森とうです。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。
これまで「成婚データ」に基づいた解説してきました。私のブログをご覧いただいた方達には「把握しておくべき成婚データ」は習得されたと思います。
今後は婚活を成功させるためのマインドづくりもお話していきたいと思います。
通勤時間やお見合いへの移動中などの短時間で読み切れるような内容に仕上げていきますので、少しコンパクトになりますが婚活の参考にしてください。
さて、、最初は「お見合い申し込み」のコツについてです。
「会いたい時ほど3日待て」
新規入会者で美人で若くて条件もよさそうな人を見つけると、「会いたい!」と思いますよね。まるでバーゲン会場で「掘り出し物」を見つけたような衝動にかられる…という声も聞きます。
しかし、申し込みたいと思った時ほど、ほとんどの場合「思い込み」が強く、気持ちが一直線で余裕がなくなっているものです。
「会いたい時ほど3日待て」は「おそらくこの人には入会バブルが起きているだろうから、少し深呼吸して、3日経ってそれでもなお「会いたい」という気持ちが高まっていたら申し込んだらいいと思います。
人間には小さい時から「欲しいものはすぐ手に入れたい」という欲求心理があるのは厄介です。
最近はネットで買い物ができるため、こどもが街中で「買ってー!」と泣き叫ぶ様子はみかけなくなりましたが、要は後先考えずすぐに手に入れたいという心理欲求は幼児性のあらわれです。
本来、大人になればこの幼児性は薄れるものです。
しかしこと婚活になると、どういうわけか分別のある40代男性でも「なにがなんでも手に入れたい心理」が頭をもたげ、熱くなり、10歳も20歳も年下の女性に必死に申し込むという状況は非常に目にします。

手当たり次第の婚活は疲弊する
過去に弊社に移籍してきたある男性のお話をします。
以前の相談所では「とにかく申し込め、新規が入ったらもちろんのこと、大量に申し込め」というノルマのようなものがあり、キツイ叱咤命令の中で「こんなものか‥?」とがんばったものの、結局うまく行かず、ほとほと疲れてしまった、という話をしてくださいました。
しかし、弊社に移り、「無理は続かない」という言葉を伝えたことで「自分らしさ」を取り戻し、申し込み相手を丁寧に考察し、自分に無理しないか、相手から見たらどう思うか、などをいろいろ考えたうえで申し込みをはじめると、面白いようにお見合いが成立し、結果的に10カ月ほどで成婚されていきました。
スピード婚活の末路
今でも「新規入会者にはとにかく申し込め!」というサポートをする相談所はあるようですが「良い方」ほど「入会バブル」が起き、100人、200人と申し込みは殺到。その中でよほど「抜きんでて輝く」ことができないと、せっかくの自分の申し込みは「目に留まらない」です。これは募集枠若干名の人気企業に申し込むのと同じ。どこの活動、どこの世界も同じです。

まとめ
「あまり特長、個性といったものもない」という方々ほど決まって「スピード婚活」を口にされますが、それで挫折し、結果的に弊社に移籍してくる男性婚活者の方をたくさん見てきました。
スピード婚活、即断即決などがもてはやされますが「段取り7割」「準備7割」といわれるように事前の対策がスピード婚活をしたい方ほど大切ではないでしょうか。
「早い決断、大きな誤算」という言葉を婚活者、特に男性ほど心に留めておいてほしいものです。