森とうです。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所を運営しています。
今回は38歳再婚男性の成婚ストーリーです。
活動期間は約半年。IBJ成婚白書の「成婚者(最頻値)」通りの活動です。
お相手は3つ年上のハイスぺ女性。
再婚男性には女性の申し込みは少なくなる中で女性からのお見合い申し込み数は最初の2カ月間で50人。30代男性の月平均申し込まれ数は8人なので、約3倍の多さです。
この数字は再婚とはいえ、①まだ30代 ②高身長 ③高学歴 ④高年収、そして⑤イケメンだったことはあります。
「条件よしお」なだけじゃん
そういう卑屈な性格は女性から嫌われますよ
いろいろ揃っている人だから「再婚が早い」いうわけではありません。
再婚男性ならではの「結婚は生活」「女性は人柄」の発想が十分発揮された活動でした。
半年で結婚を決めた再婚男性の優しい穏やかな、でもクスッと笑える婚活奮闘記をご覧ください。
婚活を始めようとした動機
恥ずかしながら、私は30代すぐに結婚し、離婚をした過去があります。
ただこれからの人生を一人で過ごしていくのは虚しく感じられ、共に人生を歩んでくれる方に会いたいと思い、婚活をスタートしました。
なぜ相談所を選んだのか(弊社を選んだのか)
あまり遠い相談所だと相談しづらいので、近いところでまずは探し、かつ個人で名前を出している相談所ということで責任を持って運営されている方だろうと思えたことがあります。
さらに女性が運営されているため、女性の感覚や意見を相談できるのではないかと思い、選ばせていただきました。かなり良い実績を残されている相談所だという事は後々知りました。(すみません)
活動を始めてから気づいたこと
森とうさんは相談所で活動している人達をご自身の家族のように大切に思われていることが節々で感じられ、様々な面で細かくサポートいただきました。とても感謝しています。
相談所ごとの違いは目に見えづらい部分ではありますが、今さらながらですが、事前にそこで活動されていた方達の意見を確認して、初回相談でもご本人をお会いしてから登録することは大切だと思います。
「結婚相談所」の印象について
婚活というと、かなり古めかしいシステムに乗っかって活動するという想像をしていました。
しかし導入時点ではマッチングアプリのようにスマホやPCでサクサクと様々な方の情報を見たり比較したりと効率化された仕組みがあると感じました。
活動中の感想
自由恋愛と違い最初は戸惑った
いままで恋愛を経てお付き合いさせていただいた経験はありましたが、その流れとはかなり異なることに最初は戸惑いました。
短い期間の中で成婚できることは魅力的でしたが、それを実現するには一回一回の出会いを効率的に過ごさなければならないので、どこか淡々としてしまったり、気持ちがついてこない部分もあり、最初の頃はとても大変でした。
一回一回を貴重に感じられる
ただ短い期間ではありましたが、それぞれの方と毎日のように連絡をとることを心掛けました。
その中でお相手の新しい面を知ったり、今までの恋愛交際の中では確認してこなかったあいまいなことを確認しあったり、お互いがお互いのことを深く知ろうと努めるので、一日一日が貴重でとても濃密な時間を過ごすことができました。これは結婚相談所ならではと感じます。
ご成婚相手となる女性の印象
彼女は私が「初めてのお見合い」でお会いした方でした。彼女から申し込みをしてくれました。
年齢は私には関係なく、むしろ年上の女性がいいなと思っていました。
写真はとても可愛らしかったので実際はどういう方なのだろうと思っていたのですが、お会いするとお写真どおり素敵な方でした。
かつ話し方や考え方が自分と似ていて些細な話でも共感できることが多かったです。
そのあとも数人お見合いをさせていただき、どなたも素敵な方達でしたが、彼女が最も素敵でした。
婚活で印象に残った場面
最も印象に残ったのは彼女に「真剣交際に進みませんか」と自分の想いを伝えた場面です。
仮交際デートの帰り際に彼女を引き留めて、東京スカイツリーの下で自分の気持ちを伝えました。自分の言葉のつたなさに自分が歯痒くなりながらも、何とか思いを伝え了承いただけたのはとても嬉しかったです。
会うたびに惹かれた
彼女は正直で素直な方なので、毎回とても楽な気持ちでお話することができました。私はお相手には「日常の些細な時に感じる感覚がとても大事」と思っていたので、彼女に会うするたびに惹かれました。
活動中に大変だったこと
「複数交際」は想像以上につらい
活動中は数人の方と仮交際させていただきました。どなたもいい方でしたが、でもどこかでその方達との交際をいつかストップしなければなりません。
私がバツイチであるにもかかわらず女性達はお見合いを申し込みしてくださり、仮交際まで進んでくれました。
その気持ちに応えることができず、女性達に何か非があるというわけではないのに交際終了を伝えることはとても複雑で申し訳ない気持ちでいっぱいになりました…。
あくまで「仮交際だから」という前提でお付き合いしますが、実際に別れを経験するのは想像以上につらかったです。
プロポーズは2回
真剣交際は穏やかに進みました。お互いに多忙でしたが、親紹介も順調に終わりました。
実は彼女にはプロポーズを「2回」しています。(このような経験をされている方は少ないと思います。)
1回目は彼女の自宅です。本当は彼女の誕生日に都内のレストランを予約していたのでそこでプロポーズするつもりでしたが、訳あってその日はできませんでした。そしてその翌週に彼女の自宅でプロポーズしたという流れです。
その時はプロポーズを受けていただいたのですが、後日「やはり結婚に対して不安がある」と言われてしまい…。
女性の「結婚への夢や希望」を叶えることは大事
