森とうです。こんにちは。千葉県柏市で結婚相談所を経営していています。
今回は弊社が開業して以来、最も長く活動された女性の成婚談をご紹介します。4000字を超える大作です。
なぜなら活動期間はなんと4年。IBJの最も多い成婚者の活動期間は約6カ月に対し、8倍です。
婚活は短期の成婚はとても注目されます。でも女性は「自分のペースでいいんだ」という励ましの言葉を伝えています。
「婚活に先がみえなくなっている」「周りはどんどん結婚して焦る」など感じている方こそ、参考になるかもしれません。
女性は9歳年上の男性と結婚しています。IBJのカップルの年齢者は3~4歳差。
かなり年下女性と結婚したい男性は女性はどの観点を観ているのかも書かれています。参考になれば幸いです。
森とうさんの相談所に入るまで2回無料相談を経験
20代は友人の紹介や婚活パーティー参加するも結局出会いはありませんでした。
そこで、職場近くの相談所に仕事帰りに行ってみました。
「無料相談と婚活体験ができる」とあり、説明を聞きに行くだけだったのですが、なんとその日のうちに「撮影スタジオを予約しているから。普段着で大丈夫だから」と相談所の人にいわれて、「ほぼノーメイク」で婚活写真を撮りました。
撮影された写真はもう…
仕事明けの疲労感などがわかる写真でした…
「相談所ってこんなに強引なんだ」と不信感が募り、結局入会はせず。
写真もお金だけ払い、数日後に画像が出来上がるとのことでしたが、受け取りにすら行く気にならず、いまだにそのままです。
そしてまたしばらくしてもう1カ所、職場近くの相談所に行ってみました。
地元過ぎても身バレするのが嫌だし、仕事帰りのほうが相談に行きやすいかなと思ったからです。
でも、結局、無料相談の担当者の方は「グイグイ入会を勧める感じ」でどうしてもなじめず、そこも入会せずに帰って来ました。
友人がIBJ系列の相談所で結婚。再度、結婚相談所の門をたたく
その後、相談所への不信だけが募り、1年経過していました。
ある日、友人が「結婚相談所に登録して、あっという間に結婚した」という話を聞きました。
「結婚相談所って本当に結婚できるんだ」と、これまでさんざん相談所に不信感しかなかったのですが、初めて「希望」を感じました。
友人からは「結婚相談所にはいろいろな団体があるけど、IBJであれば安心だよ」とも教えてもらいました。
友人は都内のIBJ系列大手相談所で活動していました。
友人の「婚活写真」はきちんと準備して臨めたようでした。
IBJ提携の撮影スタジオでは「事前に予約して、いつもより濃いしっかりしたメイクで写真を撮ったよ」という情報ももらいました。私みたいなトホホな経験はしていなかったです。
友人の話を聞いてからまもなく、私の職場の異動もあり、異動先の近くでまた相談所を探してみようとやる気が出てきました。もう30歳を超えていましたから‥‥。
31歳になり、森とうさんの結婚相談所活動開始へ
私は自分の性格上、大手ではなく「アットホームな雰囲気」で「IBJ系列の相談所」にしようと探してみました。
以前は検索しても気づかなかったのですが、森とうさんの相談所をネットで偶然見つけ、説明を聞きに行き、ここならと思い入会を決意しました。ここまで来るのに何年もかかってます。
婚活準備で自分の良さも知る
私はこれまでいわゆるオシャレな服装や化粧というものをしてこないでいました。
森とうさんからは「ナチュラル系」と褒めてもらっていましたが、要は「ほぼすっぴん」です。
プロフィール写真の撮影時にメイクさんに丁寧にメイクをしてもらい、自分の良さに改めて気づくことができました。自己流は限界があります。
また、森とうさんは元化粧品会社にいたとのことで、少しメイクテクなども教えてもらい、頑張った記憶もあります。それでもやっぱりメイクは苦手です。
洋服はこれまでの自然派テイストではなく、「女子アナを意識」してみました。
真剣交際直前まで進んだ男性から「宗教」の告白
最初の頃は一生懸命申し込みもし、申し受けもいただき、頑張りました。
色々な人がいて、疲れることもありましたが、当時は友人の「あっという間に結婚できた」という言葉を支えに頑張れたのだと思います。
3ヵ月位経ってから、ある男性との出会いがありました。
実家暮らしの方でしたが、結婚の条件は良く、結婚相手にふさわしい方だと思い安心しておつきあいを始めました。
仮交際中なんだか少し違和感というか、引っかかる点はありましたが、100%完璧な人間はいないので、「この人となら真剣交際に進んでもいいかな」と思いました。
でも、4回目か、5回目のデートの時に男性から「実は宗教に入っている」との告白が‥‥
今のIBJのプロフィール(2022年)には宗教の項目がなくなっていますが、私が活動を始めた当時はまだ宗教の項目があり、そこ当時「宗教なし」とありました。
詳しく聞くと、「自分は入ってはいるけど、活動はしていない。だけど、親は活動している」とのこと。
宗教そのものが悪いとは思いません。私もお正月には神社に行くし、お寺巡りもするし、結婚式は教会で、など思ったりします。ただ、いわゆる新興宗教でした。
そして「親を尊敬しているし、今の状況は変えるつもりはない」という言葉が決定打になりました。
だって、実家暮らしで親が近くにいて、親を尊敬しているということは、宗教の影響もかなり受けると考えました。
そして、最初のデートの頃に「宗教はしていない」と言っていたんです。
確かに「本人」は宗教の活動はしていなくても、親は活動しているじゃないですか。私の質問に「正確に」は答えているけど、そうじゃないでしょ!とツッコミたい気持ちです
結局、「嘘」をつかれたことで一気に不信感がつのり、お別れしました。
