【女性の結婚しやすい職業】過去3年分の成婚データから検証(2020年度版）

森とうです。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。

今回は女性の「職業の成婚」の関係についてです。

この記事では2018年から2020年の3年間を通して「女性の職業と成婚の関係」を考察しています。

過去3年間の間に自分の職業がどのような動きを示しているのか。自分はどのような展開をすればいいのか。
年齢や見た目だけではない総合的な戦略性をもった婚活にお役立てください。

2020年度「女性の成婚しやすさと職業」の関係

これから紹介するデータはIBJ成婚白書2018年、2019年、2020年から算出しています。

結婚相談所は2018年、2019年と順調に伸びてきましたが、2020年度は新型コロナの猛威があり、大きな変革がありました。

過去3年間の「女性の職業と成婚しやすさ」の推移

3年間の推移をみると次の4点がわかります。

3年連続人気の女性の職種12選

1位の「弁護士」は2年連続1位。
「看護師」を代表に医療系全般は根強い人気です。
「販売・小売り・飲食・サービス系」もシフト制にもかかわらず、3年連続は素晴らしい。

2020年に人気が復活した職種３選

2020年度に大きく復活した職種は「国家公務員」「物流・運輸関係」「看護師」

3年連続人気上昇の２職種

3年連続人気が上昇している職種は「資格関連職」「自営業・個人事業主」です。

「自営業、個人事業主」の成婚しやすさは100％にはまだ届きませんが、３年連続の上昇は注目です。

・2018年　64.70％
・2019年　72.24％
・2020年　99.32%

3年連続人気下降の４職種

残念ながら3年連続で人気が下がっている職種は４職種。
「そのほかの金融系職種」「技術・研究職」は2018年110％台から年々減退し2020年には80％台へ。

「団体職員」「家事手伝い」は3年前から厳しい状況が、さらに加速。

2020年「職種別・会員数の多い順」からみた成婚しやすさ

成婚しやすさランキングをご紹介すると、次のご意見もいただきます。

2020年を基準に過去3年の「活動人数の多い順」に成婚しやすさをまとめたものが下のグラフです。

人数も多く成婚しやすさも高い職種

「事務・管理系職種」は活動人数の多さは2番目ですが、成婚しやすさでは3年連続トップ。

注目すべきは5職種のうち、3職種が「医療系」
医療系3職種を合わせると約15％。
活動会員数では「事務・管理職種」につぐ大きな存在感です。

「販売・小売り・飲食・サービス系職種」もここでも健闘しています。

人数が多く成婚が難しい職種

在籍者が多いにも関わらず、成婚しにくい職種は「会社員（その他）」「その他」「パートアルバイト」「自営業・個人事業主」「団体職員」。

ただし、自営業・個人事業主は、2018年から少しずつ成績を上げています。

まとめ

女性からは「職業が結婚に影響するのか」と驚かれることもあります。
男性目線、女性目線、それぞれ違います。

今このブログを書いているのは2021年8月。
2020年1月から始まったコロナ禍でいまだに緊急事態宣言下です。

女性達からは「コロナで独りが不安。だから結婚したい」という声が多く聞かれます。
男性達からは「コロナで不安だけど、この経済下で家庭を支えられるかはもっと不安」といいます。

2021年以降はさらに「女性も家計の一端を担う」は避けて通れないように感じます。

「仕事がないから結婚して永久就職」
「仕事を辞めたいから結婚したい」

このような意識では結婚相談所では成婚は難しいかもしれません。

「結婚は人生の通過点。社会人として仕事は大事。自立しながら、女性としての人生を楽しみたい」

結婚相談所はこのような女性が「成婚」という幸せを手にするところのように感じます。