結婚相談所の男女が「結婚相手に求めるもの」は見た目？年収？価値観？

森とうです。こんにちわ。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。

婚活中の方から、「結婚相手として、お相手から何を１番重視されるのですか？」というご質問を頂きます。

その場合は「男性は女性の見た目を重視し、女性は男性の年収を重視します」と答えるようにしています。

とはいえ、「見た目」「年収」の他に、「年齢」「価値観」「子供」「趣味」など重視したい内容は千差万別。

参考に、IBJデータから「結婚相手に求めるもの」をご紹介します。

【結婚相手に求めるもの】※複数回答可

男性⇒女性			女性⇒男性
1位	59.8％	見た目	4位	47.0％
2位	57.3％	価値観	2位	55.0％
3位	47.6％	年齢	3位	49.0％
4位	32.9％	子ども	5位	25.0％
5位	17.1％	趣味	6位	24.0％
6位	9.8％	親との相性	8位	11.0％
7位	7.3％	学歴	7位	16.0％
〃	7.3%	年収	1位	57.0％

（参照元：2020年1月茨城IBJ婚活支援者セミナー資料「結婚相手に求めるもの」）

• 男性1位は「女性の見た目」（女性は4位）
• 女性１位は「男性の年収」（男性は7位）
• 2位は男女ともに「価値観」
• 3位も男女ともに「年齢」

複数回答のボリュームをグラフ化したものが下表です。

年収について。
一見すると男性は「女性の年収」を重視していないように見えます。

でも、「専業主婦希望」の女性は家庭的で好まれるように見えますが、「依存的」「家計を男一人で担わないといけない」「社会性を維持して欲しい」と実は人気がありません。

収入や雇用が不安定なアルバイト、パートも成婚率は低くなっています。

「少額でもいいので共働きしてほしい」という男性の声なき声は強くあります。

結婚相談所は男性、女性、どちらが有利？

結婚相談所は男女比４：６というバランスが恒常的に続いています。

そのため「女余りで男が有利」と言われることも。

しかし、先の「結婚相手に求めるもの」をみると、一概にそうと言えるのでしょうか。

女性が男性から最重視される「見た目」について。

改善策は、洋服を変える、美容室で髪型を変える、ダイエットに真剣に取り組む、など。やる気次第で短期で状況を好転できます。

一方の男性の年収。

年収は半年で倍増、などの短期で好転はありえません。

この二つの点から、結婚相談所の婚活には、男女に有利、不利はないといえるのはないでしょうか。

男女ともに重視する「価値観」

男女ともに２位の価値観。

自分の価値観は変えられるようで、変えられない要素。

金銭感覚、人生観、仕事観、家庭感といった人間関係の基本でもる価値観は男女ともに大変しているようです。

「年齢」に対する男女の意識の差

価値観に続き、男女ともに3位の「年齢」。

ここには男女に意識の差があります。

【成婚者の年齢差（平均値）】※成婚白書2019年より

年齢	男性⇒女性	女性⇒男性
20代前半	ー	7.6才上
20代後半	0.1才下	4.5才上
30代前半	1.8才下	3.8才上
30代後半	3.9才下	4.3才上
40代前半	5.0才下	4.2才上
40代後半	6.4才下	3.9才上

結婚相手を決めた理由

さらに「結婚を決めた理由」も同資料からご紹介します。

男性の1位は見た目の要素は高いですが、女性の1位は優しさや包容力といったお人柄を表しています。

2位、3位は男女ともに共通した「居心地の良さ」「価値観」です。

まとめ

結婚相談所で出会った男女も、最終的な相手の決め手は「人柄」ということをデータを交えて、ご紹介しました。

簡単に見た目や年収だけで結婚していないところも、安心していただけたのではないでしょうか。

結婚相談所は「条件結婚」と揶揄されることもあるため、「結婚相談所でも恋愛結婚できる」「結婚してから恋愛しよう」「恋愛と結婚は別」と様々なことが言われます。

恋愛という言葉を目の敵にする必要はないと思います。

そして、事前にプロフィールがわかれば、安心できるのは当然です。

結婚相談所での結婚はまだまだ新しい世界。

より適した言葉として「人柄結婚」という言葉を思い浮かびました。

見た目も年収もありだと思います。その上で価値観が合い、人柄が合うから結婚する。

結婚相談所も血の通った世界だと感じて頂ければ、嬉しいです。