森とうです。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。
婚活を始めるにあたり、多くの方が気にされるのが、「ほかの婚活者がどのくらい月にお見合い申し込みをしているか(成婚していくのか)」という点です。
他の人が月にどのくらいの申し込みしているのか、知りたいです
申し込みは不安ですが、平均数は達成したいです‥
今回はIBJ本部から発表された「20代、30代、40代男女の平均お見合い申し込み数」のデータの紹介とそこから具体的に「お見合いできるための申し込みの提案」をいたします。
婚活者は毎月どのくらい申し込みをしているか?
まずは男性婚活者のデータをご紹介します。
30代全般、40代前半男性の1か月の申し込み数は下記の通りです。
これを見ると、30代前半の男性は1カ月に14回。30代後半の男性は16回。40代前半の男性は19回、申し込むことが必要になります。
次は女性をご紹介します。
女性は男性に比べ、若干数字は上ですが、20代女性は20%(5人に1人のOK)程度しかありません。
30代以降は10%以下。「申し込みすれば会える」という状況ではないです。
どんなに爆美女でも「申し込みすれば会える」という光景は見たことがありません。
平均値をクリアするだけでは「成婚」は遠い
申し込み数は平均値を達成していても、実際にお見合いが成立しなければ意味がありません。
男性は1カ月に1人もお見合いができない
お見合いOK率から実際に「お見合いできる女性の人数(月)」を表したものが下表になります。
30代前半男性はひと月に0.8人。30代後半男性は0.7人。40代前半男性は0.6人。
右欄に「成婚者のお見合い人数(月)」も併記しました。
成婚者は月に3人の女性とお見合いをしています。
その左欄には「成婚につながる申し込み数(月)」を算出しました。
この表からわかるように、お見合いOK率から算出すると、30代前半男性は1か月に50人。30代後半男性は60人。40代前半男性は75人!もの女性に申し込みする必要があります。社会人として多忙な日々を送る婚活者にとって、これは非常に効率が悪いです。
女性のお見合い数では仮交際につながらない
下の表を見ると、20代~40代前半の女性は現状でも「月に1回」はお見合いはできるようです。
しかし、成婚者は「月に3回」お見合いしていることを考えると、3倍頑張る必要があります。
仮交際成立率は約35%です。可能な限りひと月に3人の男性と会わないと、男性1人と仮交際に進めない計算になります。
男女それぞれの「戦略的な申し込み」が必須
ここでは男女それぞれのアドバイスを分けて、紹介します。
男性編「成婚データ」に基づいた申し込みを。やみくもな申し込みは自滅する
結婚相談所の活動において、男性が女性との年齢差が大きいことは出会いのチャンスが不利になることがあります。
女性は「同世代、同年齢の男性と結婚したい」という同世代婚への要望が大変強くあります。
下表のIBJ成婚データからも成婚者の年齢差は1~5歳差です。。
6歳以上の年齢差を超えて結婚する男性もいますが、そのような男性は高学歴、高年収、高身長、イケメン、高いコミュニケーション力、独り暮らしといった総合力でバランスの取れた男性です。
結婚相談所の場合、歳の差婚は「女性からの申し込み」が多いです。
男性は結婚相談所で「結婚」するためには女性の要望を受け止めることで、お見合いという「婚活のスタート」が切れるのではないでしょうか・
男性:「お見合い成立率向上」のポイント
- 女性との年齢差を意識
- プロフィールの充実
※「会って説明する」というプロフ軽視のスタンスは女性には通用しない
女性編「勇気をもっていざ出陣(申し込み)」待ち人は来ないのが婚活
女性にとって、「知らない男性」への申し込みは大変勇気がいるものです。しかし、待っているだけでは理想の相手は現れません。アプリでどんなに出会えても、結婚相談所の男性は真剣度が違うのです。
ライバルも同じように頑張っています。「婚活に挑戦する」点では同士です。
女性:「お見合い成立率向上」のポイント
自分からの申し込みを恐れない
プロフィールを読み込み過ぎない
20代、30代、40代女性へのアドバイス
20代女性
会える確率が高いため、積極的に申し込みをすることが大切です。若さは大きな武器。そのメリットを最大限に活かしましょう。
30代女性:
厳しい数字が並びますが、積極的に行動することで成果が伴います。自分の魅力を再確認し、それを相手に伝える努力を続けましょう。
40代女性:
成婚に向けて、積極的な行動を取り続けることが重要です。年齢を重ねるごとに競争が激しくなりますが、自分に合った相手を見つけるために粘り強く行動しましょう。
プロフィール写真の鮮度は半年
男性にはプロフィール文章よりも「写真」が重要です。公式写真の鮮度は半年といわれます。
プロに撮影は費用は掛かりますが、ライバルの中に埋もれないためにも必須。婚活を長期化させないためには前向きなご検討を。
男性にっとって適切な情報量は「文章」よりも「写真」です。
結局、女は見た目、ということですか
男性の「好み」は”意外”にも✨千差万別✨です。
ただ、男性は写真=情報量を重視します
この部分少ないと好まれない傾向があります。
成婚事例から学ぶ具体的な戦略と取り組み
成婚者の成婚事例を参考にすると、具体的な戦略と取り組みも見えてきます。4つのポイントをご紹介します。
実際のご成婚者達も決して平たんな道のりではありませんでした。
1.目標設定と計画
成婚者の「月に3回のお見合い」を目標に、必要な申し込み数を計算し、1か月の計画を立てる。
2.柔軟な発想を持つ
成婚者は「最初に考えていた理想の人」と結果的に違うタイプの相手と結婚しています。
活動中に自分の理想を再構築し、より精度の高い「理想の人」を見つけています。
3.相談所のフィードバックの活用
相談所からのフィードバックを積極的に取り入れ、改善点を見つけています。
4.焦らない、追いつめない、持続可能なペースを保つ
婚活に全力を注ぎ過ぎて疲れてしまうことがないように、持続可能なペースで進めることが大切です。
最後に
お見合いには実際は「相手からの申し込み」もあります。ただし、それは相手次第。相手からのアプローチをただ待つだけではどうしても婚活は進みません。
そして平均値を知ることは重要ですが、それだけで終わらず、自分にあった戦略を立て、行動に移すことが成功へのスタート。
そして「会いたい人に会える」のは自分の「申し込み」から。
今日から上記のアドバイスを活かし、少しずつ申し込みを始めてみてください。
皆様の婚活が実り多いものであることを心から願っています。