森とうです。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所を運営しています。
今回は、35歳女性の成婚体験記をご紹介します。
活動期間は約半年。お相手は42歳、初婚の会社員男性です。
活動を始めた頃は「同世代の人と結婚したい」と考えていた彼女ですが、実際に人と会っていく中で、自分がどんな相手と暮らしたいのかが少しずつ分かっていきました。
その活動を、ご本人の言葉で振り返ってもらいました。
【活動内容】
- 活動期間 約6か月
- 活動開始後2か月で約40人に申し込み
- 最初の2か月のお見合い 12回
- 成婚相手 42歳男性
婚活を始めるまで
30代女性にはよくある話かもしれませんが、これまで仕事にもやりがいがあり、キャリアも順調でした。
友人たちと旅行に行ったり、自由に過ごしたりする時間を優先し、「結婚したい」という気持ちからは遠いところにいたように思います。
ただ、コロナ禍が始まり、しばらくすると状況が変わりました。もともと忙しかった仕事がさらに多忙になり、緊張と仕事の重責が続く中で、心と体のバランスを崩して数か月仕事を休むことに。
倒れてみて初めて、仕事が一番だったこれまでの人生を見つめ直してみようと思いました。
私も30代半ば。周りも結婚し、新しい生活を始めている姿を見て、初めて心から「自分も結婚したい」と感じました。
でも、正直、婚活には不安もありました。
今まで一人で生きてきた。
これからも一人で生きていける力はある。
もし婚活がうまくいかなかったとしても、またこれまでの生活に戻るだけ。
だから、今は婚活をやってみよう。
そんな気持ちで始めた婚活です。
結婚相談所を選んだ理由
婚活アプリも流行っていましたが、私はなんとなく抵抗がありました。
活動期間が長くなるのもつらいと思い、スピード感を重視して結婚相談所を考えました。
きっかけは、実家の母が森とうさんの出演したNHK「サラメシ」を見て、私に連絡をくれたことです。
もちろん大手の結婚相談所などもネットで調べた上で、入会を決めています。
私は番組を見ていなかったのですが、初回相談で実際に森とうさんと話をして、信頼できそうな方だと感じました。
婚活の良い面だけではなく、難しい面についても最初に説明があったからです。
そして、それを聞いても不思議と不安にはならず、「やってみよう」と思えました。
自分の中では、6か月くらいを一つの目安にして活動するつもりでした。
活動を始めて分かったこと
プロフィールは丁寧に準備した
プロフィール文はかなり考えて書きました。
撮影の服装も事前に相談し、当日はカメラマンさんから写真について説明を受けながら撮影。
出来上がった写真を見た周りの人から「あなたらしい写真だね」と言ってもらえたのが、うれしかったです。
待っているだけでは始まらなかった
プロフィールを公開すると、最初はたくさんのお申し込みをいただきました。
ただ、自分が入会前に勝手に思い描いていた「理想の人」から申し込みが来るわけではありませんでした。
しばらくすると申し込みも落ち着き、「待っているだけでは何も始まらない」ということが現実的に分かってきます。
そしてもう一つ気づいたのが、自分自身が「自分の理想」をあまり理解していなかったことです。
人に会うことで、自分が分かってきた
考えているだけでは分からないので、申し込みをしてくださった男性とも、できるだけ実際に会ってみることにしました。
すると不思議なことに、会うたびに「私はどんな人と結婚したいのか」が少しずつ分かってきました。
活動を始めた頃は理想の条件を挙げてはいたものの、今振り返ると、あまり現実的ではなかったように思います。
いろいろな人と会ううちに、「こういう人なら一緒に生活するイメージができる」という感覚が分かるようになり、条件も少しずつ整理されていきました。
それでもまだ、どこかふわっとしていましたが(笑)。
結局、私は「普通の人がいいな」と思うようになりました。
ただ、私にとっての普通とは、「一緒にいて、取り繕わず、普段の自分でいられる人」ということでした。
お見合いでは、いろいろな人がいた
婚活を始めると、本当にいろいろな人がいました。
- 待ち合わせ場所を間違えて遅刻してきた人。
- 時間ギリギリに走ってきて、お見合い中ずっと汗だくだった人。
- 今の一人暮らしがどれだけ充実しているかを話し続ける人。
- 一生懸命おやじギャグを言う人。
- お見合い中に手を握ろうとする人。
- 初デートで個室に誘ってきた人。
驚くこともたくさんありました。
それでも、人に会ってみないと分からないことがあるのも事実でした。
婚活中に意識したこと
自分の気持ちを言葉にする
仮交際が始まってからは、「うれしい」「楽しい」「ここに行きたい」「これが食べたい」「これは苦手」「これは嫌」という自分の気持ちを、できるだけ言葉にするよう意識しました。
