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仮交際デート「会っているのに」進まない、距離感が縮まらない理由

こんにちは、森とうです。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。

婚活に関する情報は今やあふれるほどありますが、「仮交際で何度も会っているのに距離が縮まらない」という悩みは、今なお多く寄せられます。

「会話が大事」は理解しているつもりですが、
実際にどう踏み込めばいいのか…

結果的に無難な感じが続いてしまって‥・

この記事では、仮交際でありがちなすれ違いのパターンと、そこからどう進展につなげていくかを解説します。参考にしてください。

目次

「一緒にいる」だけでは見えないこともある

「仮交際で会っていても、思ったほど相手のことが見えてこない」そんな場面に直面する方は少なくありません。

一般社会でも「5年以上付き合って結婚したのに、1年で離婚」「8年ほど同棲したけれど、結局別れた」という話も耳にします。

つまり、長く一緒にいること=相手を理解しているとは限らないということです。

よくある仮交際デートの落とし穴

仮交際では、「映画館」「美術館」「水族館」など“〇〇館デートがよく選ばれます。イベント性があり、無難だからでしょう。

ですが、これらは本来、会話を少なくしなければならない場所。相手の価値観や人柄を知るための会話場所には不向きです。

猫カフェもいまだに人気のようです。動物系は動物に意識が向きすぎて会話が浅くなりやすく、「その場だけ楽しかった」という雰囲気に流されてしまいがちです。

ドライブは仮交際後半や真剣交際であれば有効な場面もありますが、まだ仮交際初期は「車=密室」のため、女性が不安を感じやすく配慮が必要です。

結論からいえば、おすすめはシンプルなカフェデート。または食事デート。

「え、そんなの?」と思われるかもしれませんが、向き合って会話をする地味な時間こそが、相手の価値観を知るチャンスです。

ただし、コミュニケーションに自信がない人ほど、「会話中心の場を避けたがる傾向もあります。しかしこれは場数で慣れていくもの。

カフェでどう切り出す?結婚観を自然に話すためのヒント

「どんなふうに結婚観の話を切り出したらいいかわからない」というご相談についてお答えします。

以下は、カフェや食事の場で自然に価値観をすり合わせるための会話例です。

  • 「休日の過ごし方って、どんな理想がありますか?」
  • 「家族仲についてプロフィールにありましたが、ご家族はどんな方達ですか?」
  • 「もし結婚したら、どのあたりに住みたいとか希望はありますか?」
  • 「お金の管理って、結婚後どうしたいとか考えていますか?」

「聞き出す」というより「話し合う」イメージです。その時は思うような回答がなくても、お相手は「この人はこんなこと聞いてくれるんだ」と気付きにもなります。そして以降の会話がより豊かになるはずです。

時間をかけるほど見えなくなることもある

話は戻りますが、「時間をかければ自然と結婚につながる」という思い込みはいまだに根強いことがこのような悩みにつながるようにも感じます。しかしながら、実際に成婚に進むには「その逆」を行う必要があります。

過去のご相談者の中で、とても印象的な事例がありました。

「お試し同棲のつもりだったのに、いつのまにか何年も同棲が続き、結局相手に別の恋人ができて別れた」

‥‥私にとっては非常に衝撃的で、また示唆に富んだ出来事でした。お相手はすっかり歳をとってしまい、いざ結婚相談所で活動した場合でもかなり困難があることを伝えなければならず、非常につらかったことを覚えています。

結婚相談所では、このような「なんとなくの同居」は基本的にありません。真剣交際が進めば「親御様へのご挨拶」「新居探し」「入籍時期」など、在籍中に決めてから成婚退会に進みます。

そのため、仮交際の時間は「そのお相手と具体的な会話ができるか」を見極める期間です。

結婚相談所の交際期間で「結婚に進む」理由

結婚相談所では、交際に期限があります。IBJではお見合いから成婚まで原則3カ月、最長でも6カ月以内に結論を出すルールです。

これは「急かすため」ではなく、結婚と向き合う覚悟を持ってもらうための制度です。

期限があるからこそ、お互いに真剣に向き合い、相手を深く見ようとする姿勢が育ちます。

時間をかければ結婚に近づくのではなく、どう向き合うかが問われる。

これは「人は期限がないと決断を先延ばしにする」という人間心理にも基づいています。

自分から踏み込む勇気が、交際を動かす

「何度会っても距離が縮まらない」と感じるとき、つい相手の反応や行動に原因を求めがちです。

ですが、仮交際において“相手が変わるのを待つだけ”では、関係はなかなか進展しません。相手の反応を待つだけではストレスも積もっていきます。

そんなときは、「自分の側に踏み込めない理由がないか」を静かに見つめ直してみてください。

たとえば「もっと話したいことがある」と自分から伝えてみたり、「次はこういう時間を過ごしてみたい」と提案してみる
…そんな小さな行動が、関係に変化をもたらすことがあります。

交際が進むかどうかは、相手次第ではなく、むしろ自分の行動次第。
その前向きな覚悟こそが、結婚に近づく力になると、私は考えます。

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