森とうです。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。
今回は「お見合い成立後の日程調整」についてです。
素敵な方からお見合いを申し込まれて、ワクワクの「お見合い成立」。うれしいですよね。
ただし、日程調整はお見合いの印象をすでに6割も決めてしまうといわれています。
まずは「好感度を高める良い例」から。
後半は「会う前からお相手にゲンナリ」にする悪い例をご紹介します…。
丁寧な日程調整のために、参考にしてください。
好感度の高い日程調整の進め方
まず、お見合い日程調整はお見合いOKをした側から(男性、女性にかかわらず)」から始めます。
日程調整にもルール&マナーがあります。下記のとおりです。
- IBJシステムでのお見合い成立後、1週間以内にお見合い日程を決めるようにしてください。
- 希望日は原則1ヵ月以内の日程をご連絡ください
- お見合い希望日としてご提示いただいた日程はお見合い日が決まるまで予定を入れずに空けておくようにしてください。
引用元:IBJお見合いルール&マナー
【希望日】5日先以降の提案が理想
すぐに会いたいお気持ちもわかりますが、連絡に2つの相談所を介するため、その分の時間も必要
月曜日にお見合いOKした場合、その週末の土日以降から提案するのがマナー。
水曜日以降にお見合いOKした場合
その週の土日のお見合い希望は「日程調整が間に合わない」とお相手相談所から却下されます。
心証を悪くするので要注意です。
複数日程&幅広い時間帯の提案を
まず、お見合い相手も別のお見合いを同時に、複数、調整していることが多いです。
婚活中はどなた「効率よくお見合いをしたい」と思いますが、お互いに調整しやすい環境を提案することも好印象で進めるための戦略。
ピンポイントな日時提案はとにかく嫌われます
可能な限り「複数の日程」かつ「終日可能」提案は大変印象が良いです。
終日提案が難しい場合も「午前中」「午後中」など時間幅がある提案ができると良いです。
寛大な印象を受けますね
お見合いは「午前開始」がねらい目
ちょっとしたコツになりますが、お見合いに「場所の静けさ」はかなり重要。
午後になると首都圏(特に都心)は混雑し、席の確保が難しくなります。
新宿で午後2時からのお見合いは最悪
席が空くのに1時間もかかって、お見合いの頃にはふたりともグッタリで‥
時間帯に「午前」と「午後」のどちらかを悩むのであれば、「午前スタート」の提案は吉。
【希望場所】お互いの中間地点を
お見合い申し受けた側は日程調整開始の優先権はありますが、状況の優劣はないです。
お見合い場所は「お互いの中間地点」が望ましいです。
とても遠方の方にお見合いOKした場合は「オンラインお見合い」もご検討ください
場所は詳細な駅名など必要なく「エリア」の提案までで大丈夫です。
例えば「東京駅周辺、上野、有楽町界隈を希望」などです
また、相談所に任せていただいたほうが良い場合も多いです
エリアがわからない場合は相談所に「お互いの中間地点で」や「お相手のご都合よき場所で」と相談所に伝えていただければ、適切に調整します。
【シフト制】の日程調整の進め方
ご自身のプロフィールに「シフト制」「平日休み」などを書いておらず、お見合いが成立した場合は、お相手は「土日にお見合いができる」と予想しています。
そのため、いきなり「平日ばかり」の日程提案だと、お相手は困惑してしまうため、可能な限り、土日の候補日を1日は入れたいところです。
またそれが難しい場合は平日夜の提案をすると、「仕事帰りのお見合い」として成立しています。
お見合い前から気持ちダウン「印象の悪い日程提案」
これまでは「印象の良い日程調整」をご紹介しましたが、ここでは、実際によくある「印象の悪い日程調整」もご紹介します。
もれなくお見合いが「消化試合」になります
ピンポイントな日程指定
IBJアプリには希望日は3つの欄がありますが、1日程しか書かない人がいます。
お見合いルール&マナーに下記の文言があります
1ヵ月以内にお見合いできるスケジュールが空いていない場合は、安易にOK返事をするのはやめましょう。(申込む場合も同様です)
引用元:IBJお見合いルール&マナー
この提案をされると「この日は都合がつかないです…」という虚しいやり取りが始まり、お相手の気持ちはお見合い前に気持ちダダ下がりになります。
マネしないように
複数提案のように見えて、同日
こちらもビックリ提案。3日程が記入されているのかと思いきや、すべて「同日」。
【例】
第1希望:8月8日(土)10時~11時
第2希望:8月8日(土)14時~15時
第3希望:8月8日(土)17時~18時
分刻みに書いてくる人もいます。
相談所に書き方がわからない場合はそれこそ「相談」してください。
会う前に「性格」がわかります
希望日が「明日」「あさって」
こちらの都合は配慮ゼロなんですね‥
「すぐに会いたい」という熱意には受け取られていないです
希望日が1カ月先
会う頃にはすっかり「どなたさまで?」になりました…
「1カ月先の日程」はシフト制の方の日程調整など、やむを得ない場合以外はルール違反です。
なにより1カ月先だと相手の熱意は冷えきっています‥
悪い例は婚活の計画性の無さ
悪い例の特徴は「お相手への尊重がない」ことがお分かりいただけたと思います。
そして自身の婚活への熱意や計画性も薄いです。
これではどんなにお見合いを繰り返しても、お相手の気持ちは日程調整で冷え切っているため、何の意味のない婚活になります。
お見合いの日程調整を受けたときに、悪例の提案を受けるかもしれません。
その時は気持ちを乱れさせず、「交際する前に相手の人間性がわかってよかった」という割り切りも大事。
まとめ
日程調整は難しいことはありません。ポイントは下記の通り。
- 5日以上先の日程から提案を始める
- 候補日は3つ別日を決める
- 時間帯は「終日」「午前」「午後」など幅広く
- 場所は「お互いの中間地点で」とザックリでOK
お相手の都合に配慮の言葉があれば、なおさら好感度アップです。
備考欄に「お相手のご都合よき場所(時間で)」など書かれる方もいます
とても素敵です
「お見合いしたいけど、忙しい‥困ったな‥」という時こそ、ご所属の相談所に相談してください。
せっかく成立した大切なお見合いです。
日程調整の段階で印象を悪くすることがないように、上記の「良い例」「悪い例」を参考にして、良縁を見つけてください。応援しています。