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真剣交際まで進んだのに破談に…その理由と共通点とは?

こんにちは。森とうです。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。

今日は、少し切ないテーマ「真剣交際まで進んだのに、破談になってしまった」というご相談です。
実は、どの結婚相談所でも一定数起きている現実です。

お見合いから仮交際、そして真剣交際へと順調に進んだはずなのに、なぜ結婚まで届かなかったのか。
実際にサポートをしていて感じる破談につながりやすい方の特徴について、今回はお話してみたいと思います。

目次

真剣交際とは「実際に生活していけるかの見極めの時間」

まず大前提としてお伝えしたいのは、
真剣交際は“ゴール”ではなく、実際に毎日一緒にやっていけるかを「決断していくプロセス」である、いうことです。

「この人を好きになれそうか」というふんわりした感覚ではなく、毎日衣食住を共にして、「この人と一緒に生活を築いていけるか」
つまり、慣れ親しんだ自分の家族ではなく、まったくの「他人」とその積み木を積み上げていくような日々ができるのかということです。

その判断をするために、1対1で深く向き合っていくのが真剣交際です。
ここでは、お金の感覚、住まい、働き方、家族との関係、健康など、よりリアルな結婚生活の話題が出てきます。

仮交際までは「相手を知る」が中心。
真剣交際からは「相手を確かめ、決めること」が求められます。

破談につながりやすい人の特徴

真剣交際がうまくいかず、結果的にお別れとなってしまう方には、ある共通点が見られます。
ここでは、特に気をつけたい3つの傾向をご紹介します。

1.違和感を言葉にできない

「なんとなく気になってしまうけど」
「うまく言えないけれどモヤモヤする」

このような違和感を、そのままにしてしまうと、後で大きなズレとして現れてしまいます。

違和感を「持っている」だけでは相手には決して伝わりません。
自分の不安を丁寧に言葉にし、言語化する力は真剣交際だけでなく、婚活ほど必須です。

森とうゆうこ

「伝え方が難しい」という方もいますが、結局、「察してほしい自分」を正当化しています。

2.“本音”での会話ができていない

「まだ聞くには早いかも」
「嫌われたくないから、黙っておこう」

そんなふうに、結婚に関わる大切な話題を避けてしまうと、信頼関係は築けません。
むしろ真剣交際は、本音で向き合うための交際期間です。

仮交際中に聞きづらかったことも、この段階ではしっかり確認することが必要になります。

森とうゆうこ

「本音の会話」とはあけすけに自分の感情をぶつけることではないです。

本音の会話とは「自分の心の想い」を丁寧に伝えること。

3.相手の気持ちばかり優先してしまう

「自分はスッキリしない思いあるけど、相手が前向きだから勢いにつられて‥」
「相手の出方を待ってしまい、自分の気持ちを後回しにしがち」

このように、自分の本音を押し込めて交際を進めてしまう方も、結果的に破談になりやすい傾向があります。

結婚は、お互いの意思がしっかりと重なって初めて成立するもの。

森とうゆうこ

“相手に合わせる婚活”は、どこかで自分が爆発します

4.そもそも「すり合わせ」の意味を誤解している

いろいろ書きましたが、少し厳しくいうと、結局、真剣交際で破局してしまう人は「結婚は我慢することが多い」ことと「すり合わせていくこと」を誤解して言う方は多いです。

すり合わせ」が叶う内容は非常に少なく、たとえば居住地をどうするか、という現象程度。
その人の性格や派生する行動や思考を「すり合わせる」ことはほぼ不可能です。


仮交際で「なんでこうなんだろう」という悩みはつまり、その人そのものをそのまま受け入れらえないことにも通じます。

悩みが尽きない=相手を変えようとしている

相手のため、という一見、献身的なようにも見えますが、結果的にその相手そのものをすでに「拒絶」していることでもあります。

自分の中にも「先送り意識」があったかもしれない

ここで少し、ご自身の心の中にも目を向けてみてください。

もしかすると、
「聞くのが怖かった」
「伝えたら終わってしまうかもしれない」
そんな思いがあって、大切なことを後回しにしていたのかもしれません。

でもそれは、誰にでもある自然な感情です。
「関係を大切に思うからこそ、慎重になっていた」それは決して間違いではありません。
しかし、仕事であれば「転職すればいいや」です。売り手市場なので。しかし結婚はどうでしょう。
周りで「離婚」した人がいっていませんか?

離婚は結婚するより何百倍も大変

「ここまで時間をかけたのに」と思ってしまう時

そしてもうひとつ。
ご相談の中でよく耳にするのが、
「ここまで時間を使ってきたのに、今さら引き返すなんて…」という声です。

たしかに、これまでの交際期間がリセットされ「またゼロから”あの”お見合いから始まる」は勇気だけでなく、気力もいることです。

でも、もしこの交際を続けてもその先に「本当の幸せ」は見えてくるのでしょうか。

立ち止まる勇気、引き返す勇気こそが、あなた自身とこれからの日々を守る大切な選択になることもあります。

別れることにも、意味がある

最終的に、
「本当に確かめたいことを確かめないまま進んでしまった」
その結果、「やっぱり違った」という結末に至ることもあります。

でも、それは失敗でも後悔でもありません。
お互いが、自分の気持ちを確かめながら進んだ結果、見えてきた一つの答えなのです。

誰かと別れるという選択は、とても勇気のいることです。
でも、その決断を経て、自分の価値観がクリアになったり、次の「本当のご縁」に向けて新しい視点を持てることもあります。

そのための今があります。

結婚に向かうために必要なのは「引き返す勇気」と「進む覚悟」

もし破談を選んだとしても、それは決して「失敗」ではありません。

むしろその経験を通して、次のことを見つけ出すチャンス。

「自分にとって本当に大事なことは何か」
「どんな人となら穏やかに暮らせるのか」

つまり、その成婚の先に『自分の幸せ』が見えているかを真剣に考えてほしいのです。

だからこそ、真剣交際に入ったら、「引き返す勇気」と「進む覚悟」は大切にしてほしいと考えています。

なんだかあまり楽しくない、うれしくない‥悩み事が増えていく…であれば引き返す勇気を持ってください。
視野が広がり、勇気が湧いてきたら、覚悟ができた証拠。がんばろう。

どの選択も自分で責任を持ち、しっかり決めること。応援しています!

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