森とうです。こんにちは。
千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。
婚活を始めたばかりの方から次のご質問を頂くことがあります。
月に何回くらいお見合いをすればいいのでしょうか
その場合は「お見合いは月に3回くらいを目標にしてください」とお答えしています。
今回はIBJ本部から発表された「お見合い白書」のデータを踏まえ、「なぜ月に3回お見合いは必要なのか。そうするために必要なことは何か」を
解説します。
婚活を始めたばかりの方。また自分のお見合い回数を比較検討したい方は参考ください。
活動会員の月平均のお見合い回数について
お見合い白書によると、お見合いの月平均は約2.4回
月に3回お見合いするつもりでいるといいのですね!
最も多い成婚者の活動状況も月に2~3回のお見合いを2か月ほど経験しているようです。
・お見合い活動期間 2~3か月
・仮・真剣交際期間 3~4か月
・相談所在籍期間 6~7か月
・総お見合い回数 5~9回
→月平均2~3回
成婚者の人も同じような回数なのですね。違いは何でしょうか。
お見合いは回数よりも質
成婚者と活動会員のお見合い月平均回数はほぼ同じです。
成婚者は数少ないお見合いでも結果を出していることにあります。
いろいろ比較したいです。結婚相談所は女性も多いと聞きますし
お見合いが目的化していませんか?
回数は「比較検討できる」がメリットの特徴ですが、デメリットは時間の経過による「成婚率の低下を自ら招いている」ことにあります。
成婚者の成功要素はひとそれぞれですが、婚活の成功ベクトルに乗れない人は「自分にないものを相手に強く求めている」傾向があります。
男性は「女性の若さ」、女性は「男性の経済力」はよく聞かれます。
月に2~3回のお見合い実現は実は難しい
月に2~3回のお見合いであれば「2~3人申し込めばいい」と考えるかもしれません。
それでは全く「会えない」です。
お見合い成立率は7%前後。
13人前後に申し込みをして、そのうちの一人が「お見合い」にこたえてくれるのです。
そんなに申し込まないといけないのですか!
実際はもっと厳しいと感じます
13人申し込みをしても相手の要望に合致しなければ、申し込み時点でお断りです。
【男性】①女性との年齢差 ②年収の低さ
【女性】①年齢 ②見た目
「会いたい人ではなく、会える人に申し込みを」というセリフはよく聞かれますが、それはあくまで対処法。
わりきれない妥協感も漂いますよね…。
お見合いだけを考えると相手のスペックばかりに意識が向いてしまいます。
その前に、自分はどのような人生を送りたいのか、それを自分が実現できるための結婚はどのようなものかを考えることが必要です。
実はお見合いするための申し込みから人生戦略が必要
です。
お見合い申し込みを受けた時の注意点
申し込みが多く、申し込みだけでお見合いが2~3回できる方もいます。
それこそ相手の見極めには自分軸です。
相手がなぜ申し込みをしてきたのかは相手次第。
お相手は想像以上に「軽い気持ち」で申し込みしてきたと思ったほうが賢明です。
自分軸がなければ、「相手の様子を見ていた」つもりでも「主体性がない」とあっさりフラれてしまう方は多いです。
「回数をこなすうちに様子がわかってくる」というのも諸刃の剣です。
惰性に流れていく可能性は十分にあります。
まとめ
お見合い回数は月に2~3回です。
決して多くはありませんが、成婚者も同様の回数で結果を出しています。
活動会員の最も多いお見合い回数は「月1回」ということを気づきましたか?
多くの方が行動しない、行動できない、お見合いしない、できない状況にあるのです。
月1回のお見合いでは次までに「お見合いそのもの」が白紙に戻ってしまいます。
月に2~3回を集中的にお見合いすることが記憶が鮮明になり、PDCAも実行しやすいです。
IBJ結婚相談所全体の成婚率は26%です。(成婚白書2019年度)
退会者のうち4人に1人が成婚者という計算です。
行動しない人は結果は出ないと如実に物語っていることでもあります。
でも、手当たり次第の行動は「効果低減作用」に悩まされます。
「結婚相談所で成果を出したい」
成婚者の成功パターンを一つでも多く踏襲することだと考えます。