森とうです。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。
今回は「コロナ禍以降に結婚相談所で成婚していく男性の平均年収」について、IBJ成婚白書のデータをもとに解説します。
結論から申し上げると、数字の傾向は「不景気感いざ知らず」とも言える状況です。
ぜひ参考にしてください。
コロナ禍以降上昇した男性成婚者の平均年収

IBJ成婚白書(2021〜2023年度)を比較すると、男性の成婚者が「成婚しやすさ指数100%以上」となる年収の目安は年々上昇しています。
- 30代前半男性
2021年:300万円~
2022年:400万円~
2023年:500万円~ - 30代後半男性
2021年:400万円~
2022年:500万円~
2023年:600万円~ - 40代前半男性
2021年:600万円~
2022年:600万円~
2023年:800万円~
このように、30代から40代にかけて必要とされる年収の目安は、年々右肩上がりになっています。
特に40代前半では、わずか数年で600万から800万へと大きく上昇しており、女性側の経済的なシビアさが強まっていることが分かります。
※2024年度版は男性の詳細データが1枚のみの公開にとどまっているため、本記事では過去3年間の比較を中心に扱っています。
女性達が結婚に求める背景とニーズ
令和の婚活女性は「不景気・増税・上がらない賃金」といった社会情勢の中、専業主婦前提の結婚観を持ちにくくなっています。
共働きの「覚悟」はしつつも、不安を抱えながら活動する女性が多く、そのため男性に対しては「これからの生活基盤をどう築いていくのか」をシビアに観察しています。
将来への前向きな姿勢を示すこと
男性が年収をすぐに大きく上げるのは難しいかもしれません。
しかし、自己成長や経済的安定を目指す姿勢を女性に示すことで前向きな印象を与えることができます。
女性は「今」だけでなく「将来への安心」を求めているからです。

1.キャリアプランを明確にする
年収の現状だけでなく、将来的な見通しを示すことが重要です。
「昇進を目指している」、「専門スキルを磨いている」など、未来のプランを具体的に語れることが好印象につながります。

2.資産形成に対する意識を示す
年収額以上に、家計管理や資産形成への意識が重視されています。
日頃の貯蓄、NISA・iDeCoなどの投資経験、奨学金などの返済計画を説明できれば安心材料になります。

3.「共働き」への協力的かつ柔軟な姿勢を示す
多くの女性は共働きを前提としていますが、その背景には「妊娠・子育てとの両立不安」があります。
そのため、育児・家事分担に協力的な姿勢を示すことが結婚後の生活を前向きにイメージさせます。

「男はいつでも結婚できる」は今やまぼろし
かつての「男はいつでも結婚できる」という言葉は、データから見ると現実とは異なります。
実際には、年齢が上がるほど**「それなりの経済力」**が求められているのです。
20代のうちは多少収入が低くても成婚に至るケースがありますが、30代以降はより高い年収ラインが期待されるようになります。
つまり「まだ大丈夫」と思って先延ばしにするよりも、できるだけ早い行動が結婚への近道になるといえるでしょう。

まとめ
結婚は人生の大きな決断です。
女性は年齢、男性は経済力。この二つのハードルが年々高くなっている現状を理解することが大切です。
ただし「年収が低い=結婚できない」ではありません。
女性は男性の「未来への展望」に共感できれば、「これからの結婚生活」を前向きに考えます。
結婚相談所では、女性達の考えや価値観を確認できたり、交際中の会話やコミュニケーションについてもアドバイスが受けられます。
一人で考えても答えが見えないときは、ぜひ専門家のサポートを活用してみてください。

具体的な一歩として
弊社では下記プランをご用意しています。
▶ 婚活をこれから始めたい方には
▶ 他の相談所や婚活サービスで行き詰まりを感じている方には
「誰かと一緒に、今の状況を整理してみたい」と思われたときに、ご活用いただければ幸いです。