結婚相談所の「複数交際」で男性はなぜ迷走していくのか

森とう(@MoritoYuko)です。こんにちわ。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。

IBJ結婚相談所の活動の流れには「お見合い」「仮交際」「真剣交際」「プロポーズ」「成婚退会」というステップがあります。

「仮交際」の間は恋人未満。ほかの方とのお見合いをすることができます。
つまり「複数交際」ができるわけです。

婚活は「長い時間をかけて結婚相手を見つければいい」というものではなく、男性も女性も年齢が上がるにつれ、結婚の難易度も上がります。

一日でも若いうちに効率よく活動するには「複数交際」は理にかなった活動とされています。
でもなかなか難しい一面もあるようです。

ここでは「難しい理由」から「抜け出る方法」までをご紹介します。

「選択肢は多いほうがいい」はずなのに

「選択肢が多ければ多いほうがいいい」
実はこれは大変難しいことかもしれません。

アメリカ人心理学者バリー・シュワルツ教授が「選択のパラドックス」を提唱する様子をご紹介します。

 

選択のパラドックスとは「選択肢が多ければ多いほど、人は不幸を感じやすくなる」という心理作用です。

【選択肢が多いことのデメリット】

・無力感が生まれる(=選ぶのが大変)
・満足度が下がる(=選択に疑念と後悔が生じる)
・期待値が下がる(=比較する対象が増える)

それでは3つについて詳しく解説します。

無力感が生まれる(=選ぶのが大変)

「あまりにも多くの選択肢があると、人は選べなくなってしまい無力感を感じてしまう。」

これは「選択の科学」を提唱するコロンビア大学シーナアイエンガー教授も「ジャムポット理論」で同様のことを提唱しています。

選んだ相手の満足度が下がる

例えば、複数交際で「選んだ女性」があなたが理想とする「完璧な女性」ではなかった場合、「過去の女性のほうがよかったのではないか」という後悔の念が生じます。

過去の女性の「良かった点」だけを都合よく思い出し、「今の女性」に不満を持ち、結果として満足度を下げてしまうのです。

選んだ相手の期待度も下がる

選択肢が多くなると「いつか、どこかに、完璧な女性と出会えるのでは」という期待が増大します。

結果として、選んだ相手に満足することができず、期待度も下がります。

選択のパラドックス(矛盾)から抜け出るには?

ズバリ、「選択肢を減らすこと」です。
「それでは婚活が非効率では?」と思われた方もいるかもしれません。

複数交際を広げてしまう人は全滅してしまうケースは実に多いです。

選択肢は2つ?3つ?

選択肢は3つ、という声もあります。松竹梅理論、上中下理論といわれるもの。
でもこれには「とりあえず」という逃げの選択が用意されています。
結婚相手に「とりあえずビール」的な選択でいいのでしょうか。
これは考えているようで考えていない行為。

お勧めは2択です。2択は「好きか嫌いか」「生きるか死ぬか」といったものが本質にあります。

そして、決める時間をかけないこと。
自分のこともろくにわからないのに、相手のことはなおさらよくわからないのが人間です。

なにより、時間をかければかけるほど、「選択しない行為=決定回避の法則」に逃げていく心理が働きます。

【決定回避の法則(=現状維持の法則】
選択が多すぎると人は選択ができなくなり、これまで通りの現状維持をとってしまう

 

結婚観を明確に

婚活が始まるととても忙しくなります。
お見合いに慣れてくると、交際成立のコツもつかんでいきます。

そこで、複数交際をすることで、自分の「結婚できない不安」をまぎらわしているような状況が時々見られます。
結婚相手を選ぶという現実から逃げていると、相手からは一向に進まない交際に嫌気がさし、見切られてしまいます。

複数交際は便利な「婚活サービス」ですが、倫理上は「浮気」「二股」「三股」と変わりません。
決断できない男は優柔不断にほかならず、女性からは「結婚後を不安視」され、大変きらわれます。

複数交際は早めの決断。そして自分もお相手も安心できる交際を進めていただければと思います。