森とうです。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。
お見合いでよく聞く悩みが、「初めまして」の次に、何を話せばいいか分からないというものです。
一度沈黙してしまうと、その後ずっと気まずくなる。
だから余計に緊張して、空回りしてしまう方も少なくありません。
この記事では、最初の沈黙を避けるための考え方と、一言目の置き方をお伝えします。
最初の沈黙は、話題不足ではなく「緊張」が原因
お見合いでは、名刺交換もできず、「この度は」という仕事上の常套句も使えない。
むしろ、ペラペラ営業マンのようにしゃべるほうが相手に警戒される…
ここで大切なのは、「一気に場を攻めよう」としないことです。
最初の会話に必要なのは、話題の引き出しではなく、安心感です。
まずは「ここまで来てくれた」ことをねぎらう
お見合い場所に向かう時間は、誰でも落ち着きません。
慣れた場所でも、会う相手が初対面なら同じ。
だから、最初の一言はこれで十分です。
- 「ここに来るまで迷いませんでしたか?」
- 「今日は来てくださって、ありがとうございます」
これだけで、相手は「気にかけてもらえた」と感じます。
会話の内容より、空気が先に整う瞬間です。
相手が席を取ってくれていた場合は、必ず一言
最近は、当日席のお見合いが増えています。30分以上前から並んでいる方も少なくありません。
もしお相手が先に席を確保してくれていたら、
- 「早く来てくださっていたのですね。ありがとうございます」
この一言があるだけで、印象は大きく変わります。
無難で強い話題は「天気」と「今この場」
ねぎらいのあと、使いやすいのは、天気とその場の状況です。
- 「今日は思ったより寒いですね」
- 「電車の中、結構混んでいませんでしたか?」
- 「この時間帯は賑やかですね」
ポイントは、一言で終わらせないこと。
少しだけ言葉を足すと、相手が返しやすくなります。
相手は「会話をつないでくれる人だ」と感じ、安心します。
「お会いできてうれしい」は、最初に伝える
出会いのお礼を別れ際に言う方もいますが、お見合いでは、最初に伝えた方が効果的です。
- 「今日はお会いできてうれしいです」
この一言があるだけで、「今日は良い時間にしよう」という意思が伝わります。
ポジティブな言葉は誰でもうれしいですからね。
「初めてなので」は、ちょっと危険
「お見合いは初めてで…」という言葉は、不慣れさを伝えたい意図でも、誤解されやすい表現です。
もし緊張を伝えたいなら、
- 「お見合いに慣れていなくて、少し緊張しています」
この方が、相手に安心感を与えます。
現場で本当に使いやすい質問は、この2つ
もし用意している質問をすべて相手に聞いてしまった…ということもよくあること。
その場合は、お相手が答えやすく、負担をかけない質問例は次の2つです。
- 「私のプロフィールでわかりにくいところとかありませんでしたか?」
- 活動中の土日って忙しいと思いますが、もし自由時間があれば「これをしたい」というのはありますか?
どちらも、事実を詮索せず、相手が自分で答えを選べる質問です。
この質問はちょっとお相手の本音も聞けたりしますよ。
とりとめのない会話の方で大丈夫
お見合いは1時間しかありません。深い話ができなくても、大丈夫です。
初対面で質問が続くと、会話は簡単に「尋問」になります。
それよりも、
- 気遣い
- 共感
- 落ち着いた空気
これが残る方が、「また会ってみよう」と思われやすいのです。
切り出しが整えば、お見合いはほぼ成功です
会話の切り出しに、特別な才能はいりません。
相手が安心する言葉を、最初に置けるかどうか。
それだけで、第一印象は大きく変わります。
お見合いが、「評価される場」ではなく「人として向き合う時間」になるように。
この記事が、その一助になれば幸いです。
もし一人で考えても先が見えなかったら
「自分の場合、どこをどう直せばいいのか、具体的に分からない」
そんな時は、ノウハウをは集めるよりも、
ご自身の婚活を少し整理するだけのほうが効果的な場合も多いです。
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