森とうです。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所を経営しています。
真剣交際中のカップルから成婚退会について、次のご質問を頂きました。
【日本結婚相談所連盟の「成婚」の定義】
会員同士がお互いに結婚すると合意すること
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婚約
「会員同士がお互いに結婚すると合意」はとてもザックリしています。結婚相談所によっては成婚退会のタイミングは様々です。
主な成婚タイミングは次の2つ。
- プロポーズ→婚約成立→成婚退会。
- 親紹介→プロポーズ→婚約成立→成婚退会。
それぞれメリット、デメリットがあります。
(出典元:日本結婚相談所連盟 ルール&マナー)
親紹介せず「プロポーズ」だけで成婚退会する危険性
真剣交際終盤に男性から「結婚してください」とプロポーズ。男性はその後、「結婚の合意が取れたから」と成婚退会を急ぐ方がいます。相談所もそのように促すところもあります。
ただ、この場合はプロポーズのあとに女性の気持ちが下がることもあります。
なにより、退会後の「親紹介」にまつわる「様々なハードル」が乗り越えられず、「破談」となると、すべてがゼロになります。実は成婚退会後の破談は「親紹介」に関係することが大変多いです。
退会前に「双方の親紹介」が重要な理由
成婚退会後のトラブルについて、実際にTwitterからの多くのご相談を受けます。
- 真剣交際中、何も親に相談せず、成婚退会後に「突然連れてきた結婚相手」にビックリ。反対され、破談。
- 成婚退会後に親に紹介したら、「もっと良い条件の相手はいなかったのか!」と言われ、破談
- 成婚退会後「親に挨拶」へ行ったものの、親の前で交際相手の態度があいまい。「結婚」という言葉も出ずに、その後、信頼関係も崩れ、破談
上記のような悲劇に遭わないために、交際中にあらかじめ「結婚前提でお付き合いしています」と報告をしておくことは大切です。
事前情報を伝えておくと、ご両親も「心の準備」が出来ます。二人が不安になった時に「勇気の後押し」してくれる場合もあります。
まとめ
成婚退会のタイミングは相談所によってさまざまです。
ただ、
コロナの影影響下では「高齢の両親に会えない」という状況は一部ありました。
でもLINEなどのビデオ通話や、ふたりの写真入りのお手紙を送るなど
真剣交際の「交際期間満了」といったものに急き立てられてしまうかもしれませんが、慌てる必要はありません。大切な人生です。
「指輪」「結婚式」などに舞い上がってしまうかもしれません。それも仕方ないです。
でも、「結婚は一つの家族が社会に誕生する」という重要さがあります。
成婚は「二人の認識」だけでなく、