森とうです。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。
今回は週末なので少ししっかりめに書きました。内容はお見合い不成立と「高望み」の関係についてです。
婚活の世界には「お見合い不成立は高望みだからだ」と言われることもあれば「お見合いだからこそ、高望みをしよう」と奨励する声もあります。
人はだれでも目標は「高く」掲げるものです。
その点を踏まえ、高望みで成功する人、失敗する人の違い、そして高望みといわれる「ハイスペックな方達」との出会いの際の注意点も解説します。あくまで一つの意見ですが、参考にしてください。
高望みをすることで得られること
「高望みをするな」と言われることが多い中で、あえて高望みに挑戦し、「成功」していく人たちは確かにいます。
「婚活だからこそ高望みをしたい」と思い、その過程で「自分を変えよう、変えなきゃ」と決意し、行動を起こした方達です。転職、ダイエット、筋トレ、勉強…内容は様々。この方達は目標に向かってとてもキラキラしていきます。
「婚活=高い挑戦」をきっかけにそれに向かい努力を始め、自己評価を高めていくのは「高望みの効用」と言えます。

「高望みをするな」という言葉の背景
「高望みをするな」という言葉には、他力本願な姿勢を戒める意味も含まれています。
実は当人も気づいているのです。
ひそかに気付きながらも「ダメもとで…」と言い聞かせながら「申し込み」をしても、多くは「お断り」です。
この行動は「積極性の勘違い」ですが、「婚活が疲れる」は選ぶ・選ばれるの駆け引きよりも「会ってももらえない」が大きいです。
そのため多くの相談所は「高望みをするな(→婚活疲労→婚活をあきらめる→結婚できない)」と発信をするのだと思います。

高望み婚はハイスぺの「苦悩」をまず理解する
それでもハイスペックな人たちに会いたい、と思う時、どうしたらいいか。まずはハイスぺの婚活の生態から理解する必要があります。結婚相談所にもいわゆる「ハイスペック」と呼ばれる男女は数多く在籍しています。
しかし男女問わず「ハイスペック」な方達は婚活の場で特有の悩みを抱えています。
「なぜか自分らしくいられなくなる」「なぜか卑屈になっていく」というものです。
例えば、ハイスぺ男性が「休日も充実させたい」とお見合いの席で話すと「すごいですね。私にはとてもできない。」と一見ほめてもらっているようでどういうわけか複雑な気持ちになるようです。
またキャリア女性が自分の仕事について少し熱を込めて話すと「女性なのにすごいですね」「僕なんてとても」と言われてしまうことがあり、こちらも褒められているようでモヤモヤとした思いを抱くそうです。
彼らの悩みは「自分の努力や苦労が理解されず、表面的なスペックだけで評価されてしまうこと」にあります。
結果的に「ハイスペック同士の結婚が多い」のは「共感しあえる相手」を求めた結果、お相手もハイスペックだったということなのかもしれません。

高望み婚にはお相手プロフの「解読力」が必須
「高望み婚」を成功させていく人たちはその対象者であるお相手の「プロフィールには書けない本音」を探ることです。
単に「すごいですね」「さすがですね」といった言葉は軽く見透かされます。若くても、美人でも、イケメンでも、高望み婚ができない場合はこのあたりに理由があるように思います。
まとめ
「高望み」を叶えるには「相手が自分を選ぶメリットは何か?」を冷静に考えてみることだと思います。
高望みの反対の言葉として「妥協」があります。しかし人は他人から「妥協しろ」と言われるのは不快に思うものです。
高望みなのか、妥協なのかを解決していくのは自分の想いを言葉につらつら書いてみるといいかもしれません。
「自分」はこんな風に思っているんだ…とハッと気づくころもあります。
それ以上に効果的なのは人に話すこと。聞き手の表情を見ながら話すと、意外と自分の気持ちのウソが分かります。
人と話して自分の気持ちをまとめ、自分の心の解像度をあげていくことはとてもおすすめです。
「高望みかな」と思っていたことが「案外、手に届きそうなこと」だったり、そうではない場合は「自分には苦しいことだったと気が楽になる」こともあります。
気持ちの仕分けは大変おすすめです。ぜひトライしてみて下さい。