今回はご成婚直後の会員様の体験記ではなく、4年前に成婚退会された元会員様(当時35才)からの「4年前の婚活を始めた当時の自分に伝えたかったこと」という番外編です。
成婚退会後の貴重な記録です
今回、4年前に成婚退会した男性が「成婚退会後の様子」の執筆にご協力くださいました。「婚活中のとまどい、不安」から「パパとなった今」も語っていただいています。
成婚退会から4年たっても覚えている婚活時の苦労。そして妊活から第1子の誕生まで。
成婚者の体験記としては異色かもしれませんが、成婚後、経験するだろう世界の参考にしていただけたら、男性もきっと喜ぶと思います。
婚活を始めようと思った動機
このたび、子どもが産まれ、森とうさんに「幸せのご報告をしたら?」と執筆の機会を頂きました。4年前の自分を振り返りながら、相手選びのポイントから、妊活、父親となった今の状況までご報告します。
35才で入会し、私にはある事情もあり、「想像以上に活動は困難を極めた」ように感じましたが、活動期間は1年でした。
これまで異性と関わるより、家でノンビリしている事が多い生活をしてました。何となく結婚への憧れはあったのですが、このまま異性との接点ないと結婚できないと焦るところもありました。
自身が女性慣れしてない事もあり、婚活アプリよりも「結婚相談所に入ってみよう!」と、一大決心したのが婚活の動機です。
余談ですが、当時、森とうさんとの面談場所のオフィス近くに住んでいて、「最も近くに住んでいる会員ですね」と話していたのも今は良い思い出です。
相手選びは「一緒」より「方向性が同じ」で大丈夫
皆さんはお相手の方と結婚し、どのような生活をしたいと思いますか?
趣味・価値観・自身の好きな事等、皆さんそれぞれ異なります。でも結婚相手とは「一致しないといけない」と思っていませんか?
野外キャンプが好きな人、出かけるのが好きな人、スポーツが好きな人、家で料理作るのが好きな人、色々な方がいらっしゃいます。趣味が同じ人がいない、と焦る必要はないと思います。同じ方向性であればよいのではないでしょうか。
例えば、野球が大好きな人と、スポーツ観戦が好きな人。結婚後も同じような方向性で一緒に楽しめる機会が想像きます。「野球」という要素を中心にある時は「観戦」に出かけたり、ある時は「テレビ」で見たり、etc…
趣味が違っても同じような方向性はないか、といろいろ考えてみてください。その中で一緒に楽しめそうな要素を見つけられれば、おそらく楽しい生活はできます。
そして活動を進める中で自分の結婚のイメージが見えてくると、どんなお相手だとそのような結婚生活になるのかの道筋も見えてくると思います。
私もいろいろ試行錯誤しました。そして最終的に「平日の私は帰宅時間もおそく食事をきちんと作れないので週末に食事を作り、稀に外食したりして、のんびり過ごす」という生活スタイルを思うようになりました。大きくこれまでの自分の生活スタイルとは大きく変わらないですけどね。
そして、妻とは趣味は違いますが、週末の過ごし方は「同じ方向性」です。色々な偶然の積み重ねかもしれませんが、今でもお互いにリスペクトしながら上手く過ごせています。
活動中のPDCAは大変だった
PDCA=計画、実行&継続、評価、改善。
活動中の当時、森とうさんからよく言われました。でも実際にやるのは大変でした。笑
4年前の話に戻りますが、初めてお見合いした時、女性からの回答は「お断り」でした…。理由は「目をあわせてくれず、興味がなさそうだったから」とのこと。
当時の私は人と目をあわせるのが恥ずかしく、正面きって女性と目をあわすのはなおさら苦手でした。でも私自身としては「ちょっと恥ずかしいな」程度。でも女性には僕の行動はグッサリ刺さってしまったようです。女性の視点というのはなかなか手厳しいものです…。
そこで森とうさんから「横に座って話をするタイプのお店」の提案をして頂き、その後のお見合いはなるべく横を見てお相手と視線を少しずつ合わせる工夫をして、少しずつ慣れるよう試みました。
これはマイナス点の話でしたが、もちろんプラス点もありました。森とうさんに手厳しく指導されつつも、ほめてもらうこともあり、プラス点は謙遜せず、そのまま受け入れるようにしました。マイナス点は改善、そして挑戦し続ける。この繰り返し。
プラス点は自分にはわかりづらいかもしれませんが、自身のプラス点を把握することは大事だと思います。その繰り返しから少しずつ「妻」との出会いに近づいたように思います。
妊活の話
森とうさんから「男性の立場で妊活のお話も聞きたい」とご要望もあり、妊活の話もします。
私たち夫婦は交際中から「こども」について話をしておりました。妻は二つ年下の女性です。
皆さんの中には「こどもは〇人欲しい」という考えを持っているかもしれませんが、婚活中はまず置いておいて、こどもが欲しいか欲しくないかだけ、すこしずつ相談するのが良いように思います。