様々なご意見があるかもしれませんが、私は彼女の「不安」という言葉を聞いてハッとしました。以前の結婚で前妻の言葉を思い出したからです。
前妻とは数年お付き合いした後、明確なプロポーズもせず、流れのまま結婚しました。その後、前妻から「プロポーズをしてくれなかった。残念だった…」と言われ続けたのです。すっかり忘れていましたが、今の彼女の想いがこの時の様子と重なり、不安な気持ちを理解しました。何となくの流れは女性に大きな不安を与えます。
男性は「結婚したい」という事実を伝えることが重要と思いがちです。しかし、女性は結婚までのプロセスにも男性が想像する以上に重きを置きます。
彼女から具体的にどうして欲しいと言われたわけではないです。
でも自分のけじめとして、2回目のプロポーズは自分にとってはいい場所過ぎる、いわゆる「5つ星」と言われるホテルでプロポーズを計画しました。恥ずかしかったですが手紙と花束も準備しました。
そして彼女にはサプライズです。夜景の見えるロマンティックな場所を味方にして、あらためて自分の想いを伝えました。
彼女はとてもとても喜んでくれました。そして「色々不安に思う気持ちもあったけど、吹き飛んでしまった」と大変喜んでくれ、やってよかったと心から思いました。
プロポーズに五つ星ホテルが良かった意外な理由
プロポーズ場所は一流の場所を正直お勧めします。実は当日、予約したホテル内で大変なトラブルを起こしてしまい、スタッフの方達にとても助けてもらったからです。
プロポーズ場所のホテルまで車で行ったのですが、ホテルの駐車場に入った途端、なんと車のバッテリーが上がってしまったのです。
恥ずかしながら私は車の手入れを怠っていました。しかも車が動かなくなってしまったのは駐車場内の通路の途中。もう最悪の事態です。
バッテリー上りは初めてだったこともあり、かつ、まもなくプロポーズが控えていることもあり、とても混乱してしまったのですが、思わぬ「救いの手」が差し伸べられました。ホテルスタッフの方がすぐさま車の修理手配をしてくださったのです。
事前にホテル側には「プロポーズで利用する」と伝えていたのですが、そのことが当日のスタッフの方達に周知されていました。
そしてスタッフの方から「この後プロポーズのご準備もあると思いますので、この場はお任せください」と言ってくださり、私は駐車場を後にすることができました。
「準備」とはホテルについてから、ネットで予約したバラの花束をホテル近くの提携の花屋さんまで受け取りに行かなければならなかったのです。
そのこともなんとホテル側がホテルに届けてくれるよう花屋さんに交渉してくれました。
これも私がお願いしたわけではありません。バッテリー上りで慌てていた会話の中で、偶然、花束の話をしたら対応してくださいました。
猛暑の暑い日に冷や汗までかきながら取りに行く覚悟をしていたのですが、そのご提案を頂いた時には非常に驚いたといいますか、感動すら覚えました。
私にとっては意を決しての五つ星ホテルの利用でしたが、車のトラブルという思いもよらぬ絶望状態を瞬時に対応していただき、それ以上の価値を提供いただきました。これが一流ならではかと畏敬の念を抱くほどでした。
一世一代の勝負所でこういった場所を選択したことでプロポーズが成功したのだといっても過言ではなく、この場所を選んで本当に良かったです。そのホテルはマンダリンオリエンタル東京です。
活動を振り返って
私の場合、自分から申し込みをすることなく成婚という非常にまれなケースだったとあとから森とうさんから聞きました。
それでも、最初の頃は恋愛結婚との違いには戸惑いもあり、婚活はどのような進め方にしろ、簡単ではないと思います。
そしてプロポーズだけはちゃんとしたほうが良いです。私達はホテルレストランでのプロポーズという形を取りましたが、全ての女性が同じような考え方を持っているわけではなく、その人その人にあったアプローチがあると思います。
交際を進める中で女性との会話から「この方はロマンチックな志向がある」とか、「淡々として実利的だ」とかいったことが分かってきます。
そして女性はやはり結婚に夢や理想を持っています。
プロポーズはこれから二人が一つの家庭を作り歩んでゆく最初のそして永遠に輝き続ける瞬間だと思います。
世の中では簡単に済ませる人も多いようですが、一生に一度のことですから、ちゃんと場所を整えて、雰囲気を作って、夢を叶えてあげたいですね。
最後にみなさんへ
私は結婚相談所は「出会いが欲しくて」入会し、入会してから婚活の現実とノウハウを知りました。たまたまうまくいったのかもしれません。
でも何も不安がなかったわけでは決してなく、相談所でいろいろ話をしたり、友人にも「カジュアル写真」を撮ってもらったりと協力してもらった上での結果です。
でも結婚したい人がいれば「結婚相談所はいいぞ」と言いたいと思います。みなさんもがんばってください。
担当からひとこと
ご成婚男性は非常に「好青年」でした。おっとりしていて、大型犬のような優しい瞳を持っていらっしゃる方でしたが、「再婚」までの過程を話す時の悲しそうな表情は忘れられません。
ただ離婚はどちらにも言い分があります。どちらが一方が悪いということは決してなく、そのことも伝えました。それを静かに聞いてくださる男性でした。
活動中は「おぉ…そうなんですね!」「あぁ、そうなんですか!」ととても素直に「婚活への心構え」を受け入れてくださったので、ある意味、アドバイス甲斐がありました。笑
お相手となる女性は3才年上の女性。
プロフィールのご様子から知的で笑顔の優しい素敵な女性でした。なにより女性からの申し込みという勇気が素晴らしいと思います。結婚相談所で「良い男性」はあっという間に、静かに「勇気ある女性」達にさらわれていくのだなぁ‥と改めて思いました。