私は周りに気を使うところがあり、相手が自分のことをどう思っているのかを勝手に考えたり、相手を優先して自分が遠慮したりしがちです。
でも、それでは自分のことも相手には分からない。「この人いいな」と思う交際ほど、「また会いたいです」と自分から伝えるようにしていました。
違和感をそのままにしない
相手に対して違和感を覚えた時は、そのまま受け流さない方がいいとも思いました。
違和感があっても、「そういうものなのかな」と流してしまうと、いつの間にか自分が我慢することが増えていました。
そして、何に違和感を持っているのか、自分でも分からなくなっていくことがあります。
お見合いやデートの後、その日にあったことや自分が感じたことを報告する中で、「あ、自分はここがおかしいと思っていたんだ」と気づくこともありました。
自分の気持ちを言葉にすることは、私にはかなり大事だったと思います。
期限から逆算して動く
私は婚活にある程度期限を決めて、「いつ頃までにどうなっていたいか」を考えていました。
たとえば、6か月後に成婚退会したい。そのためには、今月何人くらいと会うか。そのためには、何人くらいに申し込んでみるか。
そこまで細かくすると、「今日は何をすればいいか」まで見えてきます。
大きな目標だけを考えるより、自分が実際にできるところまで小さくした方が、私は動きやすかったです。
自分の体調も予定に入れる
私は生理の影響で、月の中に気持ちが沈みやすい時期があります。いわゆるPMSです。
そのため、月の予定を見ながら、「この時期は気持ちが落ちやすい」ということも前提にスケジュールを組んでいました。
気分が落ちた時に婚活そのものを全部止めてしまわないよう、「ここまではやっておこう」と先に決めておく。
自分の体調を無視して頑張るのではなく、体調も含めて予定を考えることは、自分の安心にもつながりました。
彼のプロフィールの第一印象は「合わなそう」(笑)
結果的に結婚することになった彼との出会いは、彼からの申し込みでした。
プロフィールを見た最初の印象は、「落ち着いていそう」。
そして私は、よくしゃべる、むしろうるさいタイプなので、「きっと合わないだろう」とも思いました(笑)。
でも、「会ってみないと分からない」と思い直し、お会いすることに。
実際に会ってみると、お見合いの席を事前に取って迎えてくれるなど振る舞いもスマートで、しかも聞き上手で話し上手。
話が途切れず、とても楽しかったです。気づくと1時間以上経っていて、慌ててお見合いを切り上げました。
なにより、お会いして本当に良かったです(笑)。
そして、このお見合いをしたことで、それまでのお見合いでは自分が無理をしていたことにも気づきました。
いつもはお見合いが終わると疲れ果てていたのに、彼とは時間を忘れるほど楽しく話せたからです。この感覚は初めてでした。
「この人と結婚したい」と自然に思えた
婚活で出会う相手とは、話してみないと分からないことがたくさんあります。
それが疲れる時もありました。
彼は、そんなにベラベラ自分のことを話すタイプではありません。それでも私は、彼には「言わない優しさがある」と感じるようになりました。
精神的にも安定していて、一緒にいるととても安心できる人です。そのことに気づいた時、「この人と結婚したいな」と素直に思えました。
生理で体調がつらい時や仕事が忙しい時も、彼には正直に話すことができました。
男兄弟で育った人なので、女性が望むことには少し鈍いところもあります(笑)。でも、一緒にいて学ぶことも多く、尊敬できる人です。
婚活をしている方へ
私が成婚できたのは、自分で行動したことも大きかったと思います。
婚活を始めると、おそらく「思っていたのと違う」と感じることがあります。
自分では「この条件なら」と思ってお見合いしても、実際に会うと違ったということもあります。
交際相手の何気ない言葉に傷ついたこともありました。
めげそうになった時には、
「人生で婚活を頑張る時間は今だけ」
「今日より若い日はない」
と気持ちを奮い立たせていたように思います。
ただ、なんでも頑張ればいいわけではなく、自分が何を感じているのか、違和感を流していないかは大切にしていました。
必要なら自分から動くこと。そして、プロフィールだけで決めず、実際に会ってみること。
私は活動中、「会わない後悔より、会って反省した方がいい」と思っていました。
結果的に、成婚した彼も、プロフィールだけを見れば「合わないだろう」と思った人でしたから(笑)。
婚活を始める前は、自分がどんな人と結婚したいのか、よく分かっていませんでした。
でも実際に人と会う中で、自分自身についていろいろなことが分かってきた。
それが、結果的に半年での成婚につながったのかなと思っています。