そして私たちの妊活は入籍して7ヶ月目頃から始まりました。二人で産婦人科へ行き、妻が最初に検査を受け、僕は後日、妻経由で同じ産婦人科に「検体」を出し検査です。結果は双方もとに問題なし。あとは「タイミングなのかな?」と妻と話した記憶があります。そのあとも妻が病院に診察に行き、僕も検体を出すという妊活を進めました。
(その後に妊活に少し衝撃的なことが起こりました。妊活だから起こりえることですが、読みたくない方もいると思います。余白にみえる部分はあえて「ドラッグしたら見える仕様」にしてもらっています。)
ある日、妻が「妊娠したかもしれない」と聞きました。二人で喜び、いつ頃出産かな~?と話をしておりました。妻は産婦人科の超音波検査で「ヒョコヒョコ赤ちゃんらしき影が動いていた、まだ大きさが測れないから、母子手帳もらうのは2週間後かな」という話もしていました。ただ、その後しばらくしたある日、外回りで仕事中に妻からLINEがきました。「心拍が無かった。流産だと思う。ご両親にはあなたから伝えてもらえる?」とのメッセージが…。結果は遺伝子異常の流産です。もう、その日は仕事に手がつかなく、夫婦二人とも、大変なショックでした…。
それから数ヶ月後、うれしいことに再び妊娠。ただ前回のこともあり、両親達にはすぐに知らせずにいましたが、しばらくして妻から「赤ちゃん、グニグニ動いて元気そうだよ」と聞けてから報告しました。
そして、しばらくして母子手帳をもらえ、毎回妻から送られる赤ちゃんのエコー写真はとても愛おしく感じました。
一緒に「生モノNG生活」を過ごす
妻は悪阻(ツワリ)が少なかったのは幸いでした。私たちは外食する機会もありますが、妊娠後はお寿司屋さんには完全に行かなくなりました。生ハムや半熟卵(妻の好物)もNGです。私も妻にあわせて、生モノNG生活をはじめました。
妊娠中の外食で印象に残った思い出は「いきなりステーキ」での出来事です。
たまたま対応してくれた女性の店員さんが妻がマタニティマークを付けていることに気づいたようで「お肉は良く焼きましょうか?」と言ってくださいました。家の外の世界でこのような気遣いをしてもらえるのはとても新鮮で、とてもうれしかったです。
妻が妊娠中も色々なイベントがありました。まず妻と一緒に参加したのが市役所主催の「両親学級」。内容は新生児に似せた人形(体重も)を使った沐浴(もくよく)練習や出産間際の話などです。
沐浴(もくよく)とは…一般的なお風呂(入浴)とは違い、ベビーバスなどで赤ちゃんがお湯に浸かること
とある参加者の方が赤ちゃんの沐浴練習の時に新生児人形をベビーバスに「ガタンっ」となかなかな音を立ててぶつけてしましました。見ている周りも一瞬凍りました。僕のときは赤ちゃん人形が入っているお風呂のお湯で赤ちゃんの顔を拭いたら、指導員の方から「手桶のお湯のほうがキレイなので、そのお湯で顔を洗って下さい」とアドバイスを頂きました。そういうことのようです。実際に試してみないとわからないことばかりで、両親学級にはご夫婦でぜひ参加してください。
それ以外にも生まれてくるわが子のために洋服を買ったり、抱っこ紐を試してみたり、ベビーベッドを組み立てたりと週末は二人であかちゃんのお迎え準備を進めました。
「お父さん」もやることがいっぱい
妻を励まし出産へ
なんやかんやあって、出産予定日の数日前。妻はヘコタレておりました。
出産についていろいろネットで調べすぎてしまったようです。とにかく妻を励まし&フォローでした。
そこから無事にわが子は誕生しました。女の子です。
誕生したばかりのわが子を抱き、「お父さん」になった瞬間は何をすれば良いかわからず、ワタワタしていると、看護師さんから「お父さんは写真や動画をしっかり撮って!」と気合をいれられました。笑
妻からは「お父さん似だね!」といわれ、職場の人からも同様に「お父さん似だね」といわれています。普段、自身の顔なんてろくに見ないので、よくわからんものです。むしろそのように周りからいわれて、わが子を見つめながら「自分はこんな顔なんだ??」と「お父さんのフィーリング」を感じています。
そして、数日後、妻とわが子は無事退院してきました。哺乳瓶を煮沸してミルク作ったり、オムツ変えたりとお父さんの活動が始まりです。赤ちゃんを迎えてまず一晩を過ごしたとき、緊張しましたが、妻と出会えてほんとうに良かったと感じています。
最後に
もし、4年前の婚活を始めた自分に伝えたい事があれば、「今後活動がうまくいかず、へこたれる機会もある。色々な事に挑戦し、改善しすれば、きっと素敵なお相手が見つかるよ」と伝えたいと思います。
もし過去に戻ったとして、森とうさんの相談所に入会したとして、再び妻と一緒に結ばれたと思います。それくらい、妻と一緒に居て居心地がよく、今後も色々な事をすり合わせしながら、過ごしていくんだろうなと思います。
今頑張っているみなさんも中々うまくいかず、ヤケになる事もあるかもしれません。それでも継続し、改善を続ける事。それが上手くいく秘訣だと振り返ってみてもあらためて思います。
いろいろありますが、皆様の成功を願っています。