森とうです。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。
週末のお見合い結果で「うまくいった」と思ったのに「お断り」されるとガッカリしますよね。
「理由はなんだろう」
「何が悪かったのか」
多くの方が理由を考えると思います。
その中で、圧倒的に多いお断り理由は「否定的な話し方をする人だった」です。
お相手相談所から丁寧なお断わり理由を頂けると、改善点につながり、大変貴重です。
目に浮かぶようなシチュエーションもあり、いくつかご紹介します。
本人が「良かれ」と思って相手を否定
典型的な例が「内容が正しくないから」と否定する場面です。
【例:プロフィール内容を訂正】
👩「今はジョギングはしていないんです」
👨「していないんですか…(それならプロフィールも更新してほしい)」
【例:時事情報を訂正】
👨「いえ、今年はコロナウイルスが大流行します。そちらの方が深刻です」
👩「そ、そうですよね…(沈黙)」
どのケースも「間違った情報を訂正」しているだけですが、お相手の印象は「否定された」です。
自分を理解してもらいたくて相手を否定
【例:相手の話題を否定】
👨「私はチリワインは好きじゃありません。フランスワインを飲みます。」
👩「…そ、そうですか…(沈黙)」
【例:自分の話題を自分で否定】
👩「はい。最近よく見るようにしています。気分転換にもなりますし。○○さんはどんな映画が好きですか?」
👨「僕は映画を見ません。本を読むようにしています。」
👩「…(沈黙)」
お見合いは「協調」を確認する場
お見合いは「正しい意見」を主張しあう場ではないはずです。
幸せな結婚生活を一緒に送れる相手かどうかの最初のスタート地点を確認する場です。
その時点で否定され、イヤな気分になってしまえば、その次はないことになります。
「否定する人」とネットで検索すると、「自信がない人」という項目がズラリと並んでいます。
否定してくる人に対して、相手が感じる気分は次のようなこと。
- 気が滅入る
- イライラする
- 話した意味がない思ってしまう
- 会話にならないと思ってしまう
お相手はお見合い終了後には上記のような気分になっている、ということです。
それでもお相手は「ありがとうございました」といい、男性は「支払いも済ませて」、女性は「用意していたお菓子を渡して」下さる方もいます。
疲れますよね。
明石家さんまは「否定しない話し方」の天才
否定しない話し方は明石家さんまさんが天才と言われています。
番組の中で、若い芸能人の方が緊張して失言に近い内容を話してしまった時も次のように受け止めています。
そないな考え方もあるわな!
ひゃぁ~はぁ~!
決して相手を否定しない。
だからみんなが笑顔でいられる番組をたくさん持っています。
人生に正解はないの。
だから俺は否定しないの。
なかなか含蓄のある言葉です。
お見合いの場に行くと、みなさん本当に一生懸命です。
心に響くものがあります。
だからこそ、この機会を次につなげてほしい。
相手と自分との違いは「それはそれ」。
まず受け止めてみてください。
「否定しない」「肯定する」はお相手がイヤな気分にならないばかりではありません。
あなた自身もきっと気分が上がり、人を受け止める「度量」がさらに大きくなると思います。