初回相談の前に|森とうゆうこの婚活ラジオ

結婚相談所で女性は年収を公開すべき?男性からの申し込み数・成婚率を比較

森とうです。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。

結婚相談所で活動する女性から、

「年収が低いので、公開しないほうがよいですか」
「年収が高いので、男性から敬遠されませんか」
「年収を公開すると、結婚後も同じように働くと思われそうで不安です」

と相談されることがあります。

結論から言うと、特別な事情がなければ、女性も年収を公開したほうがよいと考えます。

IBJの活動データでは、年収を公開している女性は、非公開の女性より男性から申し込まれた数やお見合い数が多く、成婚率も高くなっています。

年収公開は、高い年収をアピールするためのものではありません。

現在の仕事や生活状況を伝え、男性に結婚後の生活を考えてもらうための情報です。

目次

結婚相談所では女性の年収を公開・非公開から選べる

IBJのプロフィールでは、女性は年収を公開するか、非公開にするかを選べます。

ここでいう公開とは、インターネット上に一般公開することではありません。

IBJに登録している男性が会員専用アプリで女性のプロフィールを見たときに、年収を確認できるという意味です。

男性は年収公開が必須ですが、女性は非公開を選ぶこともでき、その場合はプロフィールの年収欄に「非公開」と表示されます。

年収公開女性の成婚率は非公開女性の約1.8倍

IBJ結婚みらい研究所が2026年5月に公表した2025年の活動データでは、女性の成婚率は次の結果でした。

IBJ結婚みらい研究所「『稼ぐ女性』は敬遠される?データが証明する共働き時代の“世帯年収”新常識」(2026年5月7日公開、2025年活動データ)画像 女性の「年収公開」有無による成婚率の違い。年収を公開している女性の成婚率39.0%。年収を非公開にしている女性の成婚率 22.2%
出典:IBJ結婚みらい研究所「『稼ぐ女性』は敬遠される?データが証明する共働き時代の“世帯年収”新常識
  • 年収を公開している女性 39.0%
  • 年収を非公開にしている女性 22.2%

年収を公開している女性の成婚率は、非公開の女性の約1.8倍です。

年収を公開すれば、それだけで成婚率が1.8倍になるという意味ではありません。

年収を公開している女性は、自分から積極的に申し込むなど、活動の仕方にも違いがあるからです。

それでも、年収を公開した女性が男性から敬遠され、成婚しにくくなったという結果ではありません。

年収公開女性は男性からの申し込みも多い

年収公開女性の成婚率が高い理由を考える手がかりになるのが、IBJ成婚白書2024年度版の交際データです。

女性の年収公開状況別 交際データ。

年収公開女性と非公開女性の活動結果を比べると、中央値は次のようになっています。

男性から申し込まれた数 公開111件、非公開63件
お見合い数 公開10回、非公開5回
女性から申し込んだ数 公開32件、非公開10件
出典:IBJ成婚白書2024年度版

年収公開女性と非公開女性の活動結果を比べると、中央値は次のようになっています。

  • 男性から申し込まれた数 公開111件、非公開63件
  • お見合い数 公開10回、非公開5回
  • 女性から申し込んだ数 公開32件、非公開10件

年収を公開している女性は、男性から申し込まれた数が非公開女性より多く、お見合い数も約2倍でした。

2024年成婚白書でも公開女性は成婚率が約1.9倍

同じ成婚白書では、公開女性の成婚率は46.1%、非公開女性は24.0%となっています。

IBJ成婚白書2024年度版の女性の年収公開状況別成婚率によると、年収を公開して活動した女性の成婚率は46.1%。年収非公開の女性の成婚率は24%にとどまっている
出典:IBJ成婚白書2024年度版

