまうことは多いです。
さらに一人一人、状況はもっと細かく、対策も対応も多岐に分かれます。

率直に相談所に相談し、アドバイスやフィードバックをぜひ受けてみてください。

そこから初めて婚活がスタートするはずです。
そして、その勇気がその後の婚活を大きく後押しするのではないでしょうか。

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