結婚相談所の男女が「結婚相手として求められる年収」はどれくらい?

森とう(@MoritoYuko)です。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。
結婚相談所に入会する際に「年収」についてのご質問に変化が出てきました。
従来は男性ばかりでしたが、最近は「女性」からも次のような質問があります。

こんかつこ
結婚相談所では女性の年収はどのくらい必要なのでしょうか。

2020年のコロナの影響による経済不安は男女ともに深刻です。
男性ばかりに経済力を頼る時代が現実的に厳しいということなのかもしれません。

すでに下記のようなデータがあります。

【結婚相手に求める年収はどれくらい?】

    【男性が女性に求める年収】

  • 1位:400万 (34.8%)
  • 2位:200万 (30.1%)
  • 3位:求めない(29.8%)


    【女性が男性に求める年収】

  • 1位:600万(43.2%)
  • 2位:400万(40.5%)
  • 3位:800万(10.5%)


一方で、日本の平均年収は427万円。
現在は専業主婦家庭が5%を切り、「夫婦合わせて世帯年収600万円を目指そう」と言われている時代です。

厚生労働省も「世帯主の年収」ではなく「世帯年収」として下記のようなデータを公表しています。

それではIBJ結婚相談所の男性会員の年収はいくらの方が多いのでしょうか。

目次

IBJ結婚相談所男性会員の年収は?

IBJ成婚データ(2017年度)から年収構成比ベスト5を「全国平均」と「関東」「東海」「関西」に分けて見てみましょう。

【年収構成比ベスト5:全国】
① 500万円~  20.8%
② 600万円~  17.4%
③ 400万円~  17.3%
④ 700万円~  12.2%
⑤ 1000万円~     8.3% (~1400万円まで)

 

【関東版】
① 600万円~ 19.6%
② 500万円~ 19.3%
③ 400万円~ 19.2%
④ 700万円~ 12.6%
⑤ 800万円~ 11.3%

エリアの中では一番会員が多い「関東」。
1位は2位と僅差ですが600万円。
全国より年収が高い方が多いですね。

【東海】
① 500万円~ 22.2%
② 400万円~ 19.9%
③ 600万円~ 18.7%
④ 700万円~ 13.8%
⑤ 800万円~  6.6%

名古屋を中心に重工業、自動車産業の大手メーカーが多い、東海エリア。
関東と同様に所得は高そうです。

【関西】
500万円~ 24.4% 
②400万円~ 23.8%
③600万円~ 14.2%
④700万円~ 11.3%
⑤300万円~  9.8%

関西は500万、400万円代の方が中心のようですね。
300万円代の方も入ってきています。

IBJ結婚相談所では全国的にも男性の年収「500万円~600万円」の方が中心に活動されていることがわかります。

結婚相談所で成婚する男性の年齢と年収の関係

男性の年収だけみても、女性はどの年齢の方にお見合い申込をしたらいいのかわかりません。
実際、成婚される方の年収に年齢の要素を加えて、成婚者構成比をみてみましょう。

IBJ成婚者データ(2017年)の【年収×年齢】の構成比ベスト5は下記のとおりです。

【全国】
年収500万~ × 35歳~39歳 (6.7%)
年収500万~ × 30歳~34歳 (5.4%)
年収400万~ × 30歳~34歳 (5.2%)
年収600万~ × 35歳~39歳 (5.1%)
年収400万~ × 35歳~39歳 (5.0%)
※ 上位ベスト5の構成比合計 27.5%

「年収500万円代の年齢30代」の方は成婚される確率が高いようです。

【関東】
年収600万~ × 35歳~39歳 (6.2%)
年収500万~ × 35歳~39歳 (5.7%)
年収500万~    ×   30歳~34歳 (5.4%)
④年収700万~ × 40歳~44歳 (5.2%)
⑤年収600万~ × 30歳~34歳 (5.1%)
※上位ベスト5の構成比合計 27.6%

関東は全国平均に比べ、高めです。

【東海】
年収500万~ × 35歳~39歳 (9.4%)
年収400万~ × 30歳~34歳 (6.6%)
年収600万~ × 35歳~39歳 (6.1%)
年収500万~ × 30歳~34歳 (5.6%)
〃年収600万~ × 40歳~44歳 (5.6%)
〃年収500万~ × 40歳~44歳 (5.6%)
※上位ベスト5の構成比合計 38.9%

東海エリアは30代の成婚の可能性は400万円台から。

【関西】
①年収400万~ × 35歳~39歳 (7.9%)
②年収500万~ × 30歳~34歳 (6.7%)
③年収500万~ × 35歳~39歳 (6.3%)
④年収400万~ × 30歳~34歳 (5.5%)
⑤年収500万~ × 40歳~44歳 (5.0%)
※上記ベスト5の構成比合計 31.4%

関西エリアは全国平均よりも400万円代×30代後半の方が多く成婚されています。

専業主婦は今は20人に1人

成婚データの「年収と年齢の構成比」から結婚相談所に属する男性像を見てみました。
「予想以上に高い」と思われた方がいるかもしれません。

女性の中には専業主婦の母親の強い影響をうけ、男性に高年収を希望する方達はまだまだ多くいます。

今は夫ひとりで配偶者と子供二人を養う「標準家庭」は2017年には5%(20人に1人)にも満たなくなったようです。
(1974年は14.56% 5人に1人が専業主婦)

女性も専業主婦希望の方は男性から敬遠される傾向があります。
プロフィールの文面からすでに読み取れるようです。

まとめ

IBJ結婚相談所で活動する会員の年収構成比と実際の成婚者の年収と年齢の関係をみてみました。
「30代の年収500万円男性」は結婚相談所で成婚される確率が高いことがわかります。

ただ、この要素を満たしているからと結婚できるわけではありません。
居住エリア。
家庭環境。
一人暮らし。
喫煙。
肥満。
趣味。

そしてらなにより大切なお人柄。

「人柄」はプロフィールではわかりません。

女性は男性よりも構成比は4:6(30代前半は3:7)
女性の人数は多く、お見合いが組みにくい状況はあります。

男性はもとより、女性は特に、男性の年収や学歴といった表面上の要素だけで判断せず、
人柄がいい人かどうかの判断するにはお見合いをして現実と理想のギャップを確認することをお勧めします。

今回はIBJ結婚相談所で活動する男性会員の方の年収についてご報告致しました。

無縁社会が少しずつ加速しているように感じる日本。
結婚相談所は敷居の高さやこれまでの偏見はまだまだあるようです。

でもスマホが当たり前の時代になりました。
結婚したいなら結婚相談所を利用する、も当たり前の社会になりつつあるのではないでしょうか。

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