2024年と2025年では成婚率の数字は異なりますが、どちらの年も、年収公開女性の成婚率が非公開女性を大きく上回っています。

年収公開女性は自分から申し込んだ数も多いため、年収公開だけで活動結果に差がついたとは言えません。

ただ、男性から申し込まれた数にも差があります。

女性の年収は非公開にするより、公開したほうが男性の検討対象に入りやすいと考えられます。

男性は女性の年収額だけを見ているわけではない

女性の年収が公開されていると、男性は結婚後の生活を具体的に考えやすくなります。

女性が働いていることは職業欄から分かっても、年収が非公開であれば、

  • 現在どのような生活をしているのか
  • 結婚後も仕事を続けたいのか
  • どのくらいの生活水準を希望しているのか

までは判断できません。

プロフィールを見て、会ってから確認しようと思う男性ばかりではありません。

分からない部分が多ければ、生活を想像しやすい別の女性へ進むこともあります。

年収公開は、男性に収入を当てにされるためのものではありません。現在の生活状況が見えることで、安心して申し込みやすくなる面があります。

年収公開は結婚後も同じように働く約束ではない

年収を公開したくない理由として、下記のような不安もあります。

結婚後も現在の年収を維持するように求められそう
出産後もフルタイムで働く前提にされたくない

プロフィールに表示されるのは、収入証明書に基づいた昨年の年収です。結婚後も同じ働き方と収入を維持する約束ではありません。

これまでの年収は公開し、結婚後の働き方は交際中に話し合う。この二つは分けて考えたほうがよいでしょう。

共働きを希望する男性であっても、生活費、家事、育児をどのように分担するつもりなのかは人によって異なります。

交際が進んだら、仕事を続けたいのか、転居や出産によって働き方が変わった場合に家計をどうするのかまでは女性側からも確認していく必要があります。

年収が低くても公開したほうがよいのか

年収が低いことを理由に、非公開を選びたい女性もいるでしょう。

しかし、IBJの2025年活動データでは、年収を公開している女性のうち、年収300万円以下の女性も34.9%が成婚しています。

出典:IBJ結婚みらい研究所「『稼ぐ女性』は敬遠される?データが証明する共働き時代の“世帯年収”新常識
女性の年収帯と成婚率の相関として、300万円以下 34.9%。300万円から500万円 41.2%。500万円以上 37.7%。
出典:IBJ結婚みらい研究所「『稼ぐ女性』は敬遠される?データが証明する共働き時代の“世帯年収”新常識
  • 300万円以下  34.9%
  • 300~500万円 41.2%
  • 500万円以上  37.7%

この結果を見ると、女性の成婚率は年収額に比例して上がっているわけではありません。

IBJ成婚白書2024年度版「成婚女性の年収(P24 )」でも、「女性は年収による成婚率の差が小さく、年収よりも年齢による差のほうが大きい」と分析されています。

男性が確認しているのは、金額だけではありません。

現在どのように働き、自分の生活を組み立てている女性なのかという点も見ています。

年収が低いことを理由に非公開にすると、仕事を続ける意思や現在の生活状況まで伝わりにくくなります。

年収が高くても公開したほうがよいのか

年収500万円以上の女性からは、

「女性の高年収は避けられませんか」

と聞かれることがあります。

上述の2025年の活動データでは、年収500万円以上の女性の成婚率は37.7%。年収300万円以下は34.9%、300万~500万円の女性は41.2%。
これらの数字をみても、年収500万円以上の女性だけが、大きく低い結果にはなっていません。

女性の年収が高いことだけで、男性から敬遠されているとは言えないでしょう。

一方、高年収女性が、

  • 自分と同等以上の年収
  • 自分と同等以上の学歴
  • 勤務先や職業にも同等以上の水準

を男性に求めると、会いたいと思える相手の範囲は狭くなります。

その場合、高年収だから男性から避けられているのではありません。本人が希望する男性の範囲と、その範囲の男性から選ばれる範囲が重なりにくくなっています。

自分の高年収を公開することと、自分より高年収の男性だけを選ぶことは別です。

公開する年収は収入証明書に基づいて決めるが

プロフィールへ掲載する年収は、男性同様に源泉徴収票などの公的な収入証明書に基づいて登録します。

残業代や賞与によって前年だけ収入が大きく増えていた場合も、まずは担当者へ現在の状況を伝えてください。

証明書に基づく年収を掲載していても、お見合いや交際が始まってから、

「昨年は特に残業が多くて、いつもの年収はもっと低いです」
「今は高年収ですが、結婚後は仕事量を減らしたい」

と説明すると、金額そのものよりも、「後から前提を変えられた」という印象を男性に与えることがあります。

現在の収入と今後の働き方が変わる可能性があるなら、年収を隠すのではなく、どの段階でどのように伝えるかを担当者と相談したほうが誤解を避けられます。

必要であれば、プロフィールで現在の働き方を補足する方法もあります。

年収を非公開にしたほうがよい場合もある

女性全員が、必ず年収を公開しなければならないわけではありません。

転職したばかりで前年の収入が現在と大きく違う場合や、医師など、職業や収入から勤務先や個人を推測されやすい場合は、非公開にしたほうがよいこともあります。

その場合は、担当者と相談したうえで公開・非公開を決めればよいでしょう。

一方で、

「年収が低いから見せたくない」
「高年収なので男性から敬遠されたくない」

という理由だけで非公開にすることは、現在のデータを見る限り得策とは言えません。

女性の年収は公開したほうが活動しやすい

IBJの活動データでは、年収公開女性は非公開女性より、男性から申し込まれた数、お見合い数、成婚率のいずれも高くなっています。

年収の高低という理由だけで非公開にする必要もないでしょう。

現在の年収を公開し、結婚後の働き方や家計については交際中に話し合う。

年収は女性の価値を決める数字ではなく、相手が会うかどうかを判断し、あくまで二人で結婚後の生活を考える情報のひとつです。

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