森とうです。こんにちわ。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。
ご成婚カップルの誕生が続いています。
千葉&千葉はもちろんですが、千葉&神奈川、千葉&東京、東京&神奈川…と首都圏へご縁が広がります。
でも、ご入会相談の時には「柏市か、できれば近隣の人と結婚したい。妥協しても千葉県内」というご要望はとても多いです。
他県から柏市の弊社にお越しの入会相談の方も「できれば東京同士で」「できれば埼玉県同士で」と。
さて、6月のIBJサミットでは「東京都は一番結婚しにくいエリア」と発表があり、私もツイートして、とても反響がありました。
東京は女性が結婚できない「魔のエリア」(今日のIBJサミット会議より)
実際にIBJ女性会員は東京が多いです・東京 5,294人
・神奈川 1,775人
・埼玉 1,018人
・千葉 883人実は男性への希望年収も高い方が多いです…(希望年収600万以上) pic.twitter.com/AUC8PqvcJN
— 森とうゆうこ 幸せ結婚相談所 千葉柏 (@MoritoYuko) June 20, 2019
居住区に必要以上に固執してしまうと、出会いの可能性を狭めてしまうことになります。
そして、「東京ではないからダイジョブ」と油断していると、意外な点で「自分のエリアは実は激戦だった」ということもあります。
ここでは本当に東京都の婚活女性だけが激戦なのかを解説します。
東京都の女性はやっぱり一番結婚しにくいのか
30代女性の登録人数を見てみましょう。
(2019年10月21日現在。活動会員のみ抽出)
30歳~34歳 | 35歳~39歳 | 30代女性計 | 構成比 | |
東京 | 1,419人 | 1,471人 | 2,890人 | 57% |
神奈川 | 516人 | 480人 | 996人 | 20% |
千葉 | 250人 | 272人 | 522人 | 10% |
埼玉 | 273人 | 252人 | 525人 | 10% |
茨城 | 94人 | 69人 | 163人 | 3% |
合計 | 2,552人 | 2,544人 | 5,096人 | 100% |
やはり東京の婚活女性は1都3県の中で一番登録人数が多いことがわかりました。
男性の人数との対比を見てみましょう。
東京都は男性1人に対して、女性2人の比率になります。他県よりも若干高い競争率。
茨城県は30代男女比はほぼ同数。茨城女性には朗報でしょうか。
30代女性 | 30代男性 | 男性倍率 | |
東京 | 2,890人 | 1,453人 | 2.0倍 |
神奈川 | 996人 | 624人 | 1.6倍 |
千葉 | 522人 | 322人 | 1.6倍 |
埼玉 | 525人 | 372人 | 1.4倍 |
茨城 | 163人 | 168人 | 1.0倍 |
合計 | 5,096人 | 2,939人 | 1.7倍 |
条件を付けると東京より他県が競争激化
上の表では単純に30代男女の人数対比を表しました。
「東京都の婚活しなくてよかった」と安心された方もいるかもしれません。
ただ、「条件」をつけてみると、競争率に変化が出てきます。
女性が結婚相手に求める「経済力」「学歴」の条件を付加すると次のような状況になります。
30代女性 | 30代男性 | 大卒 年収500万以上 |
男性倍率 | |
東京 | 2,890人 | 1,453人 | 1,033人 | 2.8倍 |
神奈川 | 996人 | 624人 | 384人 | 2.6倍 |
千葉 | 522人 | 322人 | 164人 | 3.2倍 |
埼玉 | 525人 | 372人 | 220人 | 2.4倍 |
茨城 | 163人 | 168人 | 72人 | 2.3倍 |
合計 | 5,096人 | 2,939人 | 1,873人 | 2.7倍 |
千葉県の競争率が上がっていることがわかります。
「千葉県同士」にこだわると意外にも激戦を強いられることがわかりました。
「身長」という条件を加えると更に倍率が高くなることは言うまでもありません。
婚活中こそ「棚卸し」が自分を活かす
今回は女性の「近い居住区の人と結婚したい」という思いがどこまで通用するかに注目しました。
婚活は「条件」を付けるほど難しくなります。
条件は「年収」や「学歴」といったものが注目されますが、「居住区」も同じことがわかります。
居住区が近いと「会いやすい」「環境が似ている」「話題が見つけやすい」などメリットは多くあります。
でも実際、結婚できる相手と出会えなければ、それは叶いません。
条件を付けるなというのは非現実的だとは感じます。
では何を本当に大切にしたいのか。
婚活をうまく進めるためには、自分の中のいつの間にか溜まってしまった考えの「棚卸し」をすることで、自分が大切にしたいことを「点検」できるのではないでしょうか。