森とうです。こんにちは。
千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。
プロフィールを丁寧に作るのは婚活の大前提です。
でも、なんとなくみんな同じような感じが増えていますよね…
そうなんです。その中で、最近注目されているのが「カジュアル写真」だと考えています。
今回は婚活アプリと違う結婚相談所ならではの「カジュアル写真」の効果的な載せ方をまとめています。デメリットも紹介していますので、参考にしてください。
なぜカジュアル写真が注目されるのか
カジュアル写真が注目されてきたのは「スマホによる閲覧」が影響しています。
最初に公式プロフィール写真(上記写真参照)がトップに出ますが、そのまま横スライドさせると、公式写真2枚目の次にカジュアル写真に進むのです。
※パソコン画面ではカジュアル写真は見られません。(2021年9月現在)
確かに「公式写真」で目が留まっても、カジュアル写真でリアルを確認してからプロフ文章に進むという流れになっていますね。
プロフィール写真じゃ、ダメなんですか
プロフィール写真をしっかりとるのは基本です。
ただ、プロフィール写真はプロに髪型から撮影まで作り上げてくれる「作品」。
奇跡の一枚と言われる写真もあります。
プロによって作られた「作品そのまま」でお見合いに臨むのは現実不可能です。
カジュアル写真は、公式写真でどうしても高まりすぎたお相手へ期待感・温度感をほどほどの湯加減に冷ましてくれる効果があります。
写真との違いを女性は「お互い様」と考える方は多いですが、男性はとてもシビアに「交際お断り」を考えてしまいます。「奇跡の写真」の功罪を感じますね…
「成婚への可能性」を後押し
「カジュアル写真がない」という方もいます。
でも婚活では常にライバルがいることを忘れてはならないです。
成婚率の高い相談所の会員の方達のプロフィールを見ると、本当によく準備されています。
プロフィール写真に加え、カジュアル写真もフル装備しているということですね。
プロフィールの作り込みからその人の「積極性」がアピールできるようになっている、とも言えます。
効果的な載せ方とは
基本は普段の生活の様子を載せること。
「写真がないからいいや」という方も多いので、用意することで確実に本気度のアピールにつながります。
カジュアル写真は縦型を利用
システムの構造上、掲載写真は「縦型写真」を利用することをお勧めします。
横型写真を載せると、自動修正され、縦にレイアウト補正されてしまいます。
プロ撮影である必要はない
今はアプリ婚活でもプロフ写真はプロに撮影してもらう方が増えているようです。
ただ、結婚相談所の場合、カジュアル写真まで「プロ写真」では公式写真と同じ感じ=盛った感じに映ります。
家族や友達にとってもらった程度で十分です。
相談所の担当者にとってもらってもいいですね。
自撮りはセンスが問われる
やめたほうがいいのは「自撮り」と相手に伝わってしまう写真。
女性は特にシビアです。
男性の自撮りってなぜかキメキメ感、バレバレです
男性はキメキメ写真を選びたがりますが、女性は「屈託のない笑顔」「全開の笑顔」のほうが「優しそう」「親しみやすそう」と高評価です。
自撮りも自分目線より他者目線です。
修正よりも「露出」の高さが大事
写真の編集機能は日々よくなっていますが、修正しだすと際限がなくなり、結局「別の人」になりやすいです。
それよりも手を加えてほしいのは「写真の明るさ」つまり「露出」です。
スマホ画面で暗いと印象が薄く、読み飛ばされてしまいます。
「明るさ補正」は丁寧にしてください。
「料理」の写真は見られない
「自分の手料理」や「旅先で美味しかった料理」の写真を掲載される方がいます。
料理写真だけで「自分の世界観」が伝わることはまずないです。
料理を作っている姿は訴求感があります。
男性の料理姿は好感度高いですね。
女性のエプロン姿は一歩間違えると「やらせ感」にもなり、難易度高めです。
むしろ、「仕事の様子」「テレワーク中のパソコン風景」「パソコンを打つ姿」などは「共働き」のイメージが伝わりやすいという声もあります。
マスク姿も効果的
時節柄、マスク姿で過ごす時間が増えました。
お見合いの最初の出会いで「マスク姿で相手がわからない」という声も多数あります。
他に写真があることが前提ですが、お見合い前にはお相手のプロフィール写真を見返すので、「マスク姿だとこんな感じ」という一枚があるといいですね。
逆効果な載せ方とは
カジュアル写真を掲載したのに、逆効果になる例もあります。
プロマイド写真集と化した写真3枚
女性に多いのですが、3枚ともプロ写真。まるでプロマイド写真集のような作り。
プロにとってもらった写真は素敵ですが、本来の目的からどんどん離れていきます。
また、いろいろなプロ写真を載せると「撮り直し写真」を想像させ、婚活がうまく行かない人という余計な印象を与えてしまう可能性もあります。
キラキラインスタ映え写真
原型がわからないほど加工修正した写真を載せる方がいます。
また、ナイトプール?クルージングパーティ?といったキラキラ生活の写真も効果的とはいえないです。
リア充アピールされても、結婚相手じゃないなって思います
綺麗な写真を載せたい、という気持ちはあるかもしれません。ただ、本来伝わるべき人が何を求めているかを理解して載せることがカジュアル写真の意味です。
生々しい写真
リアルがいいとはいえ、男性の場合は「自分の部屋が背景に映っている」「友達との飲み会の時に撮った赤ら顔の写真」などはなまなましく汚い写真と受け取られる可能性もあります。
スタンプだらけで、もはや当人がわからない写真
結婚式や会社の送別会の時に撮った写真くらいしかない、という方に多いです。
個人情報保護の観点から当人以外の画像は消していただいていますが、スタンプをつけすぎて、もはや本人の姿よりスタンプマークしか印象に残らないのも逆効果です。
同じように、集合写真を拡大し過ぎて画質が落ちた写真も掲載する意味がないかもしれません。
プロフィール文章とリンクすること
さらに効果的なのは、プロフィール文章にカジュアル写真の補足説明を入れることです。
カジュアル写真は自分で掲載できますが、プロフィール文章への記載は相談所との連携が必要になります。
大変ですが、それこそ自分の「書きっぱなしプロフィール」を見直す機会にもなり、大変効果的です。
特に登録者数の多い30代女性はライバルとの差別化にはぜひ挑戦してほしいところです。
まとめ
IBJ婚活に限ったことかもしれませんが、スマホアプリでの閲覧が快適になるほど、プロフィールは一瞬で読み飛ばされる傾向にあると感じます。
自分のプロフィールにいかに手をとめてもらうか。
そのためにはカジュアル写真の重要性がより増してくると思います。
難しいのは自然体を維持しなければならないこと。
ここにプロの技が過度にはいれば、公式写真が増えるだけになり、結局見られなくなります。
カジュアル写真に力を入れる人達はまだ少ないかもしれません。
他人がやっていないからやらなくていい、ではないです。
残念ながら、カジュアル写真が必要ない人は申し込みが殺到するほんの一部の方達。
その方達がもし本気でカジュアル写真にも対応してきたら、不安な気持ちで活動する方達は吹っ飛ばされてしまうかもしれません
相談所と一緒にがんばれば「ナルシスト回避」
相談所でカジュアル写真を展開するメリットは第3者(相談所の目)があること。
「これはナルシスト」「これはアピールになる」など客観的な意見が得られることです。
せっかく結婚相談所で活動しているのであれば、カジュアル写真3枚にしっかり取り組んでほしいです。