森とうです。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。
2020年はコロナで婚活の世界も大混乱です。
外出自粛、オンラインお見合い、デート場所がない、といった難題が山のよう。
そのためには2020年こそ、婚活に冷静な自己分析と状況把握が必要です。
先日IBJより、成婚白書2019年度版が発表されました。昨年同様に「成婚しやすさと職業」の分析も行われています。
このブログではさらに2018年度との違い、推移を含め、下記の2点を深耕しています。
- 男性の成婚しやすい職業ランキング1位~39位&昨年からの推移
- 職業別男性登録者ランキングと「女性がお見合いで実際に会える人」の関係
「女性が7割と言われた結婚相談所の婚活でなぜかオレの婚活難航中?」という方にも状況理解の一助に。
また、婚活を始める前に「結婚相談所ってどんなとこ?」と参考になるかもしれません。
成婚しやすい職業1位~20位:航空業界関連職、クリエイター・マスコミ系大躍進
2019年度の成婚しやすさと昨年(2018年度)からの推移を表しています。
1位:航空業界関連職
「成婚しやすさ300%越え」という驚異の数字で大躍進。
主に花形職業「パイロット」の方達。数名在籍され、成婚されたよう。
2位:弁護士/5位:各種コンサルタント
昨年同様、ハイスぺ男子(年収1000万以上)の一角。盤石の地位。
3位:公認会計士
昨年度12位→3位へ急浮上。こちらも人気のハイスぺ男子。(30代・平均年収700万以上)
4位:クリエイター・マスコミ系
結婚相談所のニューウエイブ?
昨年度からさらに人数も成婚しやすさも増加。
6位:IT関連職
主に30代の方達が多く、IBJ成婚カップルの代名詞ともいえる存在。昨年同様ランクイン。
7位:司法・行政書士・社労士
昨年度24位→7位への大躍進。30代の入会→成婚の流れがあった模様。
8位:その他金融系職種
昨年度1位→8位という残念な結果に。とはいえ、成婚しやすさ160%越えという高い数値を維持。
9位:技術・研究職
昨年度7位から9位へ。急浮上組(パイロット、公認会計士、マスコミ系)で順位こそ落としたものの、成婚しやすさはさらに上昇。(151.9%→156.2%)
10位:営業・企画系職種
順位変わらず。高いコミュニケーション能力に成婚しやすさの指数もさらに上昇。(148.8%→154.8%)
14位:国家公務員/20位:地方公務員
どちらもわずかながら順位を落としている。成婚しやすさも微減。
「安定の人気職種」という世間の評価はいかに。
19位:看護師
2019年度は成婚しやすさが大幅に改善(25%→110%)。
シフト制という「出会いにくさ」にもかからず健闘
「成婚しやすい職業」21位~39位:介護職はわずかながら健闘
21位以下は全体的に2018年度よりも成婚しやすさが減少しています。
23位:税理士
手堅い士業の一つだが、4位→23位に下降。(登録人数の全体に対する構成比は昨年と変わらない。)
独立開業している方も多く、経済的基盤に対する女性の不安感が影響している可能性も。
※個人事業主(成婚しやすさ59.89%)
28位:福祉・介護職
エッセンシャルワーカーとして日々奮闘されている福祉・介護職。
年収面から成婚しやすさは厳しい状況(77.1%)にはあるが、「穏やかで優しい人柄」という評判が全体的に高く、後半順位の中では数少ない上昇を見せる。(56.3%→77.1%)
女性必見!登録者多く「狙い目」は2019年度も「理系男子」
「成婚しやすい男性ランキング」はいわゆる「高収入職業ランキング」にも見えます。
女性は「すごい人達が結婚相談所にもいるのね」の感想よりも、さらに一歩踏み込んだ視点が大切。
重要なのはそのような方達が結婚相談所に実際にどのくらい登録しているのかを把握することです。
いくら会いたいと思っても、構成比0.1という数字は1,000人に1人。
女性は実際は「恋焦がれるだけで終わる可能性は高い」のです。
登録者数2位:技術職 / 4位:IT関連職
「誠実だけど不器用」「実直だけど細かい」「派手さはないけ高収入」とダイヤの原石度ナンバー1と言われる「理系男子」。「成婚しやすい職業」と合わせ、ダブルでランクイン。
登録者数6位:メーカー関連職
「実際にどんな仕事をしているの?」というご質問も多い「メーカー関連職」。
「メーカー」という地味でも安定感ある様子が昨年度からさらに人気上昇。
登録者数9位:営業・企画系職種
こちらは「成婚しやすさ」も9位のダブルランクイン。
コミュニケーション能力の高さは短期で成婚しているという情報もある。
登録者数14位:医師
ハイスペック男子の代表格「医師」。2019年度も成婚しやすさは上昇。この点は特に言及なし。
成婚しやすいランキング上位の「銀行・証券/クリエイター・マスコミ系/その他金融系/コンサルタント職/士業」よりも登録人数が若干ながらも多いことが注目される。
仕事内容がよくわからない職種は成婚しにくい
登録者数1位なのに成婚しやすさが低い「会社員(その他)」
IBJ最多の登録数「会社員(その他)」は成婚しやすさに厳しい数値。昨年度よりもさらに減少(70.4%→62.59%)
年収と仕事の内容のバランスが微妙な場合は女性から「どんな仕事なの?」と警戒され、お見合いから成立しない傾向もある。
プロフィールに仕事内容を少し丁寧に書くなどプラスアルファの工夫が必要と思われる。
【IBJ男性登録会員数ランキング】
女性が結婚したい職業の男性は超激戦
「男性が成婚しやすい=女性が結婚したい」点からみると、登録者ランキングの21位以下に「成婚しやすい職業TOP10」のうち7職種が入っている。
構成比1%以下。男性100人いる中で1人存在するか否か…。
まとめ
結婚相談所は男性が有利です。これは男女比4:6から言えるもの。
ただ、男性もこの職業と成婚のしやすさの関係をみると、結婚相談所に入れば余裕で結婚できるというものでもなさそうです。
女性はさらにしかり。
「会いたい人に会う」ためには多数の「同性との比べ合い」に、自分をどう差別化していくかを真剣に考える必要があります。
【IBJ成婚白書2019年度】
成婚者数 6,984名
中途退会者 19,805名
登録会員数 約63,000名
登録者に対する成婚率11%
この数字をどのようにとらえ、実行し、成果をつかむか。
成婚者の方に「棚ボタ的にラッキー」という方はいるのでしょうか。
ひたすら試行錯誤と自分の振り返りを惜しまず、その中で偶然のように出会えた幸運を逃さなかった、ということのように感じます。