その後、私の「心配性」が復活してしまい、婚活テンションが落ち、なかなか浮上できない日々が始まってしまいました。
IBJとはいえ、プロフィール上の言葉を信頼し過ぎてしまった自分の反省もあって、その後、お見合いそのものにとても慎重になってしまったのです。
長くつらい2年間が始まる
その後の活動はとても低調でした。
私は「人を信頼できなくなってしまった病」にかかったのだと思います。
ただお見合いを繰り返す日々を続けていました。心は全然楽しくなかった記憶があります。
その中でも、ある男性と仮交際が進みました。お相手は2つ上の男性です。とても積極的な方でどんどん交際が進みましたが、どこか自分が無理をしている思いがありました。
匂いというか、スキンシップがどうしても受け入れられなかったのです。
悪い人ではないということはわかっていたのですが、グイグイ来る感じが怖くて、その人ともやはりお別れしました。
その人はしばらくしたらすぐに別の人と真剣交際のハートマークがついていて、退会していました。
人の相性って難しいな、私は結婚できるのかな‥とまた落ち込む日々が始まりました。
そして2020年コロナ禍が始まる
また職場異動があり、私は職場の責任者になりました。
すると、普段の仕事プラス人事管理的な仕事も増え、本当に忙しく疲れて、婚活へ気持ちがもっていけず、申し込みが全くできなくなってしまいました。
森とうさんから何回も面談や休会の提案までされましたが、「一度休会をしたら復活をするのは難しい」と感じ、活動は静かながらも続ける日々でした。
そしてコロナが中国で流行り始めたと聞きました。人に会うことにまた不安がよぎりました。
2022年少しずつ仕事にも余裕がでて、活動再開
森とうさんからいろいろ連絡が来ても、1か月後にやっと返事をするという日々を繰り返していました。
でも、そうこうしているうちにだんだん新しい職場にも慣れ、気持ちも少しずつ元気を取り戻してきました。
何もしていない月会費だけ払っていたような日々はたくさんあったのですが、休会しなかったことが再開できたのだと強く思います。
コロナの状況は一進一退で、ぜんぜん見通しもなかったのですが、私は人間不信から少し元気になり、公式プロフィール写真を撮り直してみたり、活動を再開しました。
プライベートのカジュアル写真が私にはなくて、森とうさんにカジュアル写真を撮ってもらったりもしました。そして家族の話やいろいろなことをたくさん話してきたように思います。
4年間も在籍したので森とうさんは「第2の母」みたいです。
35歳で突然、出会いが来た
4年間、いろいろな人に会いました。
お見合いした人は48人。仮交際は15人です。
婚約者である彼は都内在住の9歳年上の方です。彼からの申し込みです。
私のこれまでの希望は「同世代の人」で、申し込みも同世代の人ばかりにしていました。
9歳も年上の男性からの突然の申し込みに戸惑いましたが、写真も穏やかそうで条件面も安心できそうな方だったので、「一度会ってみようかな」という軽い気持ちでお見合いすることにしました。
彼はお見合いに都内からわざわざ千葉に来て下さり、プロフィールもしっかり読んできてくれて、たくさん質問してくれました。内容は仕事の話が多かったと思います。
これまでのお見合いの方達はプロフィールでは「明るい、気さく」と書いてあっても、当日はだんまり~という方も多く、お写真と様子が違う方もいて、戸惑うことが多かったです。
プロフィールを読んできてくれていない方もとても多かったです。
でも彼は写真通りの方で、会話のテンポも普通でした。とてもほっとした記憶があります。
私は思いのほか楽しかったので、すぐに交際希望を出しました。その時は仕事の話しかできなかったので、彼には「仕事ばかりの人でつまらないと思われたかな…」と思いましたが、翌日に交際成立の連絡が来て、とてもうれしかったです。
その時、自分が頑張っていることは堂々と話すべきだなと感じました。
その後も毎週のように会えました。彼と一緒にいると、落ち着けて、空気感が似ていると思いました。
彼も同じようなことを言ってくれます。
余談ですが、彼に「なぜ私に申し込みをしてくれたの?」と聞いても「忘れた」と言って話してくれません。
これもタイミングとご縁なのかなと思います。
今活動を頑張っていても不安でいる人へ
結婚相談所に入会する前に、友人からは「相談所は東京の大手でないとダメなのでは」と言われました。ただ、そこは本人がどのようなサポート、相談所を求めるのかによっても異なると思います。
IBJシステムはどこで入会しても同じです。場所は全く関係ないと思いました。
相談所の選び方は人それぞれだと思います。
最初にIBJを紹介してくれた友人は2~3カ月で結婚が決まりましたが、私は4年かかりました。でも辞めずに活動した結果、彼に出会うことができました。
婚活は時間をかければいいというものではないと思います。
でも、その人の歩みはその人しかできないし、自分の道は自分しか歩けない。
そして一生懸命やった結果、数年かかることはあり、それでいいのだと私は思います。
森とうからの補足
4年間の活動の中にはこれ以外のいろいろな物語がありました。
女性はとても「臆病さん」で、入会当時は正直「大丈夫かな」と思いました。
活動は不安症も災いし、上記のとおりです。いろいろ問いかけても音信不通のような状況もありました。
女性は婚活の歩みはとても遅かったですが、月日を追うごとに強くなる姿も見ることもできました。
今、女性はとても生き生き、明るく結婚準備を進めています。
婚活こそ、人は人、自分は自分です。
いろいろな婚活情報があふれている今だからこそ、人と比べるのではなく、自分に無理がないか、自分の歩みができているかを確認しながら進めてほしいと感じます。