こんにちは、森とうです。千葉県柏市で結婚相談所を運営しています。
IBJの成婚白書シリーズで、最近下記のテーマが発表されました。
「女性の年収は、婚活で不利にならない」
さらに、年収を公開している女性のほうが成婚率も高い、というデータも出ています。
実は私は2024年頃から、女性の年収公開についてブログで繰り返し書いてきました。
当時はまだ、
「女性が年収を公開すると男性に敬遠されるのでは?」
という不安の声もかなり多かった時期です。
ただ、実際の婚活現場を見ていても、今はむしろ「共働き前提」で相手を探している男性は増えています。
IBJデータで見えてきた「女性の年収公開」の変化
IBJ成婚白書では、近年「女性も年収を公開したほうが成婚につながりやすい」という流れがはっきり出ています。
首都圏は特にその傾向が強いと感じます。
たった数年の中でも、社会情勢を追い風に「女性が働いていること」そのものをマイナスに捉える空気は、以前より確実に減ってきました。
女性の経済的自立は家庭の安定につながる
私自身は結婚後、総合職を辞めて、一度専業主婦になっています。
そこからしばらくして、結婚相談所のカウンセラー職を経て、独立。現在に至ります。
女性が「稼ぐ口」を持ち続けることには賛成です。
どちらか一方に経済負担が偏りすぎる関係は、家庭の中でどうしても上下関係や我慢につながりやすいと感じるからです。
また、今の時代は物価や教育費も上昇し続けています。
「夫だけが支える」「妻だけが家庭を守る」というモデルだけでは、現実的に回りにくくなっている家庭も少なくありません。
女性が経済力を持つことは、単なるキャリア論ではなく、家庭全体の安定にもつながると思っています。
「共働き」のイメージは男女でかなり違う
ただ、ここで話を終わらせると少し危険だとも感じています。
実際の婚活現場では、「共働き」から生じるイメージは、男女でかなり違うからです。
女性側は比較的、生活防衛感覚が現実的です。
- 妊娠
- 出産
- 育児
- キャリア中断
- 老後
- 離婚リスク
こうした話題を、女性同士の会話や職場環境の中でかなり具体的に共有しています。
一方で男性側は、下記のような経済面で強いプレッシャーを感じている方が多いです。
- 家計維持
- 住宅ローン
- 教育費
- 長期的な収入責任
男性も「結婚=責任」を背負っている
実際、私の相談所の男性会員の方達を見ていても、日本人男性は「結婚=経済的責任」という意識がかなり強いように感じます。
もちろん、価値観は人それぞれです。
ただ、IBJで真剣に婚活している男性ほど、
- 家族を養えるか
- 生活を維持できるか
- 将来的に困らせないか
を、かなり真面目に考えている方は多いです。
つまり、女性、男性、どちら一方が大変というより、「見えている負荷」が違うのです。
令和の夫婦像は「未完成モデル」
だから婚活では、男女ともに「共働き希望」と言いながら、実際に話を聞いていくと、
- 家事分担
- 育児の想定
- 働き方
- 転勤
- 親との距離感
- 女性側の働き方継続
などのイメージがかなりバラバラなことがあります。
SNSからの影響も大きく受けている方もいます。
特に高年収の男性ほど、「母親は専業主婦だった」や「母親が主に家庭を回していた」をというケースも少なくありません。
もちろん、それが悪いという話では決してありません。当時はそれが当たり前のように成り立ったからです。
ただ、令和の夫婦は、昭和・平成時代の家庭モデルを再現できる時代ではなくなっています。
物価上昇、教育費、雇用環境、共働き率の増加。
社会全体がかなり大きく変化しています。
でも一方で、妊娠・出産・育児の負荷は、今も女性側に偏りやすい。
このズレがあるからこそ、ネット上でも「共働き論争」が終わらないのだと思います。
令和の家庭像そのものが、まだ過渡期なのだと思います。
婚活で本当に見てほしいのは「情報を更新できる人か」
そのため、婚活で大事なのは、「共働き希望です」という言葉そのものよりも、仮交際の段階から
- 現実を見ようとする姿勢があるか
- 違和感を話し合えるか
- 情報を更新できるか
- 親世代の価値観だけに固執していないか
を見ていくことだと思います。
婚活では、「価値観が完全一致する人」を探そうとしがちです。
でも実際の結婚生活は、予想外のことの連続です。
その時に、「普通はこうでしょ」「こうあるべき」で止まってしまう人なのか。
それとも、状況に合わせて柔軟に変えられる人か。
私は、後者のほうが結婚生活ではずっと大切だと思っています。
まとめ
令和の結婚は、まだ完成された「正解サンプル」が少ない時代です。
だからこそ条件だけではなく、
「この人となら、一緒に生活を”運営”していけそうか」
「独りで頑張らなくてもよさそうな人か」
という視点を、婚活では大切にしてほしいと思います。
関連記事


