こんにちは、森とうです。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。
婚活を始めた方からよくいただく質問があります。
「他の人たちは、毎月どれくらいお見合いを申し込んでいるのですか?」
これは、男女ともに知りたいことだと思います。
数字の目安を知ると、次の行動の方向性がつかみやすくなります。
今回は IBJデータをもとに、男女双方のリアルな活動量 を整理してお伝えします。
数字を「こうしなければならない」と受け取る必要はありません。
むしろ 「改善のヒントが見つかる目安」 程度に捉えていただけたらと思います。
婚活者は月に何人申し込みをしている?
まず、IBJ全体のデータから、「平均的なお申し込み数」を男女別に整理してみます。
▼ 男性の平均的申し込み数
- 30代前半:月14人
- 30代後半:月16人
- 40代前半:月19人
▼ 女性の平均申し込み数
- 年代に関わらず、月10〜15人程度
男女ともに一見すると、そこそこの人数を申し込んでいるように見えます。この数字を見て、次の声も少なくありません。
「実際にこのくらい申し込んでいる。
でも、お見合いが成立しない」
その理由はシンプルで、「お見合い成立率」 が関係するからです。
実際のところ、男女ともに平均的な申し込み数では「月に1回もお見合いにならない」ことが珍しくありません。
これは努力不足というより、いまの婚活市場が非常に競争的である、という背景があります。
成婚者は「月に3回のお見合い」を実施している
実は、成婚者の男女には共通した活動状況があります。
「月3回はお見合いをしている」
- 男性は「お断りされやすい」構造にある。
→ 少し多めの申し込みが必要 - 女性は「受け身になりやすい」構造がある。
→ 申し込み自体が少なくなる
こうした男女の違いを踏まえても、最終的に成婚者は月3回のお見合い をこなしています。
ここがひとつの目安です。
「お見合い」実施までに必要な申し込み数とは
ここがいちばん気になるところだと思います。
男女とも、プロフィールの質や申し込み先の選び方によって大きく変動しますが、あくまでもデータから逆算すると、次のような目安になります。
▼ 男性の申し込みの目安(月単位)
- 30代前半 → 約50人
- 30代後半 → 約60人
- 40代前半 → 約75人
▼ 女性の申し込みの目安(月単位)
- 約25〜40人(年代・希望条件により変動)
数字だけ見ると驚くかもしれませんが、0この数値は「闇雲に数を増やせ」という単純な話ではありません。
むしろ「婚活の方向性が合えば、必要な数は確実に下がる」という話をしています。
数字は「活動量」ではなく「改善ポイント」を示している
多くの婚活者がつまずくポイントは、「数字そのもの」ではなく「数字の意味の取り違え」です。
数字は努力の証ではありません。
つまり、「多く申し込んだから報われる、ではない」ということです。
数字は、自分の活動のどこを改善できるのかを教えてくれます。男女別に、よくある改善ポイントを挙げてみます。
▼ 男性の場合
- プロフィール文が簡素すぎる
- 生活をイメージさせる訴求が弱い
- 写真から「人柄」や「生活像」が伝わらない
- 申し込み先が「強敵」ばかり
ここを修正するだけで、成立率は一気に変わります。
▼ 女性の場合
- プロフィールの情報過多で読み疲れ
- 条件の「幅」が狭い
- 自責感が強く、積極的な申し込みがしづらい
- そもそも申し込みをほとんどしていない
つまり、男女とも「数字をどう受け取り、どう調整するか」で婚活は大きく変化するのです。
まとめ:婚活は「検証」すれば必ず変わる
結婚相談所での活動は、どうしてもデータと向き合う場面があります。
ときには、その数字が重荷に感じられるかもしれません。
しかし、その数字はあなたをおいつめるものではなく、ましてや、あなたの価値を測るものでもありません。
数字は、未来を変えるための案内板のような存在です。
もし今、思うようにお見合いが成立していなくても、そこには必ず改善点があります。
そして、データの整理や方向性の見直しは、一人で抱えるよりも、誰かと一緒に行うほうがはるかに進みます。
一歩踏み出したいと思ったら
弊社では、これまでの活動の棚卸しから改善の方向性まで、一緒に整理する「婚活リカバリー相談」も行っています。
行き詰まりを感じたら、ご活用ください。
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