森とうです。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。
先日のブログでオンラインお見合いに主に利用されている「Zoom」の導入方法をご紹介しました。
復習になりますが、Zoomの良さは場合は主に3つです。
- アカウント不要
- 相手から送られてきたURLをクリックすれば、すぐに利用開始
- 通信が安定している
- バーチャル背景を利用できる
Zoomは「バーチャル背景」を利用できる点で人気です。
ただ、今回の使用目的はお見合い。
お見合いは「初めてのお相手」に「第一印象の良さ」というハードルがあります。
「使えるから便利」とはいえ、「会社のミーティング」や「Zoom飲み会」とは趣旨が違いますよね。
その点を踏まえて、メリット・デメリットをまとめました。
※Zoomの「バーチャル背景」の操作方法は下記サイトをご覧ください。
お見合いにおける「バーチャル背景利用」のメリットとは
部屋を片付けなくても済む
ひとえにこのことにつきます。
ワンルームの部屋で洗濯物やら、なんやらで、荷物を置く場所もなく、在宅勤務のバタバタで部屋の片づけもままならず…という方には便利かもしれません。
プライバシーが確保される
背景はどうしても部屋が見えます。
結婚相談所はそもそもの身分保障や人が介在している点で、婚活アプリでの出会いにあるような「ストーカー行為」は回避しやすいですが、それでも万全とはいえません。
絶対的に不安、プライバシーを確保したいという方には有効です。
趣味趣向をアピールできる
4月に入り、ネット上に「オンラインミーティング用背景」を無料で提供するサイトが増えました。
「バーチャル背景 公式」と検索すると、多くの良質な素材情報が得られます。そちらの活用しながら、ご自分の好みや趣味趣向をアピールすることもできます。
参考例を下記にご紹介します。
🧑💼【バーチャル背景】🧑💼
在宅勤務のビデオ会議、ウェブミーティング用にどうぞ❗️
「空間」をコーディネートしてその場のみんながより快適に。🏡
今回はLIXIL「Design Style」の素敵なお部屋のイメージから選びました。https://t.co/ykVriTVvHH#バーチャル背景 #zoom背景 #在宅勤務 #テレワーク pic.twitter.com/a2FiQ900fS— LIXIL(リクシル)公式 (@lixil_official) April 9, 2020
「野球好き」「野球観戦好き」な方にはこのような素材も。
テレワークやWEB会議用に野球殿堂博物館の背景はいかがですか?野球殿堂ホールの写真と図書室の写真を用意してみました♪ぜひご利用ください^^(新人)#バーチャル背景 pic.twitter.com/egneSmCnAc
— 野球殿堂博物館図書室 (@librarybaseball) April 14, 2020
「映画会社ピクシー」の素材も大人気なようです。
To your favorite Pixar locations…and beyond! Let the fun begin with these rootin’, tootin’ video call backgrounds! pic.twitter.com/xidQ5thBn4
— Pixar (@Pixar) March 30, 2020
お見合いにおける「バーチャル背景」のデメリットとは
スマホやPCは機種により使えない
バーチャル背景はすべてのデバイスで利用可能ではないようです。
- Androidスマホは利用できない
- iPhoneは「8」以降の機種ではないと利用できない
- PCが古い機種は使えない(Zoomが要求するPC性能を見たしていない。)
(2020年4月17日現在情報)
バーチャル背景は万能ではない
「部屋が散らかっている」「プライベートな生活空間を相手に見せたくない」という理由でバーチャル背景を利用されると思います。
ただ、「バーチャル背景」機能を確実に活用するには背景を「クロマキー効果」という「緑や青の背景」または「無地に近い状態」にさせる工夫が必要です。
また、無地でない場合、「背景に洋服の色と同じ色がないこと」、「肌の色に近くないもの」などの対応も必要です。
うまく利用できないと、下記の写真のように自分も景色の一部と同化してしまいます…。
また、最初はきちんと合成化できていても、時間とともにバーチャル機能に誤差が生じ、自分がやっぱり同化していく現象もみられます。笑えないです…。
バーチャル背景で嫌われる?
バーチャル背景はお相手に趣味趣向がダイレクトに伝わります。
忘れてならないのは目的は「お見合い」。
バーチャル背景に凝るのは構いませんが、「お相手」は「あなたのことを全く知らない人」であることはわすれてはなりません。
最初の出会いの時は、Zoomのデフォルトの背景や、先に紹介した無難なオフィスのような景色などを利用し、会話に集中してもらうことをお勧めします。
まとめ
Zoomの「バーチャル背景」にはメリット・デメリットがあり、少しコツがいることをご紹介しました。
4月からIBJでも解禁になった「オンラインお見合い」。
当初はIBJ結婚相談所も混乱しましたが、徐々に落ち着き、4月下旬に向けて格段に増えてきました。
相談所によりZoom無料版利用(お見合い30分まで)、有料版利用(お見合い1時間は確保:実質は時間無制限)などの違いもありますが、それもまもなく統一されてくると思います。
Zoom以外の利用も模索されていますが、Zoomの操作の簡易性や通信の安定性、さらに「バーチャル背景」というサービスの点で、この人気は続くと思われます。
繰り返しますが、バーチャル背景は便利です。
Zoom飲み会や会社ミーティングあど「自分をすでに知っている相手」には特に有効です。
でも、「第一印象」がとても重要なお見合いでは慎重に対応してほしいと思います。
先の失敗例は今月に入り、実際にオンラインお見合いであった状況です。
外出自粛で家にいる時間も長い昨今です。
正直に言えば、部屋の片づけをして、スペースを確保したほうが、バーチャル背景に振り回されずに、落ち着いてオンラインお見合いに臨めるのでは、とも感じます。
という私も、Zoomお見合いの引き合わせや会員の方とのZoom面談のために一部屋を思い切り断捨離しました。
(運動不足も解消して、気分スッキリです!…ではなく、かなりの筋肉痛になっています…)
ただ、これも絶対ではありません。
部屋はやっぱり見せたくないという方はバーチャル画面をご利用してください。
現実問題として、コロナの影響下で「直接お見合い」は不安ですし、いっぽうで「直接会わないとやっぱりわからない」というお考えもごもっともです。
いずれにせよ、結婚相談所は「ただオンラインお見合いを利用しろ」ではなく、婚活者の方達が何を不安に感じ、解消すべき策があるのであれば、その説明責任を果たす必要があると考えます。
今回はその思いの一つとして「バーチャル背景」について取り上げました。
命あっての人生ですし、この時期は静かにする、またはオンラインお見合いに取り組む。
いずれも正解です。
そして、一緒に進んでいきましょう。